【紹介】独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

自分の本でもなんでもないけど突然の宣伝。
基本的に実用書とかビジネス書、自己啓発系の部類はほとんど信用してない自分なのだけど、最近本として出始めた読書猿さんのだけはおすすめできる。
本当は変なビジネス書とか自己啓発系の本なんか読まないでこれ読んでほしいといいたいところだけど、他のを読むなら読書猿(くるぶし)さんの本も手にとって見てほしい。

独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール
アイデア大全

独学大全はそもそもまだ発売されてない(早く手に入れられる人には届き始めてるけど)し、他のもここではあんまり詳しくないように触れないけど、既刊二冊はざっくりいって『歴史的に人類に使われてきた思考ツールの紹介』で、大事なのは、その思考の開発者、参考文献、用途用例(≒適用範囲)がきちんと書かれていて、それぞれにサンプル(実用例)と著者によるレビューもついている点。
無意識に使っていたものの整理にもなるし、今まで知らなかった切り口/方法を知るのにも有効。知識欲のある人にとっては実用を越えて単純に『面白い』本でもあると思う。
ちなみに、思考ツールの本であるけど、実はこういうのはスポーツの練習の組み立てなどにも使えて(これは大学の馬術部の練習と馬のトレーニングの組み立て、その知識の検索などに大いに活用してたテクニックが載っていたので自信を持って言える)スポーツ分野でスランプ気味など困っていることがある人や、今は困っていなくても新しい可能性を見たい人にはぜひ手にとって見てほしい。

独学大全はおそらくこちら二冊とは毛色の違うものになるんだろうなとは思うけれども、参考文献の提示、注釈の付け方などから考えても非常に良心的な本であることは間違いないので、ぜひこの手のジャンルに手を出す人も、この手のジャンルは毛嫌いしていた人も一冊手にとって部屋においてみてほしい。独学大全は分厚いらしいし、ちょっと難しいところはあるかもしれないけど本を読める人であれば小学校高学年~中学生くらいから持っていてもいいと思う。手にしたときに読む必要はなくて、読む必要や気持ちが出たときに手の出る場所にあるのが大事だから。
通し読みするもよし、辞書的に引くもよし、とりあえず積読でもいつか役に立つ本になると思う。偶然ではあるけど感染症対策で公共教育の場が影響受けてる昨今のタイミングで『独学』大全が出ること、良い影響がありますように。

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