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LinkedIn(リンクドイン)で積極採用しているお勧めの外資IT企業 2020.4月版

 皆さん、LinkedInというビジネス特化型のSNSをご存知でしょうか? 
https://www.linkedin.com/

 これから就職を考えている大学生や、将来転職を考えている方にぜひ登録を強くお勧めしたいSNSです。
 私はLinkedinを利用して転職したり、関心のある企業の動向をチェックしたりしています。LinkedInに採用ページを作る企業も増えていて、企業の人事が情報発信したり、採用イベントを告知したり、また、直接気になる人をヘッドハンティングしたりする機会が増えてきています。私が勤めている会社の人事はLinkedin経由での直接雇用はもちろんのこと、新卒採用(つまりは大学生にヘッドハンティング)も行なっています。
 海外や外資系企業で働く人や海外の就活生は、ほぼ全員が自分のLinkedlnアカウントを取得して言っても過言ではありません。

 本日は、LinkedIn活用メリットから始めるポイント、そして私が(かなり個人的に)気になっているLinkedInで積極採用をしている外資IT企業をご紹介したいと思います。

LinkedIn活用メリット

▼ LinkedIn活用メリットは以下の通りです。

① 転職市場の伸びとそれに備えた情報収集
② ダイレクトリクルーティングの時代
③ ユーザー数がまだ少ないので競争力が高くなる

 ① 転職市場の伸びとそれに備えた情報収集

 日本では終身雇用型の企業が多く、新卒就職後に転職キャリアについて考える機会があまりありませんでしたが、終身雇用や年金制度の崩壊、女性の出産後の社会復帰など、転職や再就職需要も少しずつではありますが高まってきています。冒頭にも記載した通り、海外ではLinkedIn活用が当たり前になっていて、多くの外資企業がLinkedInを活用して、採用情報や採用イベント、社員インタビューを自社ページで展開しています。気になる企業をフォローしておけば効率的に情報収集ができます。もちろん転職に興味がなくても、情報収集したり、チャンスを伺って損はないかなと思います。

 ② ダイレクトリクルーティングの時代

 昨今、企業自らが人材データベースから求める人材を探し、直接連絡を取り採用する「攻め」の採用手法が増えています。CMでお馴染みのビズリーチもダイレクトリクルーティングを奨励していますね。これは、ITやWebサービスの普及により、どこでも誰とでも繋がれる時代になったからであり、この流れはより加速していくでしょう。
 ダイレクトリクルーティングは海外では主流で、例えば、グローバル企業の1つであるGEでは、全世界でリクルーターと呼ばれる元ヘッドハンターや長年採用に取り組んできた人事担当者などの採用のプロフェッショナルを500人も雇用し、ダイレクトリクルーティングによって2万5,000件もの採用を成功させたという事例があります。また、2011年には、コカコーラ幹部の約95%をダイレクトリクルーティングによる転職者が占めるほどになったという事例もあるようです。
 直接企業と話すのが怖いという方でも、Linkedinには大手から個人の転職エージェントが多数登録していて、企業に紹介する候補者を探しているので、転職専門エージェントと繋がって、気軽にメッセージできることもメリットになります。

 ③ ユーザ数がまだまだ少ないので競争力が強くなる

 他サービスと比較するとLinkedinの国内ユーザ数はまだまだ少ない一方、LinkedInで雇用を進める企業は増えています。もし働いてみたい企業がLinkedInに登録していて、その情報にいち早く辿りつけたとしたら、競争率は低くなることでしょう。
 また、LinkedInを活用している時点で、企業から 『この人は転職に興味があるのかな?』と見てもらえるので、お声掛けいただく確率も上がります。転職に対するアンテナが高いというセルフブランディングにもなるのです。

2019年時点 国内登録者数*(全世界登録者数)
Facebook  2,800万人(Facebook  22億3,000万人)
LinkedIn  200万人(LinkedIn  6億1,000人)
Twitter  4,500万人(Twitter  3億3,500万人)

