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仮想通貨トレーダー / Botter よしそ(EXODUS)対談書き起こし

質問者:仮想通貨トレーダーボッターのよしそさんにお越しいただきました。よしそさん、よろしくお願いします。

よしそ:よろしくお願いします。

質問者:今、3月6日に収録しているんですけれども、ちょうど昨日、3月5日にビットコインが対ドルでも6万9千ドルの最高値を更新いたしました。
本当に激しく、その後今この収録時点では少し額が落ちてきているんですけれども、まさに目まぐるしく相場が動いたこの1、2週間の動きだったと思います。
このようなタイミングでトレーダーボッターのよしそさんにお越しいただきましたので、ぜひとも今後のビットコインの動きなども含めてお話をお伺いできればと思っております。よしそさん、よろしくお願いします。

よしそ:まずはじめに、自己紹介をさせていただきます。よしそと申します。
現在は完全な専業のトレーダー、いわゆるボッターとして仮想通貨のトレーディングを主にお仕事としてやっております。
仮想通貨自体は2017年のバブル崩壊後直後から入りまして、ビットコインを買ってそこからちょこちょことトレードやボット、予測モデルを作りながら遊んでいたのが仮想通貨に入ったきっかけです。
もともとはエンジニアをしていて、スタートアップの界隈に結構いたんですけれど、最後は金融系のスタートアップにいて、機械学習関連のモデルを作ったりしながら仕事をしていました。
そこから独立して、自分でそのモデルの開発と機械学習を使ったクリプトのトレーディングを始め、今に至ります。

質問者:なるほど。独立されたのはちなみにいつぐらいですか?

よしそ:2021年、ちょうどバブルが来た時の10月ぐらいですね。
バブルの時にある程度の金額の資産を築いて独立してやっていけるかなという形です。

質問者:すごいですね。ちなみにボットトレーダーという今の事業についてですが、なじみのない方もいるかと思うので、何をしているのか教えていただけますか?

よしそ:ボットトレーダーというのは、いわゆるシステムトレーディングみたいな文脈で株とかで言われていることと似ています。
裁量トレーディングとボットトレーディングに分けられて、裁量トレーディングは自分でビットフライヤーやコインチェックのUIから売買することを指します。
一方、ボットトレーディングは自分自身はトレードの執行には触らず、システムを開発して売買をやらせる形です。
僕の場合は、短期の取引から長期の取引まで行いますが、特に長期のタイムフレームで取引をしていて、ビットコインやイーサリアムなどの今後1週間や1ヶ月の動きを予測し、その予測スコアをもとにシステムが運用しています。

質問者:ボットトレードというと、秒単位での取引をイメージしていましたが、1日やもう少し長い期間での取引もあるんですね。

よしそ:僕の場合は長期のタイムフレームで取引をしています。
数日から数週間のタイムフレームで持つことが多いです。
モデル自体は随時更新しますが、ポジションはその時々で変わります。

質問者:なるほど。中長期の場合、取り込むデータは過去の値動きやテクニカルデータを中心に分析するのですか?

よしそ:はい、基本的に値動き自体が一番重要なデータで、チャート由来のデータを重要視して使っています。
他にも仮想通貨ならではのデータを組み合わせて予測モデルを作っています。

質問者:まさに今週、先週からめちゃくちゃ相場が動いてますけど、これは同じモデルでポジションを変えたことぐらいしかやってないってことですか?

よしそ:そうですね。ずっと大丈夫かなと思って眺めていたぐらいです。

質問者:もちろん自分の作ったボットは信頼していると思うんですけど、これだけ目まぐるしいニュースや動きがあると、途中で「あれ、ちょっとここ手でやった方がいいんじゃないかな」と思うことはないんですか?

よしそ:そこは確かにめちゃめちゃありますね。やっぱり怖い部分はあります。
ただ各ボットごと、取引戦略ごとにリスクの限界、これを超えたらロスカットする、戦略自体を一旦停止して様子を見るという条件を決めているので、そこに行かない限りはGOでという形で運用しています。

質問者:なるほど。リスクの状態も見ていて、ボラティリティ的に持ってるポジションの最大ドローダウンが発生してもリスク許容度を超えないようにしているんですね。

よしそ:はい、そうですね。ある程度コントロールされたポジションを持っているイメージです。

質問者:ちなみに今収録している3月6日で、オールタイムハイまでぐっと上がり、そこから少し落ちてきましたが、よしそさんのボット的にはいい働きをしてくれてましたか?

