男女の友情、わら

男女の友情か~、成立すると思ったことないな。

一時的になら、ね。
人と人だし、男性・女性関係なく、基本的にあまり長くは続かないや。

「この人とは、きっと10年先も友達だ!」と思ったときが、その関係のクライマックスというのはよくある話。その絶頂を向かえたら、あとは下るだけだね。
飽きるんだよね人って。愛し合うことに移行できなければ
つまり愛せなければ
つまり愛されなければ、
可愛いところだけじゃなくて可愛くないところを認め合えなければ、ただ窮屈な関係となる。
情緒不安定なんて当たり前だよね、だって真心で生きているんだから。
きれいなところだけ、おいしいところだけがいいの?
自分だけが気持ちよければそれでいい?
お互いさまよね。愛せていないことに気づいたら、愛されていないことに気づいたら、そこで終わる。
気づかないままだったらよかった、とは思わないかなあ。
気づけてよかった。
しかし、気づくまでの日々はとてもいいものだった。
生きる糧とする。

例外が、ある。男女の友情が安定して成立する場合。
最初から相手のおもしろさに気づいていて、信頼し合う関係。
それ以上近づく必要がないからだ。
初手で、おもしれーやつだな、って思っている人が、同じく初手で、自分のこともおもしれーやつだな、って思ってくれている場合。
男女でコンビを組んでいる芸人さんとかアーティストとか、「私たち、恋愛関係にはないです。」と言っている人たち、本当に付き合ってないんじゃないかと思う。
付き合わなくても相手のことすげーってわかるから。
単純に、これ以上を求め合う方にエネルギーを向けるより、今この瞬間の掛け合いに神経を使ったり、相手の言動にいちいち感動したり、忙しいからね。
付き合おうが付き合わなかろうが、どっちでもいいってことが、尊いことなんだなって、最近思う。

「付き合う関係しか残っていないな」って思って告白したことがある。付き合っていない人間に、自分をこれ以上晒せないと思ったし、相手をこれ以上見てはいけないと思った。振られたから、継続して連絡を取る関係はやめた。相手を信じているつもりだったけど、信じられていなかったかもしれない。

相手をおもろいと思えなくなったとき、それでも一緒にいたいと思ったらそれは愛だと思う。つまんねーやつだなって思ってもなんか一緒にいたいとか、なんか守りたい・守ってほしいとか、なんか一緒にいてみたら実はめちゃくちゃおもしろかったとか、だからこれからもずっとそばで見ていたいとか、あとはおもろくないからわたしが楽しませよーいっしょに笑うのが楽しいとか思うのも愛じゃない?そういうとき、男女の友情は成り立たないだろうね。
おもしろくなくなったのは、おもしろくないのは、相手であり私でもある。

ぶっちゃけ、体の関係を持ったって、仲いい人はずっと仲いいよ。
体の関係って、愛情表現の一つでしかない。
(私はそう思うってだけ。友だちに言ったらその子は’体の関係が最上級の愛情表現’と言っていて、それもわかる。)
人肌恋しいときに、満たし合うということはあると思う。そこに特別な感情はない。友愛を伝える手段の一つでも、いいんだよ別に。
話す、書く、などあらゆる手段で伝えたいと思う・伝わってくれる人が特別な人だと思う。というか、話す・書くが伝わる人が私にとっては特別だな。
いずれかの手段で伝え合う関係は、友だちって呼ぶかもね。
何かのきっかけでその関係が崩れる可能性だってあるけどね。
そもそも恒常的な、半永久的な関係を全く信じていないってだけだな。
いつか崩れる可能性のある関係、とわかって、今一緒に過ごすこの時を思い切り楽しんでくれる人が、友だち。
どんどん欲張りになっていくね。でも、期待以上に大事にしてくれる人たちを、大事にするためなんだ~。


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