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Apple WWDC "Siri"で"ChatGPT"が使えるように!?/「AIスマホ」に買い替えブーム到来/Canvaがいらすとやと連携/Google AI Overviews問題続報/Amazon Alexaが大改良/Google Geminiにめんどくさいを任せよう/マイクロソフト社長のCopilotの使い方【週刊AIのニュース 2024年6月3日号】

こんにちは。AIのある暮らしです。

2024年5月27日〜6月2日の「週刊AIのニュース」をお届けします。


【1】文章生成AIニュース

【動画】ChatGPTを活用して営業メールを作成しよう

この記事は、ChatGPTを活用して営業メールを作成する方法を紹介しています。ChatGPTに興味があるけれど未使用の人や生成AIの勉強を始めたい人を対象に、基本的な使用方法や注意点をわかりやすく説明する短い動画シリーズの一環として提供されています。

今回の「営業編」では、具体的な営業メールの書き方について解説されており、簡単に始められるように構成されています。また、NIKKEIリスキリングの会員登録を行うことで、さらなるリスキリングのヒントや関連動画を視聴することができます。

ハンズ、「ChatGPT」をIT業務に適用--PoCで社内問い合わせに高精度の回答も

ハンズは、社内IT部門への問い合わせ対応にChatGPTを適用し、概念実証(PoC)で高精度な回答が得られることを確認しました。94店舗を展開するハンズでは、IT部門の問い合わせ対応業務が運用管理業務全体の30%を占めており、その効率化が課題でした。

日鉄ソリューションズが提供する生成AI/ChatGPT活用支援サービスを用い、問い合わせ対応のナレッジベースを作成し、80%の回答精度を達成しました。今後は、ChatGPTが不確かな回答の場合にIT部門と連携するなど、問い合わせ業務の高度化を目指します。

ChatGPT、無料版でもWebブラウジングなど可能に ファイルのアップロードにも対応

米OpenAIは、ChatGPTの無料ユーザーにもWebブラウジングやファイルアップロードなどの機能を提供すると発表しました。これらの機能は順次リリースされる予定です。

これまで有料ユーザー向けに先行公開されていたこれらの機能に加え、データ分析やカスタマイズされたChatGPT(GPTs)へのアクセスも無料ユーザーに開放されます。ただし、無料ユーザーには利用上限があり、カスタマイズGPTsの作成や画像生成AI「DALL・E」の利用はできません。

OpenAI、大学向け「ChatGPT Edu」を“手頃な価格で”提供開始

米OpenAIは、大学などの教育機関向けに「ChatGPT Edu」を発表しました。このサービスは「GPT-4o」を利用でき、手頃な価格で提供されます。

ChatGPT Eduでは、大学が独自のデータでトレーニングした「GPT」を構築し、大学内で共有できます。また、データはOpenAIのモデルトレーニングに使用されません。さらに、非営利団体向けの「OpenAI for Nonprofits」も発表され、割引料金で利用可能です。これにより、教育機関や非営利団体がAIを効果的に活用できるようになります。

知っ得!企業トップのAI活用法。日本マイクロソフト社長のCopilotの使い方がすごく勉強になる

日本マイクロソフトの津坂美樹社長は、生成AI「Microsoft Copilot」を積極的に活用しています。津坂社長は、生成AIを利用するために「AIの筋トレ」が必要だと考え、日々の業務に取り入れています。

彼は、メールの優先順位付けや要約、ミーティングの準備とフォローアップ、スピーチの準備、顧客対応など多岐にわたるタスクでCopilotを活用しています。これにより、効率的な業務運営と最新情報の収集が可能になり、ビジネスパーソンにとって生成AIの活用方法の一例となっています。

GoogleのGeminiに仕事の「めんどくさい」を任せよう

Googleの「Gemini」は、リサーチや検索を効率化するためのAIツールです。この記事では、Geminiを使った効果的な活用方法が紹介されています。たとえば、出張の行程を簡単に把握したい場合、Geminiは交通手段や予算を一括で提示し、予約サイトへのスムーズな移動を可能にします。

また、キーワード検索で行き詰まった場合でも、AIが別の角度からアプローチする手助けをしてくれます。具体例として、日本の入社式の歴史を調べる際、キーワード検索では得られなかった情報にAIの助けでたどり着けた経験が紹介されています。Geminiを使うことで、リサーチの方向性を修正したり新しいヒントを得ることができるとされています。

Googleの次世代AI機能3選|Gemini動画検索を含む最新アップデートは?

