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英語とコミュニケーションと世界について

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研究について。英語についてもっと楽しく、肩の力を抜いて考えることができるように。
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Kotoba Gallery

英語を母語としないひとたちが、英語で書いたクリエティブな文章を、Website(プロフィールにURL)でシェアしています。正しく書くことよりも「伝える」ために思いを込めた楽しい表現の英語をぜひ楽しんでいただければと思います。(好きなことをなんでも、自由に書いてくださる方も募集しています) Websiteとinstagramです。楽しんで、読んでみてください。 Website: Kotoba gallery website Instagram: Kotoba galler

自分が、友達にかけたい言葉

電話に出ると、 彼女の、鼻をすする音が聞こえた。 「大丈夫?」 ひくひくと嗚咽しながら彼女は答えた。 「今ね、彼氏とね、別れてきた、、、 ふられた。向こうから来たのにね、結局、 ふられた。勝手だよね。 本当に好きだったのにね。辛い。辛い。」 「うん。」 「ああしてればよかったかなとか、 こう言ってれば良かったかなとか考えるの。 私が重すぎたのかな?初めてのお泊まりの時に、、もっと私、彼の好きな女性だったら良かったかな?」 「、、、。」 私は、彼女にかける言葉を必

社会と学問の繋がりと、おこげの話。

これは就活を経験したひとは 誰もが思うことかもしれないけれど、 街を歩くたびにどこかのコーヒーのCMみたいに この世界は本当に誰かの仕事で出来てるんだって実感する。 朝通るマツモトキヨシには 開店前にレジ開けてる店員さんがいて 搬入する人がいて、 開けてるレジも 搬入してるダンボールも その中に入ってる商品も 商品のデザインも、、 ってキリがないけど全て 作ってる、造ってる、創ってる人がいると思うと、 なんだか、コンク

ことばは、重いのか、軽いのか

ことばは、強くてまっすぐ。 私は、ことばについて考えるのが好き。 なんでことばが好きかというと 思ってることを「伝える」「表現する」ためにたぶん1番近い手段で、 書くにしろ、話すにしろ、 その一言一言すべてに、伝え手がその言葉の後ろに持っている考えや、思いがのっていると思うから。 逆に言えば、 伝え手は、(特に消して書き直したりできる書き言葉なんかは)、 自分の言葉に、自分の考えや思いを意識的に組み込んであげることができて、 相手に「こう伝わって欲しい」という気

英語ってなに?と考えています(自己紹介)

東京にある大学の若手の研究者です。 世界で、様々な形に変化して話されている英語と社会について日々 考えています。 「ネイティブ」という一つの英語の形にこだわりすぎて、それにたどり着かないと、私たちは「英語が苦手、できない、恥ずかしい」と人と気持ちを通じ合わせるという大切なコミュニケーションの役割を忘れてしまいがちです。でも蓋を開けてみれば、英語を母語として話す人たちは、世界の英語話者でいうとほんの少しです。大半の人は、自分たちの言語と共に英語を話し、そこにはカラフルな言語の

あえてスベる英語

最近グーグルアシスタントがすごく進化したっていう記事(動画)を Facebookで見た。 グーグルアシスタントの紹介ビデオ グーグルアシスタントが 美容院とかレストランに直接電話をかけて 予約をしてくれるのだけど 全く機械が話してるように聞こえなくて 相手の対応に本当に自然に即座に返答ができる。 英語も単語単語で区切られているとかロボットっぽいこともなく 普通に人間と会話が出来てしまっている なんかもう もはや将来は人と人との会話がなくなっちゃいそうな気

英語、ペラペラってなに?

「2回留学?あじゃあもう英語はペラペラな感じですね?」 感謝しなければいけないことに 人生で2回も長期留学に行かせてもらっている私が よく遭遇する他人からの反応だ この反応を受けるたびに困ってしまう 私には英語がペラペラの定義が分からない どうなると人は「英語ペラペラ」の称号が 与えられるのか分からない 文法だったり構文だったりがしっかりしている事? でもこう耳にする時もある

2200時間

2200時間 詳しく言うと2200授業時間 この数字は 英語が母国語のひとたちが 第二カ国語として日本語を勉強する場合 流暢に話せるようになるまでの 学習総時間数だそう。 イコール 88週間 イコール 1.69年 Foreign Service Instituteっていうところが 定めた基準によると 英語が母国語の人達にとって学ぶ言語として 一番難しい言語の部類(