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「 八月の夜にふたりは 振れる 触れ 溢れ重なる 」


今日の題名は八月の夜からだけど、すっかりセプテンバーさんを意図的に聴く日がすぎて、なんなら鈴虫が鳴いている。昼はまだ蝉が鳴いているけど。


夏休み最後の休暇を30.31日にとり、同期のいる東京に行った。
前日の仕事に行った時に、「夏休み終わるまでに何かしないといけないことありますか…」と職場の先輩に聞いたら「あと2日の夏休みを楽しむこと」と言ってもらえたので思う存分楽しむ気で行った。


夜行バスに揺られて朝について、もともと「朝ごはんを作って待ってるか、走ってるか、寝てるか」と言われていて、正解は「炊き込みご飯を炊いて待ってる」だった。あと美味しい味噌汁。
二人でゆっくり朝ごはんを食べたものの、お昼にはバイトに行ってしまったため、もともと東京に行くことを決めた理由の一つの、カツセマサヒコさんの、歩く小説「1461日」を体験するために一人で原宿に行った。

明け方の若者たちによって人生を狂わされた(?)ので行かないわけには行かないと思ってたのに、28日までで落ち込んでいたら、なんと急遽30日まで延期されてギリギリ滑り込んでいくことができた。

原宿を舞台に、ある男女が歩き回り、その会話を聴きながら追いかける形でストーリーが進んでいく。ヘッドフォンから流れる二人の会話を聴きながら、同じ場所を歩くのはなんだか不思議な感覚だった。

※以下ネタバレあります




話の中に「失恋って"慣れる"ってことなんじゃない?」という会話をしていて、めちゃくちゃ納得した。
それと同時に、まだいまいち失恋もさせてくれないのでずっと慣れることがないままいるんだろうなと思った。
ずっと女の人家にきてもらえるようにとか言っておしゃれな部屋にしようとしたりしているが、わたしのメイク落としなどを隠せるほど器用ではないだろうし、実際同期は使わないトイレのタオルをわたしがきたときだけ替えているらしいからたぶん本当に何もない。
そういうところが本当にずるいと思う。





お昼に合流して、同期が前から次来た時に行こうと言っていたお店にいった。定食屋さんで美味しかったのだが、胃が小さくなった私には食べきれず、同期が食べてくれた。ありがたい。
そのあとさっぱりしたくてコンビニでコーヒー買おうかなと話すと、近くにできたらしいコーヒー屋さんに連れて行ってくれた。
美味しいものを共有するのって恋愛とかを超えた愛を感じますね(急に調子に乗る)。


その日の夜、本当は地元の親友と会う約束をしていたのだけど仕事が入ったらしく、でもせっかく東京に行くんだし…と勇気を出してみて、もうかれこれ5年?6年?ほどTwitterで相互フォローしていただいてる方とお会いできることになった。
その方は初めて会ったのに、全く初めてのような気がしなくって、あっという間に時間が過ぎた。
気づけば東京は私の中で会いたい人が多い街になっていた。

次の日は同期になぜかジムに連れられ1時間みっちり体を動かして、前日から夜行バスの疲れもあって調子が良くなかったためお昼はわがままを言って同期の家でゆっくりさせてもらった。ごはんそとでたべられないとごねて申し訳なくて同期の食べるお惣菜を買って、わたしは昨日の残りのお味噌汁を分けてもらった。

ちょっと元気になって、同期にどこか行きたいところがあるかきいたら、私が前の日に半分冗談で言った「カーテンを買いに行こう」という話を覚えていて、帰る前にカーテンを選びに行くことになった。
移動中ずっと同期がYouTubeを聴いていて、勝手にイヤホンを一つ取っても怒られなかったので一緒に同期が聴いているのを聴いて歩いた。
無線イヤホンのおかげで名前のないわたしたちでも街中でイヤホン半分こをすることができますありがとうございます。

買い物に行く前に、わたしの帰る時間と同じくらいに同期は大学の部活に練習しに行くというので、ずっと練習して勉強もしてえらいねという話をした。
そしたら働いててえらいと言われたけど、働いているだけで勉強も何もしてないから今年も受からなかった話をした。
実際受かることを願っているのはもはやお父さんくらいで、まぁ働けているのなら良いんじゃない?というのがお母さんや親戚の話を聞くと伝わってくる。
でもそんな話をすると同期は渋い顔をして、それはだめだと怒られた。
笑ってくれて良いのに、同期はいつもわたしが勉強しないことや決めたことを実行しないことに対して怒ってくれる。
それはわたしが自立することを願ってか、ただ単にイライラするからかはわからない。
でも、ファンから夫になりあんなに溺愛されている峯岸みなみでさえ「夫からの好きが減った気がする」と、内緒で髪を切るというイメチェンという名の努力をしているのに、わたしはなんで愚かなんだろうと思った。
昔から多分そうで、好きだという割に好きと言われるのを待つだけで、当の自分は何か努力するわけでもない。
とりあえず別日に猫背と巻き肩は半年で頑張れば治るのに治したいと何年も言っていると怒られたので、マッサージとストレッチを始めた。
同期が留学に行く予定なので次に会えるのは(なんか予定が狂って野宿しないといけなくなる可能性があるらしく「今生の別れ」だと言われたが無事に帰ってくると信じて)12月だから、これをチャンスだと思ってがんば…りたい………
この週末は新学期の疲れが溜まってるのでノーカンで!!!


昔この奇妙な関係を「運命共同体」と言われたことがあった。
その頃は同居人という生活を共にする人という意味の響きがいちばんちょうどよかったのに今じゃそれがない。運命を共同してくれるかどうかもわからない。何かあったときに連絡してみるけど、一緒に住んでいた時は話せていたことも今はすぐには話せない。ただ相槌打って聞いててほしいだけなのにな〜と思うようなことでも、電話はわたしからかけても大体かからないから話すことができない。
そうやって話すことでしかストレスを改善できないわたしは多分一人暮らし向いていないなと思う一人暮らし2年目の夏だった。


話は変わって、誕生日くらいいいだろ!と思って勢いで推し(🗼)にLINEをしてしまって久しぶりに話をした。はちゃめちゃに後悔したが無事に返事が来た。
🗼は生きることにあんまり良いイメージを持っていないから、いつもちょっと返信が難しい。
同期と偏差値3で会話しているから、頭をフル回転させて返事をしても送った後に後悔する。
友達には良い加減諦めろと言われて確かに諦めはついたが、友達でなくなることは諦められていなかったようで、でもやっぱりそれがどういう意図で送られているのかまだ理解しきれていない相手とのLINEは難しいなと思ってはっきりと踏ん切りがついた。
大体生きる理由を考えさせられる間に、わたしは死ねない理由を見つけて生き延びているということに気がついた。

今のわたしの死ねない理由は同期が30歳になったら…という話があったからで、まぁ別に本当に結婚できなくてもそんだけ生きてりゃ違う出会いも運命もあるか〜!という余裕は持てるようになった。
仕事も朝起きた時から帰りたいことばかりだけど楽しいのは確かだからまだもう少しだけ頑張りたい。


同期と会えなくても10月いっぱいくらいは予定が埋まりそうだから二学期もしばらくはやっていけそうです。
明日は代休だけど部活があるのでこの辺で。
おやすみなさい。


とても良い成田凌が観れるので是非。


八月の夜 募る i love you
帰り道に買ったアイス残して
また次を また次を
どうにか作っていたんだ
少しずつ酔う ゆらり漂う
冷凍保存した 記憶溶かして
また君に また君に
会える理由ずっと探してるんだ

八月の夜 / Silent Siren

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