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読んでほしいひとりごと

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日々のちょっとした考え。誰かと共有したいからひとりごとにしないひとりごと
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私にとっての挫折って何かなとふと考える

「挫折とかしたことあるの?」 と、最近仕事に転機が訪れた私に友達が聞いた。 「いや、まぁ、人間だからね。」 と、その場では深く考えずに答えたけれど、後から振り返って多分私はあんまり挫折を挫折と思わない方なのかもしれないと思った。 私は、人には必ず「その人だけにできること」があると考える方で、あまり苦労をしなくても人よりほんの少しもともと出来てしまう、そんな秘めてる部分をみんなどこかに持ってると思っている。だから、まだペーペーの人生だけど、一応「私だからできることって何

人生は彫刻のようだと思った。

一人で歩くことが好きになった。 いつからか、知っている街でも知らない街でも、一人で歩くことが好きだ。 好きといっても、一人で歩いていてぱぁっと心が開ける事はまず、ない。 いける、がんばろ!と根拠のない自信から前向きになるのはむしろ友達と居る時で、一人で歩いている時は大抵の場合あることないこと色々と考えて、不安になったり、苦しくなったり、虚しくなったりする。 半ば自分を苦しめているだけじゃないかと思う時もあるけど、それでも一人で歩くことが好きだ。 宙に浮いているように、

20分だけの、出会い

大学院のことだったり 言語のことだったり 少し固いお話が多かったから 肩の力を抜いたお話を。 この前のこと。 私はよくカフェで 課題をしたり論文を書いたりすることが多い。 少しの音も無い図書館の自習スペースより、 人のおしゃべりの声が聞こえたり パソコン作業する音が聞こえたりと 少しだけ雑音がある方が、 私はなんとなく心地よく、集中できるからだ。 その日も同じように、コーヒーショップで作業することにした。 私は勉強が捗りそうなスポットを探すまで、 こだわりがある人で

父と娘の愛

いつかの木曜日の夜。 なぜだか急にフレンチトーストが食べたくなった私は、 夜風の当たるソファに座って本を読む父に 「土曜にでも、おやつにフレンチトースト作ろっか。」 と何気なくつぶやいた。 「うん、いいね。」 と、低く小さく一言返事をすると、父はまた静かに本に目を向けた。 そんなことも頭の片隅においてしまった私は 土曜日にデートの予定を入れた。 午前中から出かけて、楽しい時間はすぐ過ぎて、 帰宅したのは夜遅くだった。 父はもうとっくに寝ていて、リビングだけに灯りがつい