LinkedIn登録の際のお勧めポイント

① プロフィール写真アップ
 写真付きのプロフィールは、写真がないものと比較して、10~15倍閲覧されるとまで言われています。できれば写真館で撮影したり、会社の中でロゴが映る場所などで撮影し、きちんとした宣材写真を掲載することをお勧めします。

② キャリアサマリ
 下記のnoteでも紹介しましたが、キャリアサマリだけで、どんな人なのか、マッチしそうか、を判断されてしまいます。キャリアサマリでは、プロフェッショナルな経験、スキル、強みにフォーカスして、自分のことを簡潔に書いてみてください。言語設定は日本語だとしても、記載はぜひ英語で。

③ 転職関心シグナルのフラグ付け
 ページ右上のプロフィールアイコンから「設定&プライバシー」を選択し、「プライバシー」->「求職活動の設定」->「求職シグナル」を「はい」にしておくと、求人募集で検索される度合いが高くなります。もし自分の会社に知られたくないという場合でも、確実性は不確かではありますが、一応、自分が転職にオープンであることが現在の職場に開示されないような対策はとってくれているようです。

LinkedIn(リンクドイン)で積極採用しているお勧めの外資IT企業

 こちらはかなり勝手な主観でありますが、LinkedInで積極採用をしていて、個人的にお勧め(気になっている)企業を紹介させていただきます。直接雇用に慣れていない方は、いきなり直接応募するのではなく、職務経歴書作成から応募方法まで、エージェントを頼ってみてくださいね。
 また、GAFAMもLinkedInで積極採用していますが、競争率がかなり高すぎると思うので、今回はお勧めから外させていただきます。とは言え、以下の企業も人気で競争率が高いと思います。

■ ZOOM(ズーム)
 言わずも知れ始めたテレビ会議システム。昨今の事情により需要が急上昇。求人が多数展開され始めています。
https://www.linkedin.com/company/zoom-video-communications

■ Slack(スラック)
 2013年にリリースされ、2017年には日本語版がリリースされたチャットコミュニケーションツール。2025年までに日本市場で500万人のユーザを目指していると言う、勢いのある企業です。テレワークの普及によりニーズも更に高まりそう。
https://www.linkedin.com/company/tiny-spec-inc/

■ Hewlett Packard Enterprise(HP)
https://www.linkedin.com/company/hewlett-packard-enterprise/

■ DELL (デル)
https://www.linkedin.com/company/dell/

大手PCメーカーのカスタマーサービスやインサイドセールスのポジションもタイミングによっては狙い目です。

■ NVIDIA(エヌビディア)
 コンピュータのグラフィックス(画像)処理や演算処理の高速化を主な目的とするGPUのトップメーカー。1993年にカリフォルニア州で設立されました。
https://www.linkedin.com/company/nvidia/

■ Box(ボックス)
 カリフォルニア州に本拠点を置くクラウドストレージサービスを展開する企業。日本支社は2014年に設立され、急成長し続けています。
https://www.linkedin.com/company/box

■ Splunk(スプランク
 サーバ、アプリケーション、ネットワーク機器などが出力する多様なデータ(ログ、パケットデータ、コマンド実行結果等)をリアルタイムに収集・蓄積し、検索および分析を得意とする統合ログ管理ソリューションを展開する企業です。
https://www.linkedin.com/company/splunk/

■ Yext(イエクスト
 2006年にニューヨークで設立され、日本法人は2017年に設立した、オンライン上で実店舗情報を一括管理するソリューションを展開する企業です。https://www.linkedin.com/company/yext/

■ Concur(コンカー)
 出張・経費精算・請求書管理を簡単に可能なクラウド型の管理システム。「働きがいのある会社」ランキングでは3年連続で1位を獲得しています。
https://www.linkedin.com/company/sapconcur/
 * 現在LinkedIn上では求人情報なし


 SaaS系企業は、営業職はもちろんのこと、近年ポストセールスである、カスタマーサービス、カスタマーサクセス、最近の言葉で言うとカスタマーエクスペリエンスに投資している企業も多く、ポジション数が増えている傾向にあるのかなと思います。  

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