何ができるかわからないまま

世界中コロナ禍の2020年5月。こんなに爽やかな陽気なのにSTAY HOMEを合言葉に過ごす毎日。
もともと自粛要請だけでここまで徹底できる日本なだけに、緊急事態宣言が解除されても元の日常生活にパッと戻るとは考えにくい。

変化しながら、あらたにウイルスと共存する社会のはじまり

3月に〝ロックダウン〟のワードをほぼ人生初くらいに認識した頃は、すべてが止まってしまうような気がしていた。
でも、実際には人の移動がなくなっても確実に社会は動く。

この数ヶ月の間に、次々と新しいカルチャーが生まれてる。
たとえば、オンライン会議は前々からあったけど、まさかオンラインでリモート飲み会するなんて…しかも、やってみると意外と有意義な時間だったりするから不思議。人と時間を共有することが、今の気分にはとっても価値あることなんだと実感してしまう。

ライフラインを維持するのに欠かせないエッセンシャルワーカーにかかる過度なストレス然り、休業せざるを得ない業界や規模縮小で自粛しながら模索を続ける業界、事情はそれぞれ違っても影響を受けない人はいない。
これから時間差で多岐にわたり、経済的な影響が出てくるし、社会の構造が変わるタイミングだと思う。

ウイルスと共存しながら、経済活動を再開する社会はまったく新しい世界。
そしてこの自粛生活の中でみんなが、必要なものと不要なもの、自身にとって大切なことを再認識することになり、人の価値観が変わってしまった。

まさに時代の境界線にいる感覚がある。

そう考えると、パフォーマンスが低下しても少しずつ前に進むことが、今はとても重要なんだと思う。
止まっていても何も生まれない、たとえ踠いているだけのようでも今はジタバタすることが有効。足踏みしているように見えても、それが次のステップになるから。

「社会のために自分は何ができるのか…」考えてもわからない。
けっきょく、何ができるのか?考えていても答えは出てこなそうなので、手探りしながら今起こっている社会の変化を捉えていきたい、そう思う今日この頃です。

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