Googleは最新のAI技術「Gemini」を搭載した新機能を発表しました。主な機能は以下の3つです:

  1. AIオーバービュー:検索結果の概要をAIが生成し、リンクとともに表示します。この機能は現在、米国内のユーザー向けに展開されています。

  2. AIで整理された検索結果:ジェネレーティブAIを使って、関連性の高い検索結果を整理し、ユーザーが必要な情報に素早くアクセスできるようにします。

  3. 動画検索:動画を使った検索機能で、ユーザーがビデオで説明した問題を解析し、関連する結果を返すことができます。

これらの機能により、Google検索はより直感的で効率的なツールとなることが期待されています。

検索結果の概要を自動生成する「AI Overviews」が“誤情報”を表示、グーグルが認めた問題の中身

Google検索の新機能「AI Overviews」は、検索結果の概要を自動生成しますが、誤った回答を表示する問題が発覚しました。具体例として、「岩を食べる行為が体に良い」「ピザのソースに毒性のない接着剤を使う」といった奇妙な提案が含まれています。この問題に対し、Googleは技術的な改善を施し、12以上の修正を行いました。また、一部の拡散されたスクリーンショットが偽物であったことも明らかになりました。

主要ポイント

  1. 誤情報の表示:AI Overviewsが誤った情報を表示し、特に「岩を食べる」「ピザに接着剤を使う」といった奇妙な提案が拡散されました。

  2. 技術的な改善:Googleは、無意味なクエリの検出性能の改善や、掲示板サイトのコンテンツ依存の制限など12以上の技術的改善を実施。

  3. 偽スクリーンショットの拡散:ソーシャルメディアで拡散されたスクリーンショットの一部は偽物であり、実際の検索結果とは異なることが確認されました。

問題と改善の詳細

  • 無意味なクエリの検出性能改善:誤情報を防ぐための重要なステップ。

  • 掲示板コンテンツの依存制限:不正確な情報を減らすため。

  • AI Overviews提供頻度の低減:有用でない状況では提供頻度を低減。

  • 健康関連トピックでのAI要約無効化:重大な誤情報を避けるため。

この問題の発覚と改善を通じて、GoogleはAI技術の信頼性を向上させるための重要な課題に直面しています。

Yahoo!知恵袋のAI回答機能にClaude 3も追加

LINEヤフー株式会社は、「Yahoo!知恵袋」の生成AI回答機能に、新たにAnthropicのClaude 3を追加しました。このAI回答機能は2023年11月から提供されており、現在457カテゴリの質問に対応しています。

これまでのOpenAIのGPT-4に加え、Claude 3が新たに導入されることで、ユーザーは両方のAIから回答を得られるようになります。質問投稿時にAIによる回答を表示するかどうかを設定でき、AIの回答後もユーザーによる回答投稿は引き続き可能です。

「ChatGPT最新版」と「Claude3」を使い比べ、どちらを使うべきか忖度なく比較!

この記事では、Anthropicのテキスト生成AI「Claude 3」とOpenAIの「ChatGPT」の最新版を比較しています。5月上旬に両方が大幅にアップデートされ、機能が強化されました。Claude 3はGPT-4 Turboよりも2倍高速で、ChatGPTはマルチモーダル機能や感情表現の音声会話機能を追加しました。

価格については、ChatGPT PlusとClaude 3 Proが月額20ドル、ChatGPT for teamsとClaude 3 Teamが月額30ドルで提供されており、ChatGPTの方が使い勝手が良いとされています。

