■埼玉県の水着撮影会では、出演者と撮影者の『コントロール』が主催者側に求められていたのでは?
○徳重龍徳氏の記事から考える『コントロール』とは
お疲れ様です。あいなです。
今回も6月上旬に埼玉県で起きた『水着撮影会直前中止事件(仮)』についての話題です。
デイリー新潮から2023年7月21日に公開された記事をご紹介いたします。
この記事は、自身も写真家でグラビア評論家の、徳重龍徳氏が書かれています。
以前のnote記事でも、氏の書かれた記事について触れたことがありますが、主催者だけではなく、出演者や公園側にもしっかりと取材を行い、有識者としてしっかりと各方面に隠れていた問題点を洗い出している印象があり、とても素晴らしい記事だと思っています。
今回ご紹介するこの記事も、公園の管理団体と過去の撮影会出演経験者へのインタビューが載っている良記事です。
以下、記事の気になる部分を引用させていただき、その後個人的な疑問を挙げていきます。
○『異性の姿勢』とは?
まず、これ『異性の姿勢』がよくわからなかったんですけど、これってどういう意味なんでしょうね。
誤字ではないようなので文字通り受け取るとすると、『性的指向対象(つまり異性?)として意識されたい見られたいと振る舞う姿勢』ってことであってますかね。
確かに、そういうことであれば、未成年がお客さんに対して『異性の姿勢を』繰り返し見せる行為はアカンでしょうけど…
これじゃ私みたいな天邪鬼が、「同性に『同性の姿勢』を繰り返し見せるのはオッケーなんすね…」という余計なツッコミをしてしまうと思うので、担当者の方は精いっぱい言葉は選んだんでしょうけど、どうにも苦しそうですよね。
青少年健全育成条例の内容を直球に『みだらな行為』とぶつけてしまうとまた推測の余地が残ってしまうので、非常に難しい所です。
○水着の露出度
最近は水着の露出度が過激化傾向にあったというコメントがありましたね。
あとは、参加者から出演者に対して露出や水着の過激化を求める声が直接的にあったと。
ここらへんは以前からのnote記事にも書いていましたが、『主催者側にコントロールが難しい』という部分や『5万払ったら期待しちゃう』にも繋がってくるのかな?と思い、気になりました。
出演者はお客さんのために、もしくは自分に注意を向けるために…
お客は好きな出演者のために、もしくは自分の好きな写真のために…
水着の露出度が過激になっていく傾向を『コントロール』していないのは…これは、主催者の問題ではないでしょうか?
主催者が特に意図せずとも、もしくは何も言わなくても勝手に、相互作用でイベントが盛り上がるなら良いとあえてコントロールを避けている部分もあるのではないの…?と邪推してしまいました。
このnote記事では、あえてずっと『コントロール』と書いていますが、ようするに、
未成年者のみだらな行為を許容し…
お客に出演者の過剰な労働を期待させ…
そのプレッシャーや要求を出演者に直接浴びせかける…
そういった、あらゆる悪徳に対して一線を越えさせないための自制行為が、水着撮影会の中には存在していたのか?という疑問が残ります。
そういった雰囲気を制御できる立場にあったのは、主催者だけなのではないでしょうか?
ここの『過激化』や『コントロール』については、今後の検討会や水着イベントの感想などで漏れ聞こえてくる部分でもあるのかな?と思って注視しています。
○検討会のメンバーについて
検討会には誰が参加するのか、気になるところです。
きっと匿名ですよね。
しかし、今回、ドタキャンされてパニクってた主催団体メンバーは参加したいだろうけど、たぶん検討会参加は難しいんじゃないかな…と、個人的に思います…
ワンチャン事前の意見聴取や意見書提出など、検討会に上げる意見を主催者や出演者に個別に聞いていく…みたいな事はあるのかなぁと思いますが。
直接的なこの件の関係者が一堂に会して意見を出し合うみたいな事は、今後のトラブルを避けるためにも管理者側が望まない事なのではないでしょうか。
○おわりに
いかがでしたでしょうか。
徳重氏の記事は大変興味深く、多角的で発見が多いので、個人的にはSNSもフォローして毎回拝見しています。オススメです。
次回は、最近、SNS上で撮影会中止騒動について埼玉県庁と公園緑地協会に問い合わせをしてくださっていた方とお話ができたので、そのお話から得た感想をnote記事にしたいと思います。
よろしければ、このアカウントをフォローいただきまして、次の記事を気長にお待ちくださいませ。
それでは、また。
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