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『子ども向け』って何回言った?

  お疲れ様です。あいなです。

 当アカウントは、現在、千葉県警の交通安全啓発動画がとある団体の抗議を受けて削除された件について、関係している地方公共団体に情報開示請求をしています。

 先日、動画を『子ども向け』とすることに疑問を覚えているという記事を公開しました。
(Vtuber名はあえて伏せています)

 関連している&該当するニュース記事やコメントなどをスクラップしてみましたので、ご興味がありましたらご覧ください。
(出典は記載しますが直リンクは避けています)


6月、千葉県八街市で児童5人が死傷した事故を受けて、子どもの命を守るため、(略)交通事故防止の動画を制作しました
(略)
松戸警察署 永田陽一郎 署長
「八街市であった小学生5人が死傷した事故のような現場は、松戸市にも何か所か危険なところは実際にある。そういうところを子どもたちに気を付けてもらいたい
「(動画では)自分自身の努力で、交通事故は避けられるようなところを見てもらえるとありがたい」

2021年7月19日付 チバテレ+プラス
交通事故防止へ 警察とVチューバーがタッグを組み動画制作
©千葉テレビ放送株式会社
より

一番の問題は、県警がこの「へそ出し、ミニスカート」姿のキャラクターに対して何も違和感を抱いていないことです。
問題とすら感じていません。
典型的な「萌え系美少女」キャラクターは、「女性を性的商品として扱っている」、「子どもを性の対象とする風潮を助長する」など多くの批判があります。
図らずも今回、このような批判に対しなんら問題意識を抱いていない県警の見識を露呈してしまいました。
人権感覚を疑うものです。

私は6月議会で、教員の児童生徒への性暴力問題を取り上げました
若年者への性暴力事件が後を絶ちません。相談機関によると、性暴力の相談件数が毎年増加しており、10歳未満~10代の相談が4割近くを占めています。
それも表に出るのはごく一部です。

小児性愛を助長するようなアニメキャラクターを登用し、県警公式チャンネルに載せている問題の根は深いものです。
また、犯罪防止が役目のはずの千葉県警の見識が疑われ、信用失墜です

伊藤とし子のひとりごと
千葉県警「へそ出し・ミニスカ」キャラクター起用に問題意識なし!!(2021-08-23)
より

へそ出し超ミニ激痩せ女の子を松戸警察署千葉県警が広報に使ったので、全国フェミニスト議員連盟で抗議したら、オタクを差別するのか等、見当違いの抗議や質問が寄せられて、改めて、日本は「女は可愛く、幼くあれ」という差別意識が女性にも蔓延していることを思い知らされた

三河島くらぶ
警察がへそ出し超ミニ激痩せ女の子を広報に使うことの問題点(投稿日: 2021年9月19日)
より

色々あるコラボの中で小中学生に見せたいから小中学生が好きなVtuberを使った、ってやるわけじゃないですか。
で、だからねじゃあたとえば警察がお相撲さんを使ったら警察は松戸市の子供たちに相撲取りになれって言ってるかって、絶対そんな批判しないわけですよ。

某区議のチャンネルにて9月24日ライブ配信された動画より
(現在は非公開になっています)

千葉県警がVTuberの女性キャラクター「〇〇〇〇」を利用して展開してきた子ども向けの交通ルール啓発動画が、全国フェミニスト議員連盟なる団体からの抗議により、削除に追い込まれた出来事が大いに物議を醸している。

2021年9月28日付 マネーボイス
女性の敵はフェミ議連?VTuber起用の千葉県警PR動画「性的」抗議受け削除で物議。圧力疑惑に「警察が勝手に削除」との無責任発言で批判殺到
より

コロナ禍で子ども向けの交通安全教室を行えない中、ことし7月16日から公式YouTubeやツイッターに掲載していました。
コラボしたのは若い世代に人気のある「Vチューバー」です。
自転車に乗る時の10のルールを小学生に話すようなやさしい口調で説明するのは、松戸市ご当地Vチューバーの「〇〇〇〇」。

2021年10月4日 NHK|WEB特集ニュース
“ミニスカート姿” 女性Vチューバー動画の波紋
より

共同代表の増田薫・千葉県松戸市議は「小中学生に対してむやみに肌を露出し、胸の揺れが強調された女子中高生風のキャラクター動画を公共機関である警察署が率先して見せるのが当たり前の社会を私たちは求めていくのですかと問いかけたい」として、公的機関としての警察の広報活動に疑問を投げかけた。
 さらに、「警察は性加害、虐待を取り締まっているのですから今回の動画についても慎重になって当然です。特に影響が受けやすく判断力が十分に発達しているとは言えない段階にある男の子たち、女の子たちがこの動画を見たときにどう映るかを私たち大人はもっと注意を払うべきではないでしょうか」と述べた。
会見では県警の動画について、「肌を露出し、大きな胸が揺れます。極端なミニスカート。子どものための交通安全の動画にこのようなキャラクターが本当に必要なのか。不要なアイキャッチャーとして使われているんじゃないか」と指摘した。

(中略)

県警の担当者は削除の理由について、本紙の取材に対し、もともと動画の期限が9月17日までだったことに加え、「部外からキャラクターが不適切ではないかとの意見があったことや、子ども向けの動画としていた製作した(※原文ママ)のに、本来の意図とは異なる形で興味本位に受け取られてしまう懸念が出たため」と説明している。

(中略)

Q Vチューバーの〇〇〇〇さんをについては、(※原文ママ)警察が採用したことが問題なのか。
A いまも活動する〇〇〇〇さんがVチューバーとして活動していることについて、私たちは何もいっていない。警察が子ども向けの交通安全動画に採用したことを問うている。表現の自由うんぬんの問題ではないと思っている。

2021年10月8日付 東京新聞 TOKYO Web
Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」
より

千葉県松戸市の〝ご当地Vチューバー〟として活動する女性キャラクター「〇〇〇〇」が出演していた千葉県警による子ども向けの交通ルール啓発動画が削除された問題で、同キャラを管理する「Art Stone Entertainment」代表の板倉節子氏と大田区議会議員の荻野稔氏が28日、都内で会見を行った。

2021年10月28日付 よろず~ニュース
動画削除のVチューバー・〇〇〇〇の管理者らが会見 全国フェミニスト議連への怒り訴える
より

昨年春、松戸警察と松戸東警察は、子ども向けの「交通安全キャンペーン」の動画に、『〇〇(人名)』を登場させました。
(略)
しかし、この交通安全動画を見た人から、こどもたちに見せるのには教育上問題があるとの指摘があり(後略)

2022年4月26日発行 広報チラシ
増田かおると子どもの未来の会ニュース№31
より



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