7/21

きょう、クーラーの効いた部屋で、ずっと横になってYouTubeを見ていたら。

人工の風に肌が縮こまって、枕元で血流が滞って、頭が痛かった。こんな間抜けな休日を過ごせるなんて、満ち足りていますよ。

仕事にありつく前は (その内容がいかに充実しているか、とは関係なしに、私にとっては今でも仕事は「ありつく」もので)、就職さえすれば、何の恐れを抱くこともなく、自分の活動時間を十分にとることができるって信じていました。

何ヶ月か人との連絡を断って、仕事にありついた今、私という人間から、ついに私が離れてしまったと感じています。
いま、とっても満ち足りているんです。私の足元には小さな穴しかなくて、ここはとても安全で、何かに脅かされるような夢を見ることはなくなりました。というより、夢を見なくなりました。

仕事はたのしいし、時間はいくらでもつくれるけれど、時間の中に私がどこにもいません。部屋の電気をつけないでいるから、夜は暗くなります。
この間の健康診断の結果をどこかで気にしながら、それでも脂質も糖分も多い食べ物を口にしてしまって、

感度が、著しく下がっている。受けとめる腕の力が弱くなっている。言葉を発するとき、からっぽのビニール袋を投げるみたいに、ずっと手前で落っこちてしまう。

自分が安全な場所にいることが恐ろしくてたまらず、たいへんに心細い一日だった。でも結局、あかるい方角をみつけて、自分の足で歩けばよいという答えになる。

私に、安全ではなく、安心を与えてくれるすべてのものに、感謝をしています。

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