よしそ:そうですね。僕のボットはちょうど昨日はショートしたまま寝ていました。
現物は持っていましたが、ショートをかけてヘッジを入れていました。
6万3千ドルくらいからショートを入れていたので、値は悪かったですが、結局利益が出るところまで落ちてきて、今朝全てのヘッジを解除しました。

質問者:すごいですね。利確のタイミングは手動でやるんですか?

よしそ:結構長期のやつは自分でオーダー発注することもあります。
自動でやっている部分もあって、そちらもショートポジションを持っていて、今朝見たら8割9割ショートを閉じていました。

質問者:ちなみによしそさんは基本的には一人でやられてるんですか?

よしそ:そうですね、一人です。

質問者:素人みたいな質問で申し訳ないのですが、どのくらいボットが走ってるんですか?

よしそ:人によりますね。10、20のボットを同時に回している人もいますが、僕は2、3から5個くらいのコアな戦略をメインで運用しています。

質問者:取引銘柄はどのようなものが中心ですか?

よしそ:取引量が大きい銘柄でないと触れないので、ビットコインやイーサリアムなどの大きい銘柄が基本的な取引対象です。

質問者:現物も買いますか?ショートやロングできるものもいろいろ買いますか?

よしそ:僕は先物を使っています。ロングやショートどちらもできる方が好みです。

質問者:利用しているのは日本の取引所ですか、海外の取引所ですか?

よしそ:海外の取引所を使っています。

質問者:それはなぜですか?

よしそ:銘柄数と流動性の問題ですね。
日本の取引所は流動性が低く、取引が厳しい状況なので、どうしても海外の取引所を使わざるを得ません。

質問者:ボッターの中でもミームコインや草コインが得意な方もいるんですか?

よしそ:はい、いますね。
その中でも攻めている領域は幅広く、僕のように方向感を当てに行く人もいれば、最低取引や取引所間のアービトラージ、デックス周りのアービトラージ、ファンディングレート周りのアービトラージをしている人もいます。
また、草コインで大きな一発を狙いに行く人もいますね。

質問者:よしそさんの戦略的には、方向感というか、それなりにデータがたくさんあるコインじゃないとダメということですよね。ビットコインとかイーサリアムとか。

よしそ:そうですね。

質問者:ちなみに、X(旧Twitter)のプロフィールに為替や株といったキーワードも入っていますが、仮想通貨と為替、株でボットを作る上で違いはありますか?

よしそ:そうですね、やっぱり圧倒的に仮想通貨よりも為替や株の方が難しいです。
仮想通貨はまだ成熟していない市場で、参加者も少ないので競争が限られています。
そのため、残っているエッジが多いと感じます。効率化も進んでいないので、チャンスが多いですね。

質問者:スタートアップで機械学習のモデルを作っていたとおっしゃっていましたが、それ以前は金融系ではなかったのですか?

よしそ:それ以前は金融とは関係ないエンタメ系の分野で働いていました。

質問者:そうなんですね。エンタメ系で機械学習は一切やっていなかったんですか?

よしそ:はい、一切やっていませんでした。

質問者:今からよしそさんのようになりたいと思っている人がいるとしたら、何が必要だと思いますか?
金融知識なのか、機械学習の技術なのか。

よしそ:それは難しいトピックですが、エンジニアリング周りの技術は基礎知識として抑えておくべきだと思います。
トレーディングに生かすにしろ、他のことをするにしろ、エンジニアリングの知識は重要です。

質問者:エンジニアリングの知識以外に、よしそさんが大事だと思うことはありますか?

よしそ:僕個人の考えですが、スケールすることが好きですね。
自分の1の努力が何倍にもなって返ってくるようなことが好きです。
エンジニアリングもその一例で、自分が投資した時間が将来的に大きなリターンをもたらすことが魅力的だと思っています。

質問者:その考え方は素晴らしいですね。
ボッターになるためにはプログラムの知識が必要ですが、金融の基礎知識はどうやって学んだのですか?

よしそ:基礎的な金融知識は自分で勉強し、実験しながら学びました。
金融系のスタートアップに入ってから機械学習と金融の勉強を始め、トレーディングのバックテストを行いながら確認していきました。
クアントピアというプラットフォームを使って勉強したこともあります。

質問者:それは良い教材ですね。ボッターに限らず、裁量トレーダーにも必要な知識ですね。

よしそ:はい、リスク管理や評価基準はトレーディング全般において重要な知識です。

質問者:その知識をどうやって学んだのか気になっていました。

質問者:ちなみに変な質問になっちゃうんですけど、ボットを使わないでトレードしろって言われても、よしそさんは結構パフォーマンス出せる自信ありますか?

