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ガネーシャの教えを思索する(其の4)

少し落ち着いたものの、未だに感動の余韻を味わっているのですが、

今日のテーマは、ちと気が重いというか、ハードルが高いのですが、

私になりに、しっかりと向き合ってみたいと思います。

【教え】

わだかまりや心残りがある人には、会ってわだかまりを解く!

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二度と会いたくないと思える人のことに、心残りはありませんよね。

通常は、「あの時ちょっと言い過ぎてしまった」「言葉が足りなかった」

「イライラしていて、つい…」「そこまで言うつもりじゃなかったのに…」

「売り言葉に買い言葉になって…」などなど、

相手を責める気持ちと自分を責める気持ちが複雑に入り混じって、

なんともモヤモヤした気持ちでいることが多いのではないでしょうか?

そして、「また会った時でいいや」とか、「そのうち、時間が経てば…ね」とか、

「こちらが一方的に悪かったわけでもないし」などと言い訳をしながら、

気がついたら時間だけが過ぎてしまっていたなんてことが多い気がします。

「親しき仲にも礼儀あり」と言いますが、なかなか上手くいかないものですよね。

なんだろうな?!自分のプライドが邪魔をしているのかな?

いつも「そのうち、縁があれば…」と自分を誤魔化しているのは知っている

でも、なんて切り出せば良いのでしょうかね?

素直になれば良いって言うけど、心の奥底では「自分は間違っていない」

思いながらも、「言い過ぎたよな」ってことを修正するにはどうすれば?

そんな気持ちを抱えている人も、沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

私が思うに、このガネーシャの教えで大切なことは、色々考え込むのではなく、

「まず会ってみなよ」ってことなんじゃないでしょうかね。

わだかまりがある状態では、会うということ自体に抵抗がある人も

いらっしゃるでしょうし、私自身も身構えたりすると思います。

もしかしたら最初の一歩は、「メッセージを送る」ことなのかもしれませんね。

ツールはSNSでもチャットでも手紙でも何でも良いので、

とにかく第一歩を踏み出すことが大切なのかなって思います。

そして、「会いたい」という意思を伝えることができれば、

まずは、「一皮めくれた自分」を褒めてやっても良いかもしれません。

この薄皮がきっと、身につけなくても良い「人間の垢」のようなものかも?

きっとお風呂に入って綺麗に体を洗った時のような爽快感が味わえる。

そんな気がしますね!

次は、相手と自分との間にある「壁をぶち壊す」ということですかね。

なぜなら、壁を作っているのは常に自分自身だからです。

無防備な状況は誰しも怖いので、傷つかないようについつい壁を作っちゃう。

これを壊せるのも結局自分しかいないから、会う時には不安や恐れの一切を

排除して、一旦は「相手を理解する」ことに全集中したら良いかもしれません。

私も実際に、やってみたことがあるんですよね。何を言われても「拝」の姿勢。

心の中で返事をします。「はい、わかりました」の「拝」です。

すると相手は徐々に心を開き始め、今度は私自身を受け入れようと、

少しずつですが態度が変わってきたんですよね。あくまで私の印象ですが。

そして、徐々に良い関係が生まれてきたら、最後の勇気なのかもしれませんね。

「人と過去は変えられない」ことを前提とするなら、自分を変えるしか

状況を打開する方法はないわけですから、「あなたとより良い関係でいたい」

いうことを心から望んでいるなら、その心に「素直になる勇気を持つ」こと。

これが最大にして、最後の課題なのでしょうね。

もし仮に上手くわだかまりが解けなかったとしても、その勇気を持てた自分に、

何かスッキリするところがあるような気がしますし、

「今じゃなかったのかも」くらいに大らかな気持ちで、

あるがままを受け入れようって、決めておくと良いのかもしれませんね。

いずれにしても、この教えは厳しいと言うか、ハードルが高いです。

それだけに、自分自身の人間的成長も大きいのではないでしょうかね。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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