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令和、「Reiwa」じゃなくて「Leiwa」でしょ!

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新元号が「令和」に決まり、日本中はその話題でもちきりになった5月からすでに半年以上が過ぎ、令和元年ももう少しで終わってしまいます。

そんな新元号「令和」に関するネタをご紹介します。

職業柄、こういった日本国内の一大イベントを外国人に分かりやすく説明するのも大事な仕事のひとつなんです。
英語で説明することになるのですが、さすがに固有名詞を訳すことはできないので、それらはそのまま伝える必要があります。そこでいつも困るのが、「ら行」の付く固有名詞を英語で説明するときの発音。
日本人が英語を習得する際に必ずといっていいほどつまずく英語での「L」と「R」の使い分け。日本語にはその二つの音は存在しないのだから当然のことなんです。
日本語の「ら行」はどちらでもない、言わば「R」と「L」の中間のような音。逆に英語ネイティブにはこの発音が難しいのです。

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ということで、具体的な問題は

ココからです。

新元号「令和」は「ら行」からはじまる固有名詞。
そのアルファベットでの表記の仕方。「R」なのか、「L」なのか。
これまでの日本語をアルファベット表記にするとら行は全てRで表記する流れを考慮すると「REIWA」となるが(実際なっているのですが)、個人的にはどうしてもしっくりこないんです。

音としてないものは仕方がないとして、日本語をアルファベットで表記しなくてはいけない以上、「R」か「L」どちらかを使う必要があるのは理解できます。
どちらで表記しても正確な発音にはならないのであれば、どちらかというと音の近いほうである「L」を用いるべきではないでしょうか。
日本語のら行には英語の「R」のような巻き舌の要素はないので、「L」の方が発音の表記としてしっくりくるはずです。

なので、「REIWA」ではなく、「LEIWA」だとおもうんです!!!

とはいえ、日本語のアルファベット表記が単なる発音のためだけではないことも理解しています。(それ以上のことはよく知りませんが…)
なぜ日本語のら行は「R」を用いるのか知っている人はぜひ教えてください。

個人的には…

訪日外国人と多く接する仕事をする身としてはそれでは納得するのは難しいというか、誤解を生むので変えてもらいたいというのが正直なおもいなのです。

というのも、日本語のアルファベット表記は結局のところ(日本語が読めない)外国人のためにあるので、彼らにとっては発音記号のような役割になってしまうからなんです。

日本にやってきた外国人は、日本語が読めないので当たり前のようにアルファベット表記を読むことでしか理解できないわけです。そうなると、英語訳に書かれている文字通りに固有名詞を読んでしまうため、そのアルファベットを使った音での発音として理解させてしまうのです。
例えば、ラーメン。世界中で日本食として認知されつつあり、外国人にも大人気の「Ramen」ですが、外国人の発音聞いたことありますか?
最初の「ラ」にアクセントがかかっていて「R」の発音なので、ドスの利いた発音になってしまっているんです。

訪日外国人と英語で会話をする中で、ら行からはじまる日本語の固有名詞を聞くたびに巻き舌とおかしなイントネーションで、もはや同じ単語に聞こえないレベルなんです。
もちろんそれには外国人になんの落ち度もないんですけどね。

が、どうせそうなってしまうのならいっそのこと、発音の近い表記にしてあげるほうが良いとおもうのは僕だけでしょうか…


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