よしそ:ボットを使わないで裁量トレーダーになれと言われたら、できなくはないと思いますね。
ボットが使っているデータの知識は一通りありますし、自分でそれを作っていますから。

質問者:やっぱりボットトレードの方がよしそさん的には良いですか?

よしそ:そうですね。やっぱり自分のメンタルを信じきれないところがあるので、見ていない方が気が楽です。

質問者:裁量トレーダーのメンタルの負荷はすごいですもんね。ニューヨーク時間にも起きていないとダメですよね。

よしそ:本当にバブルの時は皆さん寝れていなかったでしょうね。
僕も昨日の朝、クリプト全体的に遅くまで仕事していて、寝ようと思ったら相場が下がり始めて、ショートポジションを取っていたので、どんどん利益が上がっていって、1分ごとに増えていくのが気になって結局5時まで寝れませんでした。

質問者:やっぱりそれは一番難しいですね。

よしそ:本当に難しいです。裁量トレーダーの人たちはすごいですね。
精密なリスク管理と大きなリターンを取るための努力があるからこそ、彼らの成果があるんだと思います。

質問者:よしそさんの1日の過ごし方を教えてもらえますか?

よしそ:僕は基本的にリサーチをしていることが多いです。
朝8時か8時半ぐらいに起きて、日本株のマーケットオープンを眺めながらコーヒーを入れて仕事を始めます。
新しいデータの分析やモデルのメンテナンス、パフォーマンスの確認などをしています。リサーチもいろいろしています。

質問者:リサーチはどのような文献や資料を使っていますか?

よしそ:論文系をよく見ますね。
金融系のトレーディングの論文や産業系の論文を見て、新しいアプローチを探します。
ディープラーニングの先端の論文も触ってみて、自分のモデルに組み込んでパフォーマンスを確認しています。

質問者:会社をやろうとかは思わないんですか?

よしそ:マーケットメーカーやクリプトハイフリークエンシートレーディングのポテンシャルはあると思いますが、自由にリサーチできる環境が欲しかったので個人で独立しました。
デッドラインやレポーティング業務に追われるのは辛かったので。
ただ、一人でやっているのも飽きた部分もあるので、今いろいろ考えています。

質問者:それも飽きるんですね。よしそさんの話を聞いて羨ましいなと思いました。
締め切りやミーティングに追われることなく、自分のやりたいことができる環境は素晴らしいですね。

よしそ:あれですね、ニートをやるにも適性がいるみたいな感じですかね。
僕も多分1、2年くらいは楽しめてやれているんですけど、さすがに社会復帰すべきだろうなと考えたりしています。

質問者:他に日本のBotterさんと仲が良い方はいらっしゃいますか?

よしそ:日本の中で目立っているBotterさんとは一通り顔見知りです。
キャッシュさんやUKIさんともよく会いますし、話もします。
たまに会って、最近どんな感じでやっているのかなどを話したり、意見交換をしたりしています。

質問者:皆さん仮想通貨のBotterの方たちですか?

よしそ:そうですね、仮想通貨が多いです。

質問者:仮想通貨以外の領域でもBotter的な人たちはいるんですか?

よしそ:システムトレードの文脈で言えば、元々その分野で活動している人たちは多いです。
僕はそちらの人たちとはあまり関わりがないので、どう思われているかは正直分かりません。
FXのEA界隈などもありますが、どれだけ真剣にやっている人がいるのかはよく分かりませんね。

質問者:仮想通貨はオンチェーンデータが豊富ですが、株や為替とはデータの種類が違うんですね。

よしそ:はい、仮想通貨は独自のデータが多く取れるので、情報の種類が豊富です。

質問者:今のビットコインの方向感としてはバブルだと認識していますか?

よしそ:僕は昨年の10月ぐらいにバブル判定をして、「バブルが来たな」と言っていました。

質問者:今回のサイクルは以前のパターンとは違いますね。

よしそ:そうですね、今回は半減期前にオールタイムハイを更新して、サイクルがずれています。
サイクル自体は一応意識していますが、タイムフレームが長すぎて信頼性が強くないというのが僕の意見です。
ビットコインの4年周期と既存のマーケットの周期が合っているので、偶然か必然かは読みにくいですね。

質問者:10月のバブル判定のきっかけは何でしたか?