機能面では、ChatGPTは無料プランでGPT-4oが利用可能になり、有料プランではさらに高機能なGPT-4が利用できます。Claude 3の無料プランではSonnetが利用でき、有料プランではOpusやHaikuも利用可能です。

ビジネスユーザーにとって、どちらを選ぶべきかについても具体的な比較が行われています。

【2】画像生成AIニュース

Canvaがいらすとやと連携 日本向けの機能強化

オンラインデザインツール「Canva」を提供する豪Canvaは、フリー素材サイト「いらすとや」およびフォント大手のモリサワと提携し、日本向けの機能を強化しました。

これにより、Canva上で「いらすとや」のイラスト素材2万点以上やモリサワのフォント12種類が利用可能になりました。これらの素材とフォントは商用利用も可能です。また、小学校低学年向けに文字を平仮名で表示する機能も追加されました。今回のアップデートは、日本でのプレゼンテーション作成やSNS用画像作成の需要に応えるためのものです。

実在児童に酷似した性的画像、生成AIで作成か…ネット上で追加学習用データを売買

画像生成AIで実在の児童に酷似した画像を生成できる追加学習用データがネット上で売買されていることが明らかになりました。日本で活動した児童タレントの追加データも含まれており、それを使った性的画像が別のサイトで販売されています。このような行為は日本の児童買春・児童ポルノ禁止法では規制が困難であり、法整備の必要性が指摘されています。

追加データを利用した画像生成は「ファインチューニング」と呼ばれる手法で、特定の人物の画像を基にAIが学習し、酷似した画像を生成します。これにより、児童だけでなく成人を含む実在の人物の画像が不適切な形で生成・拡散される恐れがあります。

法務省の規制では、実在する児童を描写した画像は対象となりますが、AI生成の画像がどの程度規制対象となるかは不明です。専門家は、AIによる性的画像の規制について法整備を検討する必要があるとしています。

構図や画風をテキストで指定、AIに画像をつくってもらおう

AIは、テキストで指定された状況や構図、画風に基づいて画像を生成する能力を持ちます。簡単なイラストから写真のような高精細な画像まで生成可能で、ビジネスシーンでの活用も期待されています。例えば、資料に挿絵や状況説明の画像を追加することで、視覚的に分かりやすくなります。

「Stable Diffusion」は、英Stability AIが提供するオープンソースの画像生成AIです。利用方法には、Webサービスを利用する方法と、自分のパソコンに環境を構築する方法があります。後者は生成枚数の制限がなく、好みのモデルを使用できる利点があるものの、環境構築が難しく、グラフィックスボードが必須です。

Stable Diffusionを無料で利用できるWebサービスには、「Hugging Face」の「Stable Diffusion 2.1 Demo」や、「Stable Diffusionオンライン」があります。商用利用も可能ですが、個人情報や誤情報の拡散に注意が必要です。

画像生成AI「Midjourney」の使い方 思いどおりの絵を出すための「パラメーター」まとめ【最新版】

画像生成AI「Midjourney」の使い方についての解説記事です。Midjourneyでは、テキストプロンプトを使って画像を生成できますが、その際に「パラメーター」を指定することで、モデルのバージョン変更やアスペクト比の調整などが可能です。以下は主なポイントです:

  1. モデルのバージョン変更:`--version`や`--v`を使って、デフォルトの最新版「6」から他のバージョン(1~5.2)に変更できます。

  2. アニメ風イラスト:アニメ風の画像を生成するための特別な「Niji Model」があり、`--niji`パラメーターを使って指定します。

これらのパラメーターを駆使することで、思い通りの画像生成が可能となります。


【3】動画生成AIニュース

テイラー・スウィフトさんの偽動画も AIが世界の選挙をかき乱す

進化するAI技術 動画の中から必要な情報だけを抽出する「BlendVision AiM」

KKCompany Technologies Inc.の日本法人は、2024年4月に動画技術とAIを融合させた「BlendVision AiM」を発売しました。このプラットフォームは、動画から必要な情報だけを抽出し、ユーザーの質問に答える機能を持っています。例えば、会議の録画やトレーニング動画をアップロードし、AIが内容を学習・整理して、チャットボットを通じて回答します。

