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うみのこ運動会、響き合う子どもたち

うみのこ運動会は、今年も晴天に恵まれた。

お揃いだけどみんな違うTシャツは、自然染色したもの。

パン食い競争のパンは、前日に子どもたちが焼いたもの。


それぞれに「ちゃれんじ」を決めて、ダンスや登り棒に挑戦するのも、毎年目頭が熱くなる。

走るより上るより「踊りたい!」子たちのチャレンジ


でもまさか、

「大玉転がしがやりたい!」
「玉はどうしようか?」
「竹でできるかも!」という会話から、

近所の竹林整備で出た真竹を骨組みに球形を作り、自作の大玉まで完成するなんて。


竹の切り出しも、材をしならせて球形にするのも、その周りにペタペタ紙を貼る球作りも、子どもたちと一緒に動いていたのは、園のスタッフではなく父母たちだった😂

大歓声の中、嬉しそうに自作の大玉を転がす年長さんたち。ああ。なんて幸せな保育園なのだろう。



終了後も浜でお弁当を食べながら、卒園児も混ざっての「運動会遊び」が続く。

大人たちも真剣にビーチフラッグして、あっちでは鬼ごっこ、こっちではサッカー。みんなバラバラで、でも程良く交差もしながら、どの輪もとても楽しそう。



そのうち空気も冷えてきた。

焚き火を始めるお父さんがいれば、生きた魚を「これ焼きたいんだけど」と捕まえてくる子が現れる。

1年生のその子が器用に串刺しした魚を焼き、食べる様子を、憧れの目で見つめる小さな子がいる。



子どもたちが
響き合いの中で育っていく。

ずっと続いてほしい、幸せな海の風景。

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