よしそ:シンプルにバブル期に活躍していたモデルが再び動き出したので、それがきっかけです。
ETFのナレティブもあって、タイミングとしては悪くないと感じました。

質問者:そのモデルは何を主に見ていたんですか?

よしそ:基本的には値動きですね。ディープラーニングのモデルで全て突っ込んで判断しているので、具体的に何を見ているのかは僕も詳しくは分かりません。

質問者:それっていわゆる養分(市場で損をする参加者)の動きとかも含まれているんですか?

よしそ:はい、そういった要素も含まれていると思います。
ディープラーニングのモデルは、多様なデータを統合してパターンを見つけるので、養分の動きも影響を与えている可能性がありますね。

質問者:バブルになると養分が増えるんですね。増えてきたっていうのがこのモデルで判定されたってことですか?

よしそ:近しいことだと思いますね。
寝動きが激しくなって、適切でないトレードをしたり、価格が行き過ぎてても買っちゃったり売っちゃったりする人が増えてくる。
それは参加者が増えているからだと思います。
人が増えるとオーバーシュートすることがあり、そういったところをうまく検知できているんじゃないかなと思います。

質問者:面白いですね。適切ではないトレードを仮説として判定できたら強いですね。
ちなみに取引所の選び方についても教えてください。
取引所も定期的に新しいものが出てきたり変化があるじゃないですか。
どのように取引所を選び、どんな基準で求めるものがあるのでしょうか?

よしそ:取引所に求めるのはセキュリティと流動性ですね。
バックがしっかりしていて安全性が高いこと、そして出来高や板の厚さが重要です。
dYdXのようなノンカストリアルなスタイルはセキュリティ的には非常に魅力的ですが、流動性がまだ足りないですね。

質問者:流動性がバイナンスやバイビット並みにあれば使いたいですか?

よしそ:そうですね、バイナンスの10%から15%くらいの取引高があれば検討する価値があります。
今のところdYdXやハイパーリキッドなどを含めても、そのレベルには達していないのが現状です。

質問者:ハイパーリキッドのHLPはどうですか?

よしそ:HLPはハイパーリキッドの運営がマーケットメイキング用に用意している資金で、ユーザーのデポジット資金を使って分厚い板を提供しています。
これにより取引高がそこまで高くなくても流動性が高い状態を作り出しています。

質問者:DEXはまだあまり使われていないんですね。DEX専門のBotterはいるんですか?

よしそ:はい、DEX専門でやっている人もいます。エンジニアリングの知識やプロトコルのインテグレーションが強い人たちは、DEXを主戦場にしています。

質問者:オンチェーンで取引が見えちゃうことは気になりますか?

よしそ:気になりますが、リバースエンジニアリングはほぼ無理だろうと思っているので、それほど心配はしていません。

質問者:それはかっこいいですね。DEXの取引量で競っているのは面白いです。
DEXの中でライバルとして競いながらも、最終的にはセントラライズドエクスチェンジ(CEX)の市場を奪っていきたいという感じですか?

よしそ:そうですね、DEX同士で競いつつも、業界全体としてはCEXと同じようなトレード体験を提供して市場を拡大していきたいという目標があります。

質問者:昔の話に戻っちゃうかもしれないですけど、ボッターとして独立して、「もうこれで自分でやっていけるな」と思った瞬間や思い出はありますか?

よしそ:そうですね、それはメインで今動かしているコアのモデルがリサーチ中に見つかった瞬間です。
「これなら全然ガンガン稼げるぞ」と確信に近い形で思いました。それが運用開始する前からかなり確信を持っていました。

質問者:それは目から鱗だったということですか?

よしそ:完全にそうですね。ボットと言っても、それだけ差が出るようなものができるんだと感じました。

質問者:どうして他の人が気づいていなかったんでしょうか?

よしそ:単純に技術力の違いだと思います。
僕は金融の時系列分析や予測モデルの知識を蓄えてきたので、それが活かせたのだと思います。

質問者:なるほど。それでは、よしそさんの見解をお伺いしたいんですが、これからのビットコインの動きについてどう予想されていますか?

よしそ:それは難しい問題ですね。短期的にはどうなるかは分かりませんが、長期的にはもっと上に行くと思っています。
ビットコインやゴールドなどのコミュニティ側にブリッシュで、仮想通貨全体としても中長期でロング気味に考えています。

質問者:今年の動きに関してはどうですか?

