見出し画像

ケストナー『独裁者の学校』

30年代っぽいイラストつきの岩波文庫のピンク。
かわいらしい雰囲気ですが、おそろしい戯曲でした。
イラストは1921年のものと出典が明記されています。
戯曲は55年の出版、構想は36年頃とのこと。

主要キャラも怖いのですが、脇役も怖い。
6号室で何事かになってしまう女性たちとか…。それだけでドラマができそうなエピソードがさらりと描かれる。

酒寄進一さんの訳は読みやすくて、積読してる『終戦日記一九四五』も読み始めました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?