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うみのこ醤油、できました

Homemade soy sauce, after 10 months of fermentation cared by children!!

そろそろ、醤油仕込みの季節。

今は、新型コロナウィルスの影響で、衛生面にかなり気を使いながら保育を行っている。だから、普段大事にしている「子どもが調理に参加する時間」も残念ながらすべて控えている。

今年の醤油を仕込むのも、待った方がいいかな... と考えたけれど、今仕込む醤油を食べるのは、来年の3月。菌の持続時間と発酵の力を考えたら、お醤油は大丈夫だな。

というわけで、改めて、3月に行った醤油搾りを写真で振り返っている。

うみのこたちが「おいしくなーれ」と手塩にかけて育て、10カ月寝かせた自家製醤油を解禁した日の幸せといったら、なかったな〜。千葉県鴨川市から搾り師さんにきていただき、船という道具で搾った自分たちの醤油。

樽の蓋を開けた途端、フワッと強くていい香り。50リットルの醤油のもとを少しずつ麻袋に入れて、船の中で重ねる。上から圧をかけると、搾られた醤油がポタポタと落ちてくる。

「おしょうゆだー!」「いいにおいー!」

味見をするうみのこたちの、嬉しそうなこと!

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その日の給食はもちろん、搾りたて生醤油で、うどん。

・「海のじどうかん」庭で育った菜の花の天ぷら
・朝の森遊びの時間に摘んできたミツバとヨモギの天ぷら
・収穫&釜揚げしたばかりの「とびうおワカメ」とメカブ(*小坪漁協のご協力で、毎年そっかの子どもたちはワカメを養殖しています)
・ブロ雅農園のキャベツ
・安田養鶏場のたまご


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足下のめぐみをたっぷり乗せて、ぼくらの醤油でいただきまーす! 

つながりのある食材で毎日が満たされるなんて、幸せな子どもたちです。


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雨の日や、午後のお昼寝時間など、室内で過ごす時間については、他の保育園同様、「できるご家庭は登園自粛をお願いします」とお願いしている。でも、距離をとりながら野外で遊ぶ時間については、なんとか守り抜きたい。

外出自粛が長期化する欧米では、DVの報告例が増えて深刻な状況。野外で遊ぶ時間は子どもの心身の栄養に不可欠だし、先が見えない中で不安いっぱいの大人にも、休息時間は必要なのだ。

これまでできたことができなくなるのは、苦しい。でも、これだけたくさんのことが一旦リセットされると、本当に大事にしたいものが浮き彫りになる。

1日も早く、誰にも気兼ねなく、目の前の海と森で思いきり遊べる日が戻りますように。今仕込むお醤油を搾る頃には、親子全員で笑って集うことができますように。


▶︎認可外保育施設うみのこ
https://sokka.life/blog/2020uminoko

▶︎そっか〜海で育つ子どもと地域〜(4分映像) https://vimeo.com/315557265


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