我拗らせているのだろう。
特別な人と一緒に街中を歩く。
そんな素敵なワンシーンを思い浮かべてみてほしい。
君は彼らを見てどう感じるだろうか?
彼らから溢れる幸せオーラは私にも感染し、自然とニヤけてしまう。
しかし、実際私が彼女と街中で歩く時手を繋ぐことを拒む。正式には人がいなければ手を繋ぐ。
恥ずかしいとか男らしさとかそんな下らないか感情ではなくて、見てて不愉快だと感じる人がいると思うからあえて空気を壊さないように努めている。
「え、硬っ! 無理ぃいい!」
なんてギャルが叫びそうな事象だろう。
実際元カノは手を繋げないことに嫌悪感を募らせていた。メンヘラの友達も引いていた。
私も手を繋ぎたい気持ちは充分にわかる。
分かるけどそれは性欲に呑まれてる感があり嫌なのだ。
性欲怖くね? 分かるでしょ? ね? ねぇ!
だってほら、なんかハニートラップで偉い奴が失脚とか育てらんないのに中出ししちゃったり。お猿さんになっちゃうの嫌じゃない?
君も思い出してほしい、中学高校時代の等身大の大恋愛のことを。
好きな相手が全てで人生の優先度が大きく揺らぐ大事件。
理性がないと性欲に支配されるそれが怖いし、ホモサピエンスじゃなくなるから嫌なのよね。
恋に恋して恋に溺れて、視野角が狭くなって周りとの縁を切っちゃうの本質からずれてる感あって嫌だなって思っちゃうの。
分かる? え、分かるよね?
恋を悪く言うつもりもない、ただ盲目になるのは危険じゃないのかって言いたい。
理想と現実を照らし合わせて理性を働かした方が生きやすくねって思うわけよ。
私は虚像で心が動くほど感受性が豊かじゃない。頭のいい大人が考えた策にハマり、似たようなイルミやおしゃれなカフェなんかに行っても何も感じないよ。
大学からの帰り道、たまたま上を向いて見えた沢山の木の葉から漏れる光は私を暖かく包んだ。
そして初めて心の底から綺麗だと呟いた。
これが自然の力なのか、たまたま感受性が高かったのか分からないけど、こんな感じの調和の取れた幸せな空間がいいなと思う。これが理想だし現実にしていきたい。
共感なんていらない、君が何を理想と思うかが大事だ。
君はどう思い、何に想いを馳せる?
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