実際のデモでは、「FOD配信」や「DRM」について質問すると、関連する動画のタイムスタンプ付きで回答が提供されました。この技術により、膨大なデータから必要な情報を探す時間を大幅に削減でき、業務の効率化が図れます。代々木ゼミナールやアルティウスリンクなどの企業で既に導入されており、動画の分析や顧客対応の効率化に役立てられています。今後、感情や声色を分析する機能も追加される予定です。

Googleの次世代AI機能3選|Gemini動画検索を含む最新アップデートは?

Googleは、検索機能に次世代AI「Gemini」を導入し、以下の3つの新機能を展開します。

  1. AIオーバービュー

    • 検索結果の概要をAIが生成し、関連リンクと出典を表示。

    • 米国内のユーザーに展開され、後に用語の簡略化や結果の詳細な分類が可能に。

  2. AIで整理された検索結果

    • ジェネレーティブAIを使い、最も関連性の高い結果をインテリジェントに並べ替える。

    • 米国内の英語検索で利用可能。

  3. 動画検索

    • 動画を使って検索が可能に。動画で説明した問題をAIが解析し、関連結果を返す。

    • 今後数カ月でより多くのユーザーに拡大予定。

これにより、検索体験がより直感的かつ効率的になります。

【4】モバイルAIニュース

Apple and OpenAI allegedly reach deal to bring ChatGPT functionality to iOS 18

AppleとOpenAIは、ChatGPTの機能をiOS 18に導入する契約を締結したと報じられています。これにより、SiriがChatGPTを利用してユーザーの質問に回答することが可能になります。

Appleはこれまで、プライバシー保護を重視したデバイス内のAIモデルに注力してきましたが、大規模言語モデル(LLM)の導入に向けてGoogleやMicrosoftと提携を模索していました。

今回の契約により、iOSユーザーはSiriを通じてChatGPTの機能を利用できるようになり、AppleのAIエコシステムが強化される見込みです。詳細は、6月10日のWWDCで発表される予定です。

iOS 18とSiriはAIでもっと賢く。その詳細がこちらです

年内のリリースが期待される「iOS 18」では、さまざまなAI機能の搭載が噂されています。以下は主な新機能です:

Siriの新機能

  • 人や会社、カレンダーイベント、場所、日付などを考慮した応答が可能に

  • テキスト読み上げ機能の強化でより自然な音声に

  • 別のデバイスでの再生をSiriからコントロール

  • 最近の通知の要約が可能に

iOS 18のAI機能

  • メッセージや電子メールへの返信を自動生成

  • アプリ内で音声を編集・書き起こし・テキスト要約

  • 「メモ」アプリで数式の認識や解の回答、グラフ生成ができる「Math Notes」

  • テキストによる数式入力強化

  • 写真からオブジェクトを削除する「クリーンアップ」

  • 「iMessage」で画像生成・編集ができる「Generative Playground」

さらにmacOSやvisionOS 2にも関連するアップデートが予定されています。これらの新機能は、6月10日に開催される開発者イベント「WWDC24」で発表される見込みです。

Samsung Galaxy S24シリーズが、AI主導のスマートフォン市場でリードを奪います

SamsungのGalaxy S24シリーズがAI主導のスマートフォン市場でリードしている理由についての記事です。主なポイントは以下の通りです:

1. 市場シェアの獲得:第1四半期にGalaxy S24シリーズは生成AIスマートフォン部門で成功し、特にGalaxy S24 Ultraが30%のシェアを持ちリードしています。
2. 生成AIスマートフォンの成長:生成AIスマートフォン市場は急速に拡大し、第1四半期に世界のスマートフォン販売の6%を占めるまでになりました。
3. Samsungのマーケティング戦略:Samsungは生成AI機能に焦点を当てた戦略的なマーケティングが成功し、このセグメントで58%のシェアを確保しました。
4. 中国ブランドの影響力:XiaomiやVivoなどの中国ブランドも存在感を示し、AI機能を積極的に統合しています。
5. Appleの参入:Appleも2024年のiPhoneラインアップで競争に参入する予定で、生成AIスマートフォンセクターにおける競争が激化する見込みです。

