詩*水の星


僕が海におちて

海の中に気泡が生まれた


僕は空にいるのが好きで

あんまり海なんて見てなかったんだ


きらきら、たくさんの泡

ああ、なんだろう、僕が大好きなものに似ているなぁ


きらきら、星のようだ


水の中は、僕の大好きな夜空になんだかそっくりだなぁ


まるで天の川銀河みたいだ


毎晩、目に焼き付けていた星空のようだ


遠くで見ているだけで幸せだったものが


今、僕の目の前にある


近すぎて笑っちゃうくらいだ



僕は嬉しいんだか悲しいんだか、よく分からなくなって


水の中で
たくさんたくさん
涙をこぼしたよ。



胸の中がきらきら、
星のように輝いた。



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