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夢の中で生きる!

小さな子供を見ていると飽きないのはなぜなのでしょうかね?

犬が遊んでいる様子を見ると、なぜか癒されませんか?

理由はわかりませんが、なんだか気持ちが前向きになっていくことを感じます。

「無我夢中」という言葉がありますが、子供が遊んでいる時は、

この状態に入っている姿をよく見ますよね。

私なんていやらしい大人ですから、「あっ、今脳の中にシナプスの回路が

生成されているのかな⁈」なんて、現実的な認知をしてしまいます。(笑)

実際に私たちは、遊びを通じて様々なことを学んで来ましたので、

あながち間違ってもいないのではないかと思うのですが、

残念ながら大人になるにつれて、この「没頭する状態」が減少しませんか?

無我夢中ってことは、「我を無くして夢の中」ってことですよ!

こんなに幸せで楽しい時間はないはずなのに、

なぜ私たちは、いつのまにか夢中になれなくなったのでしょうね。

今日はこのテーマについて、私なりの考えを書いてみたいと思います。

何よりも元気が大切!

私は何よりも「元気が一番大切」なのではないかなと思っています。

子供ってびっくりするくらい元気ですよね。

なのにどうして、大人になるにつれて元気がなくなっていく人の割合が

増えてしまうのでしょうか?

体からみた元気も大切ですが、私的には、心からみた元気の方が、

大きな影響を与えているのではないかなと思っています。

まず子供は無邪気ですよね!子犬も無邪気です。

そういえば犬も、飼い方によっては徐々に元気をなくしていきますよね。

単に食べ物を与えて散歩に連れて行けば良いわけではないような気がします。

どうして心の元気は失われてしまうのでしょう?

好奇心と向き合う機会を大切にする

子供の頃って、見るもの触るもの全てが新鮮ですから、

色々なことに好奇心を持ちやすいですよね。

この時大人は、「危ないからダメ」「汚れるからダメ」などと、

ついつい発言しちゃう人がいらっしゃいますが、この否定は必要でしょうか?

もちろん本当に危険なことは止める必要がありますよね。

しかし少しくらいの怪我なら、むしろ必要な学習機会だと思います。

手や服は洗えば良いだけのことですよ。それよりも「否定された」という事実が、

その子の意欲を阻害してしまい、長期的な害が大きいと思うんですよね。

子供にとって虫は、気持ち悪くもなんともないかもしれませんよ。

怖いとか気持ち悪いとかって、かなりの部分、

大人の反応をみて刷り込まれているんじゃないでしょうかね。

興味や好みの中から「夢の卵」が生まれる!

色々な遊びや体験を通じて興味を持ったことや、

スポーツ会場やコンサート会場などに行ってインパクトを受けたことなど、

様々な刺激にインスパイアーされて、「夢の卵」が生まれますよね。

私はアニメの影響を受けて、小学生の頃は野球が好きでしたから、

大きくなったらプロ野球選手になりたいと思いました。

でも中学に入った時は、テニスをやってみたかったんですよ。

「エースを狙え」というアニメに、かなり影響を受けていたと思います。

でもなんだろうな⁈・・・少し知恵がついていく中で、

テニスは足が速くないと通用しないとか、周りの情報に左右されるようになって、

結局は足が遅くても大丈夫なポジションがある野球を選択しました。

父親が野球好きだったということも、影響したような気がします。

この頃から無邪気さがなくなってきたのかもしれませんね。

自分の心に素直じゃなくなってきたんです。

そして、選択した野球でも試合の対戦相手が広範囲になっていくと、

実力の差を見せつけられる場面が増えてきました。

結局夢の卵は大きく育つことなく、徐々に萎んでいった感じが否めません。

今から思えば、この時何が必要だったのだろう⁈・・・

たぶんメンターの存在なんじゃないかな。

自分で言うのもなんですが、小学生の時はノーヒットノーランも達成したし、

結構自信があったんですよね。でも、世界は広いわけですよ。

その世界で通用するために必要なものって、1日で身に付くわけじゃない。

今ならわかるのですが、大きな差ではなく、

小さなことを積み上げた差なんだと思うんですよね。

野球の監督やコーチといっても学校の先生ですから、その道のプロではない。

プロのレベルを知っている人が、どんな努力をしたのかというプロセスを

示して頂くことが大切だったような気がします。

「そんなこと言ったって、そんな人は滅多にいないよ」となりますよね!

そのために本が必要なんだと思います。正しい情報を取りに行き、

正しいプロセスを積み上げることで、レベルをグッと引き上げることが

できたはずなのですが、残念ながら私には、そのご縁がありませんでした。

きっと大人自身が「どうせ無理」って心の中で思いながら

生きてたんじゃないかな?・・・もしくは一流の世界を知らなかった?

そんな気がします。子供の生きている世界は、まだまだ狭いですからね。

周囲の大人の影響は、どうしても大きいような気がしますね。

似たようなことは、高校生になってからも続きます。

今度はバンドにハマったのですが、趣味の領域を出なかった。

夢中にはなっていたけど、無我にはなっていませんでしたね。

徐々に徐々に心の体力を失っていたのかもしれません。

そう考えると、好奇心の芽を摘まないで徐々に伸ばしながら、

本物の刺激に触れさせてあげるって、本当に大事だなって思います。

夢のない大人が、子供に夢を持てって言うのは、やはり可笑しいのかな。

心と体の元気は密接に関連している

心の元気が失われていくと、夢や志を持つことが難しくなると言われています。

そして、夢や志がなければ、行動する元気が失われていくように感じます。

その逆もまた真なりかなと私は考えているのですが、

体力が失われていくと、心の元気も失われていくように感じるんですよね。

体調が悪い時とかしんどい時に、夢なんて想っていられないですもんね。

集中力も続かなくなるので、記憶力も成果も悪くなっちゃう。

だからこそ、心も体も元気であることが、夢や志を持って豊かに生きるためには、

大切な要素なのではないかなという気がします。

でも・・・どっちが先なんだろう?!心と体かぁ・・・

私的には、心の元気が優先なのかなって気がします。

心のビタミンは「慈しみの心」なんじゃないですかね。

過保護や溺愛は愛じゃなくて欲だと思います。

大切なことは、信じて見守る親の心のような気がしますね。

好奇心を奪わないであげて欲しいなぁ。囲い込まないで欲しいなぁ。

ペットのような可愛がり方をしないで欲しいなぁ。

生まれ持った個性を大切にしてあげて欲しいものです。

そして、私たちの体は栄養素・エネルギーでできているわけですから、

バランスの良い食事や睡眠を心掛け、元気な体を育んで欲しいです。

元気な心と体からは、自然に夢や志が生まれる気がするんですよね。

これは大きなモチベーションになりますから、益々元気になっていく。

打たれ強い人間に育っていく気がするんですよね。

そのうち壁にぶち当たる時は必ず来るわけですが、その時は、

諦めない心を背中で見せながら、一流の人の言葉や経験に

触れる機会を提供してあげれば良い気がしますね。

何せ自分で見つけた大好きなことに取り組んでいるわけですもんね。

まさに「我を無くして夢の中」なんですから、

時間なんて気にせずに、食うことも忘れて夢中になって、

むちゃくちゃ楽しい時間を味わって欲しいものだなと思います。

それが死ぬまで続く人生が、私にとっては最高に幸せな人生ですかね!


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