生成AIはスマートフォンの能力に新たな可能性を提供し、市場の成長の主要な要因となっています。

「AIスマホ」は初代iPhone登場レベルの衝撃に?10年に一度の買い替えブーム到来か

Appleは6月10日のWWDCで、AIを搭載した新しいスマートフォン「インテリフォン(IntelliPhone)」を発表する見込みです。バンク・オブ・アメリカのアナリスト、ワムシ・モハン氏によると、この新機種は10年に一度の大きなアップグレードイベントとなり、初代iPhone登場時のような衝撃を与えると予測されています。インテリフォンは、リアルタイムの言語翻訳やスケジュール作成、家庭教師機能など、生活の質を向上させる機能を備えています。

これにより、消費者の買い替え需要が高まり、Appleは大きな利益を得ると見込まれています。また、インテリフォンはARやVR、健康関連機能を強化し、PCのAIを凌駕する性能を持つとされています。さらに、AIベースのアプリを提供するAI App Storeも新たな収益源になると予想されています。SamsungもAI機能に力を入れており、競争が激化する見込みです。

ChatGPT-4o対応、マルチモーダルAIメガネ「Frame」が全世界で発売開始

Brilliant Labsは、ChatGPT-4o対応のマルチモーダルAIメガネ「Frame」を全世界で発売しました。「Frame」は、オープンソースのAIアシスタント「Noa」を搭載しており、開発者はこれを使ってクリエイティブなAIアプリケーションを作成できます。

発売と同時に開発者パートナー・プログラムも開始され、8,000人以上の開発者が参加しています。さらに、Claude 3、Llama 3、Stable Diffusionなどの大規模言語モデルにも対応しており、Flutterを使ってクロスプラットフォームのアプリケーション開発が可能です。

Amazon、生成AIで「Alexa」大改良か ChatGPTに対抗

Amazonは音声アシスタント「Alexa」の機能を強化し、生成AIを組み込んだサブスクリプションサービスを2024年内に開始する計画です。新バージョンのAlexaは、より自然な会話が可能となり、競合するChatGPTに対抗します。

サービスはPrimeとは別料金で提供される予定で、膨大なコストをカバーするために別途料金が設定されます。AmazonはAGI(汎用人工知能)の開発にも注力しており、組織再編を経てAI競争に対応しています。

【5】生成AI業界ニュース

「サム・アルトマンをY Combinatorが解雇した」という主張は真実ではないと創業者のポール・グラハムが主張、OpenAI専念のため退職したと説明

Googleは、検索機能に次世代AI「Gemini」を導入し、以下の3つの新機能を展開します。

  1. AIオーバービュー

    • 検索結果の概要をAIが生成し、関連リンクと出典を表示。

    • 米国内のユーザーに展開され、後に用語の簡略化や結果の詳細な分類が可能に。

  2. AIで整理された検索結果

    • ジェネレーティブAIを使い、最も関連性の高い結果をインテリジェントに並べ替える。

    • 米国内の英語検索で利用可能。

  3. 動画検索

    • 動画を使って検索が可能に。動画で説明した問題をAIが解析し、関連結果を返す。

    • 今後数カ月でより多くのユーザーに拡大予定。

これにより、検索体験がより直感的かつ効率的になります。


オープンAI “ロシアなど拠点のグループ 生成AIで世論操作”

アメリカの企業オープンAIは、ロシアや中国などを拠点とする5つのグループが自社の生成AIを利用して世論操作を行っていたと発表しました。このAIは、SNSの投稿や外国語への翻訳に使用され、内容はロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区での戦闘、アメリカの政治情勢などに関するものでした。

特に中国を拠点とするグループは、福島第一原子力発電所の処理水放出に関する否定的な内容を日本語や英語で投稿していました。専門家は、生成AIの高度化により、真偽の判断がより難しくなると警告しています。

