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無線資格が欲しい人が読むべきコト

先に断っておくが、今回の記事の内容はあくまでも無線の資格に興味があって取得しようと思ってる人向けに書いた内容なので、興味がない人には全く刺さらない内容だと思ってほしい。

とはいえ、せっかく読んでくれるなら最初に少しだけ一般向けの内容を書いてみることにする。

「スマホ(ガラケーでもいいや)、持っていない人ー?」

おそらくほとんどの人がスマホなりガラケーなりのいわゆる携帯電話機器は持っていると思う。
そして、その多くが特にスマホに詳しくなくても「スマホの回線は、どこのキャリア(携帯会社)を使っているか」くらいのことの質問はなんとなくわかるはずだ(答えが正確に分からなくても話の内容がソフトバンクやau、ドコモということが分かるくらい)。キャリアによってネットが繋がりやすいとか、速度が遅いとか、色々あると思うが、それらは言ってしまえば全て無線に関する内容だ。

だから、いきなり「無線」と聞くと頭に「?」が浮かぶが人でも大なり小なり無線の知識を知ってて(無意識的に)使っていたりする。
ただ、たしかに今回の僕が取ろうとしている無線の資格はそれよりも専門性のある内容で一般向けの内容ではないかと思う。

さて、本題に移ろう。

第一級海上特殊無線技士(通称、一海特〔いちかいとく〕)
第一級陸上特殊無線技士(通称、一陸特〔いちりくとく〕)

僕はこれらの資格を取ることにした。
漢字だらけの長ったらしい名前だが、実際のところそんな凄い資格ではない(などと言ったら失礼かも…すみません)。
一級だからといって、二級とか三級とかを合格しなければいけないわけでもなく、基本的には誰でも試験は受けられるし、受かれば資格がもらえる(そして、”一応”国家資格でもある)。

ただ無線の資格は領域によって無駄に細分化されていて、やたらと種類が多くて正直全体像が掴みづらい。一番分かりやすい図として資格を管理している日本無線協会が出している全体像(以下の画像)を見てもらえればわかるとおもう。

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これを見て、どうせなら一番汎用性がありそうなトップにある「一総通(第一級総合無線通信士)」を取れば?と思うかもしれない。確かにそうなのだが、僕は別に無線マニアではないし、必要のない資格を取るほど資格マニアでもないので、そんなマニアックな資格は要らない。要らない資格のために貴重な時間を割くのもご免だ。

では…

僕がなぜ無線の資格を取るのか

この先の世の中で主流になるであろう車の自動運転化やドローンの活用などには電波が大きく関わっている。なので、工学としての無線への関心は一切ないが、世の中の流れ的に無線という分野が無視できないので、興味がある。とそんな感じ。

などと言って時代の先読みなんていうつもりは正直そこまでなくて、あくまでもやりたいことを実現させるために必要だから"仕方なく"資格を取るだけの話。

僕が以前書いた記事があるが、僕は外国へヨットで行きたくてそれを実現させるには第一級海上特殊無線技士の資格が必要なのだ。
この先、僕がちっさなヨットに乗って大海原を渡りオーストラリアまで行くとして、その最中なにかトラブルに見舞われたら? - そんなピンチを救ってくれるかもしれないツールこそ無線機なのだ。それで救助を求める。その際に使い方を知っていたら海の藻屑にならずに済むかもしれない。
だから、その資格を取る。理由は至ってシンプルだ。

さてさて前置きが長くなり過ぎたがここからはリアルに無線の資格を取ろうと思っている人だけが読んでくれたらいい。

とりあえず試験を申し込め

まず、無線の資格が欲しいと思ったらその時点でGOでいいと個人的には思う。「GO」というのは、受けられる無線の試験日の日程を確認して受験の申し込みをするべきという意味。
正直、迷うほど難易度の高い試験じゃない…はず。
(とは言いつつ僕もまだ受けていないので実際のところは知らないが)
とにかく無線の知識があるかないかでビビる前に試験内容を確認してほしい。

試験内容を確認するべし!

今回僕が受ける予定の第一級海上特殊無線技士の試験は、全て選択問題(マークシート形式)で、三部(無線工学、法規、英語)から成る。
問題数は、無線工学と法規は各12問で、英語に至っては5問だけ。
選択肢は4択なので、受験すれば誰しもが25%で受かる可能性があるわけだ。これだけでも、それほど難しい試験ではないことは明らか。
ここまで聞いてまだ不安が拭えない人がいるなら、さらに言おう。
過去問(年3回の過去10年以上分の量)が公開されているので、対策はバッチリできるし、そこまで公開されていれば試験の傾向すら予測可能だ。

英語は不可避

強いて不安材料を挙げるとすれば、英語の問題があるという点か。
英語は海特の下位の資格試験にはない。英語にすごく苦手意識のある人もいるかもしれない。ただ、それなら一海特を取る必要性を改めて考えてみたほうが良いかと思う。
おそらく一海特を取りたいと考える人は、基本的に海外へ航海する意思がある人なはずなので、正直試験の英語程度で躓いていたら資格取得後の行動も考え直すべきだと個人的には思う。試験はあくまでも試験で、聞き取れなかったところで資格が取得できないくらいの話だが、実際に海上ではそんな甘いわけがなく、基本的な受け答えと国際的ルールは知っておく必要がある。試験で問われているのはあくまでも外国へ行く際に入港で問われるような英語での質問に受け答えできるかのレベルなので、普通にやっていれば問題は無いはずだ。

それでもで英語に自信がなくて申し込みを躊躇しているなら、過去問を使って対策もできるので、やっぱりあまり考え過ぎずにとりあえずでやってしまってかまわないと思う。

僕も申し込みが済んで試験日まであと約二ヶ月。
(合格したらこの記事の内容も更新します)
対策はシンプルに過去問をひたすら解きまくるだけ。

「試験は御免だ」の方には…

無線の資格について調べていけばきっと出てくるとは思うが、実はこの資格、国家試験を受けて合格する代わりに講習を受講して取得することもできる。どちらの選択をするも個人の勝手なので、自分に合った方法で取得すれば良いと思う。
取ってしまえば同じ資格であることに変わりはないので。

僕は今回、一海特の他に一陸特の試験も受けようと思っている。
こちらは、名前のとおり陸地で必要となる資格で、ドローンを飛ばす際に必要なので取る。
一海特と比べると多少問題数は多いが、同じように過去問をとにかく解きまくれば、それほど警戒するほどの試験ではないだろう。

最後に

「一海特」と「一陸特」を同時に両方取ろうとするようなおかしなやつはおそらくあまりいないだろう。だからなんだ。
アメリカの某有名ITの創始者、故スティーブ・ジョブスのあまりにも有名すぎるスピーチの最後の一言。

「Stay hungry, stay foolish」

僕はそう自分に言い聞かせる。

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