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幸せは、そう感じた者が得をする

「Well-Being」とか「世界幸福度ランキング」とか、近年社会的には、

「幸せ」について議論される場面が増えているけど、

そんなの「幸せだと感じたものが幸せなんだ」と私は思います。

いくらポジティブな出来事であっても、それを「当たり前」と認識する人は、

きっと「幸せだなぁ」とか「有り難いなぁ」とは感じないんじゃないかな?

私は以前、広島県福山市をスタートして、同県の上下町までの約50キロを、

凍てつく寒さの中歩行する、「夜間50キロ歩行」というイベントに

参加したことがあります。

20時に市役所前をスタートし、真っ暗い山の中のダムの横を、

小雪降る中歩いていると、「寒い、痛い、眠い」というボヤキしか言えない

ような状況に追い込まれ、「一体俺は何をやってるんだ」と

辛い気持ちになったことがありました。

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そんな辛い時、「一緒に頑張りましょう」と後ろから歩いてきた見ず知らずの人に

声を掛けて頂いた時は、なんだか勇気と元気が出てきたことを覚えています。

12時間46分も掛かって山を3つ越え、ようやくゴールが視界に入った時は、

思わず熱いものが込み上げてきました。(涙)

そして、やっとの思いでゴールした場所には、

妻が車で迎えに来てくれていたのですが、帰り道は僅かに1時間足らずです。

「車を発明した人は偉いなぁ」って、しみじみ感じましたね!

そして家に着くと、温かいお風呂を準備してくれていて、

お風呂に入れる幸せを本当に感じました。

また、風呂から上がると熱い味噌汁を用意してくれていて、

冷え切っていた体が本当に暖かくなって、

普段当たり前のように飲んでいる味噌汁も、こんなに美味しいんだと感じ、

妻に対しても感謝の気持ちでいっぱいになりました。

もし「当たり前」の人生を生きていたら、この幸せ感は味わえないと思います。

即ち、感謝する心がわからない人にとっては、ポジティブな体験を評価しても、

それを幸せだとは感じないのではないでしょうか?

要するに幸せって、その人の感じ方次第ではないのかなって思うんですよね。

私は、「幸せの最大化に貢献する」という理念のもと、

人財育成やマネジメントに関するコンサルティングをご提供しています。

私にとって人財育成は、「当たり前」をなくし「感謝に気付ける心」を得とくする

ことに他ならず、そのためには「当事者意識」や「幅広い想像力」など、

視座を高めることがポイントだと思っています。

ただ研修するだけでは、会社に帰ってからのギャップに悩まれる方も多いので、

今は企業内に入って、マネジメントのサポートをしながら人財育成を

お手伝いさせて頂くことに注力しているところです。

それは、幸せを最大化するには、経済的な不安をなくすことと同時に、

この「感謝する感性を養うこと」を身に付けないと、

実現できないと感じたからです。

「最大のご馳走は空腹である」とも言われますが、幸いなことに私たちは、

一所懸命働いてお腹をすかせば、経済的な安定も美味しいご飯も、

同時に味わうことができるじゃありませんか。

その職場が楽しくない職場であっては、どちらも手に入らないかもしれません。

だからこそ「本物のマネジメント」が必要であり、

永続的な発展と社員の幸せを目的に経営する、

素敵なリーダーが必要なのだと思います。

私は、そんな想いを持っているリーダーと共に、「幸せの最大化に貢献したい」

と本気で思っています。

それが私にとって、「消費する愉しみ」ではなく「飽くことなき楽しみ」であり、

自己実現でもあるからです!

情熱を失って「世の中が悪い」「社会は不公平だ」と、

いくら他人を批判したところで、かえって世の中は悪くなる一方だと感じます。

それよりも一緒にお腹をすかしましょう!楽しく苦しく山を登りましょう!!

山頂で食べる一杯のカップラーメンは最高のご馳走ですよ。

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そんな信頼できる仲間がいれば、不安なんて軽くなるんじゃないかな。

それが本当のWell-Beingにつながるのではないでしょうかね♬

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