テキスト生成AIのリスクを利用形態、想定ユースケースごとに解説 デジタル庁がガイドブックを公開

デジタル庁は、「テキスト生成AI利活用におけるリスクへの対策ガイドブック(α版)」を公開しました。このガイドブックは、生成AIを行政サービスなどで利用する際に考えられるリスクとその対応策をユースケースごとに解説しています。

具体的には、生成AIのシステム開発に関わる担当者を対象にしており、学習データのサプライチェーンや権利問題、ディープフェイクなどのリスクについては触れていません。ガイドブックはデジタル庁のWebサイトからダウンロード可能です。

生成AIを賢くするには「メガプロンプト」がお勧め、ファインチューニングは有害?

生成AIの活用において、大規模言語モデル(LLM)に与えるプロンプトの工夫が重要です。最新の研究では、長く詳細なプロンプト「メガプロンプト」が良好な結果をもたらすことが示されています。

プロンプトエンジニアリングは、わずかな事例を含めるフューショットラーニングから進化し、数百から数千の事例を含めるメニーショットICLへと発展しました。メガプロンプトは、ファインチューニングに比べて低コストでありながら、より優れた性能を発揮することが確認されています。


【6】SNS業界ニュース

YouTubeが広告ブロッカーを使用しているユーザーを排除か

YouTubeが広告ブロッカーを使用しているユーザーに対して新たな対策を講じている可能性があると報じられています。広告ブロッカーを有効にしているユーザーの多くから、動画が自動的に最後までスキップされたり、動画がミュートされるなど、正常に視聴できないという報告が上がっています。

これに対し、広告ブロッカーを無効にすると正常に再生できるようになります。YouTubeは、広告がコンテンツ制作者にとって重要な収入源であり、広告をブロックすることがクリエイターに不利益をもたらすと主張しています。広告なしで動画を楽しみたいユーザーには、YouTube Premiumの利用が推奨されています。

TikTok、欧州での電子商取引事業を棚上げ-禁止瀬戸際の米国に注力

動画共有アプリ「TikTok」は、欧州での電子商取引事業を一時停止し、米国での成長に注力する方針を明らかにしました。TikTokは独、仏、西、伊、アイルランドで7月にショッピングプラットフォームを立ち上げる予定でしたが、これを凍結しました。

TikTokの親会社である中国のバイトダンスは、米国市場での立場を強化し、米当局による禁止を回避するためにリソースを集中させる意向です。TikTokは米国での電子商取引事業を10倍に拡大し、最大175億ドル規模を目指しています。

「チンピラ」「美女とホテル」…浦添市TikTok動画、第三者委が問題点指摘「4本は非公開に」 沖縄

浦添市のTikTok動画に対して女性蔑視の批判が寄せられたことを受け、「浦添市ソーシャルメディア調査委員会」は、25本の動画のうち4本を非公開とするよう松本哲治市長に答申しました。

問題となった動画の一つは、市内のホテルをPRするもので、女性従業員に制服以外の服装をさせ「美女」「若い女性」を使った内容がセクハラと捉えられる可能性があると指摘されました。また、投稿過程で市のガイドラインを明記していない契約書や決裁の欠如が問題視されました。市議会での議論を経て今後の対応が決定される予定です。

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第3回 AIの勉強会 「調べる・検索する」

6月25日(火) 19時~20時

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第1回 勉強会「書く・要約する」 補講

2024年6月6日(木)19時~20時

ご好評頂いた第一回AIの勉強会「書く・要約する」の補講の開催も決定しました。受講がまだという方はぜひ遊びに来てくださいね。

今後の開催予定

第1回 「書く・要約する」 4月25日(木) 19時~20時
第2回 「調べる・検索する」 5月28日(火) 19時~20時
第1回  「書く・要約する」 補講 6月6日(木)19時~20時
第3回 「話す・発想する」6月25日(火) 19時~20時
第4回 「画像をつくる」7月24日(水) 19時〜20時
第5回 「動画をつくる」 8月28日(水) 19時~20時

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さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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