見出し画像

幸せと自由の関係

今はCOVID19によって複雑な制約がありますね。

目に見えない不安というものは、何もウィルスだけのことではないと思います。

人の心が何を思うか?・・・もしも私がきっかけで感染を起こしたら・・・?

このイベントは中止すべきか?・・・それとも行うべきか・・・?

私が直接知らない誰かは、私の判断をどのように思うだろうか・・・?

そんな複雑な不自由さを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


そんなことを考えながら目に飛び込んできた言葉が、

「世界幸福度ランキング2020」でした。

記事を読んでいくと、ここ数年日本は順位を下げ続け、

62位/156カ国なのだそうです。

この順位が良いのか悪いのか、私にはよくわかりません。

しかし気になったのは、「自由度」という評価項目が、

日本のランキングを大きく下げる要因になっていると言うことです。

確かに今は、新型コロナウィルスで不自由なのはわかるけど・・・、

それまでの日本は、凄く自由な国だなと感じていたんですけどね。


一体何が不自由なんだろう?・・・無理やりに強制されていることってなに?

昔、臨済宗のお坊さんに教わった言葉に、「自灯明」というものがあります。

これはお釈迦様が、自分を頼りにしなさいと説かれたんだよって教わりました。

そもそも自由という言葉も「自ずからに由る」と書きますよね。

どちらも自分が主体であり、人間はそもそも自由な存在だんだよということだと、

私は先人の教えを理解しています。

また、同じお坊さんから「正負の法則」という言葉も教わりました。

これはとても深い言葉だなぁと感じているのですが、この世の中は、

何かを得ると何かを失うようにできているとうことなんですよね。

アインシュタインの「E=mc2」という美しすぎる法則もありますが、

何かを得れば、何かを失うものであり、またその逆も真なりです。


例えば、組織にはルールがあり、そのルールに束縛された場合は不自由ですが、

個人で選べる選択肢よりも、多くの経営資源を活かした選択肢の中から選べる

自由があるのではないですか?・・・もちろん安定もあるし、保証もある。

もっと言えば、成功して高い収入を得れば自由に使えるお金は増えますが、

家で自由に寝転がって、のんびりと過ごす時間は少なくなって、

不自由になるかもしれませんよね。

努力をしなくてすむ自由もあると思うし、頑張ったり、無理をしなくてすむ

自由だってあって良いと思いますし、家族と過ごす時間の長さも、

自由に選択したら良いのではありませんかね。

ただし正負の法則が働いていますし、因果の法則も働いていますから、

努力をしないアスリートに栄光の道が拓かれないように、

相反して矛盾する成果を手にすることは、できないというだけですよね。


この国には、選挙に行かない自由もあるし、会社を辞める自由もあります。

「私が決めた」「自分で決めた」そんな仕事や人生は、

なんだって自由なんじゃないですかね!

人のせいにしたり、誰かの責任にしたり、やらされていると思い込んでいたり

する人にとっては、この世の中が不自由に見えているのかもしれません。

でも、幸せの条件が自由なのであれば、すべてを自己責任で引き受けて、

自分の人生のコントローラーを、自分で持つ方が良いってことでしょ?!

安定を選ぶかリスクを選ぶかも自由だし、あえて逆境を選ぶもの自由ですよ。

だってマラソンなんて大半の人が、あえて苦しい道を選んで喜んでますから(笑)

マラソンは正直です。練習不足はそのまま結果につながります。

真面目に練習をするのもしないのも自由ですが、喜びのゴールを迎えるためには、

必要な準備について、自分で決めて実行することが大切なのは、

誰しも納得のいくところだろうと思います。

自由なんて自分次第、ゆえに幸せも自分次第かな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?