よしそ:今年はイーサリアムが注目されると思います。
ビットコインよりもまだ来ていないナラティブがあり、イーサETFの話もあるので、イーサの方が動くのではないかと考えています。
直近ではビットコインETFのフローが強く、BTCが強いですが、基本的にはマーケット全体としてプラスの方向に向かうと思います。

質問者:米経済が不安定という話もありますが、その点についてはどう考えていますか?

よしそ:米経済のリスクを減らすために米株のショートを一旦外していましたが、また入れることを考えています。
米経済が不安定だと仮想通貨にも影響があるので、そのリスクをヘッジしながらポジションを取っていきたいです。

質問者:買い時を逃したと言って落ち込んでいますが、このままBTCが上がり続けるのでしょうか?

よしそ:一度大きな調整が来るといいなと思っていますが、現状ではBTCはまだ上がる可能性があると思います。
米株の動き次第で一時的な調整があるかもしれませんが、全体としては上昇傾向にあると考えています。

質問者:今はBTCがまた上がってきていますが、ショートを入れるタイミングではないですか?

よしそ:今はタイミングではないと思います。まだ上がる余地があるので、データを見ながら判断していきたいです。

質問者:長期目的で変えるのは結構リスクありますよね。やっぱここから。

よしそ:そうですよね、怖いですね。僕も今から現物増やそうとかは全然怖くてできないです。

質問者:今それほどじゃない気もして不安でもありますが、オールタイムハイしたので去年とかに比べれば一般の人たちもビットコインの話をちょっとし始めてますよね。

よしそ:はい、そうですね。

質問者:でも、前回のバブルほどじゃないからちょっと乖離してると思うんですが、そういう感じでビットコイン始めようと思う人が増えてる中で、そういう人たちから「どう考えればいいですか」と聞かれるとすごく迷いますよね。

よしそ:難しいですよね。前回のパターンじゃないから早すぎるっていうのがあります。

質問者:早すぎるから、今自分が入る時に買うか買わないかの判断ってめちゃくちゃ難しいですよね。

よしそ:そうですね。前回のブルーの時はもうちょっと「今買おう」と思えたと思うんですが、今回はそれが分からなくなってきてます。

質問者:一番ホットなトピックだったビットコインETF上場がもう消化されて、あとはフロー次第という感じなので、米経済に依存してくるのかなと思ったりもしています。

よしそ:そうですね。米経済の依存性が高くなるんじゃないかと思っています。
なので、米経済の状態を見ながらビットコイントレードしていく環境になっていくのかなと思います。

質問者:ここ半年くらいは株と独立して動いていたと思うんですが、そこの相関がまた戻ってくるんじゃないかなと。

よしそ:そうですね、面白いですね。
イーサリアムのETFが承認されると、そういう要素がどんどん増えていくということですか。

質問者:クリプトマーケットがますます複雑になっていくんでしょうね。
ETFに対するいろんな意見もありますが、米国以外でも承認されてますし。

よしそ:そうですね、日本も早くしちゃえばいいのに。

質問者:日本はまだ法律上無理っぽいですが、変えてやらないと。

よしそ:本当にそうなんですよ。無理なんですよ。

質問者:仮想通貨協会などがやるべきですが、取引所の人間しかいないのでインセンティブがなさすぎる。

よしそ:そうですね、ETFに流れると取引所には不利ですからね。現物を扱っている取引所は影響を受けます。

質問者:アメリカのブラックロックなどがいろんな地域で買えるようになっているニュースは日々見ますが、競争原理が働いて早く上場してほしいです。

よしそ:本当にそうですね。

質問者:ちなみに、よしそさんからリスナーの皆さんにお知らせはありますか?

よしそ:僕自身は特に事業とかはやっていないので特にないんですが、エンジェルで投資しているネイピアファイナンスというイールドトレーディングのプロトコルが新しくプロダクトをリリースしそうなので、ぜひチェックしてみてください。

質問者:あれはメンバーがすごいですよね。

よしそ:はい、ファウンダーも日本にいた時に何度か会ったことがあります。デファイ系では非常に注目されています。

質問者:日本初の本当にコアなデファイプロジェクトがサポートされているのはすごいですね。応援したいです。

よしそ:はい、僕もそう思います。

質問者:今日は本当にありがとうございました。非常に勉強になりました。

よしそ:こちらこそ、ありがとうございます。また相場が動いた時にお話させていただければと思います。

質問者:それでは、本日はありがとうございました。

よしそ:ありがとうございました。

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