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「空色がいちばんすき」 憧れの人と会った。 そのすてきな彼は音が聞こえない。手話を練習して待ち合わせの場所に向かった。 「こんにちは」 私の手話を見た彼は、笑顔を深めて「こんにちは」と口と手の指の動きで伝えてくださった。それから私の手は動かなかった。とても嬉しくてあがってしまったのと、あいさつくらいしかできない手話を使うのを躊躇ってしまって。 娘に言わせれば、こんなにすごい機会は二度となく、一生で一度もない人がほとんど。という彼との待ち合わせ。 数週間にわた