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#②熱海伊豆山土石流災害から今日で丸3年。この3年間の7月3日に書いた記事を備忘録として2023年→2022年→2021年と遡りながら振り返る。②2022年の記事より

今日7月3日㈰は、熱海市伊豆山土石流災害から一年目でした。
2021年8月から、毎月3日は、事務所から20m先の風景を朝イチで撮り、写真をアップしていました。
今日は、日曜日でお休みでしたが、朝、4:00前に目が覚めたので、移りゆく美しい朝空を撮りました。
空がピンク色だったので、夕方に雨が降るかな〜と思っていたら、5:00過ぎには曇ってきて、お日様が隠れたり、また見えたりしていました。

朝、8:00過ぎに事務所に到着し、事務所から20m先の風景を撮りました。
いつもの3日と違うのは、すでに、テレビ関係の方々が撮影の準備をされていました。
1年目となる今日は、いつもとは違った朝でした。
今まで、取材をしてくださったテレビの記者さんや新聞記者様とも再会でき、温かい言葉をかけてくださり、有り難かったです。

今日は、昨年の10月から復興支援として、移動カフェ ラシクさんが来てくださる日で、朝から準備をしていると近隣の高齢の女性が「手伝うことあったら言ってね」と言ってくださったり、「楽しみです〜」と言ってくださっていました。

10:00からカフェがオープンし、近隣の方々が集まり始めた時に、「10:28に黙祷のサイレンが一分間流れます」と広報のアナウンスが流れました。
そのアナウンスを聴いて、人が、事務所から20m先の風景が見える場所にたくさん集まってきました。
10:28、サイレンが鳴り、黙祷。

この一分間で昨年の7月3日㈯のことが走馬燈のように蘇ってきて、鳥肌が立ち、涙が出そうになりました。
黙祷が終わった後に、皆様と「風が吹いたね」と、話が出ました。
黙祷が始まった時に、風がビューと、吹きました。

ひとりひとりにとって、大切な方が、風という存在になって、現れてくださり、側に来てくださったのかもしれない、、などとも思いました。不思議な体験でした。

今日は、一時帰宅される方々もたくさんいらっしゃいました。
小さいお子様やお孫様と一緒に来られている方もおり、カフェに来ていた高齢の方々は「おいで〜」、「お菓子食べていきなよ〜」と暖かく迎え、お子様たたちは、ニコニコ笑顔。
大人もちょっとホッとされた表情をされ、優しい時間が流れたと感じました。
高齢の方々が、子育てしている方々を支える、、なんか素敵な光景だな〜、これが、日常の風景だったらいいな〜なんて思いました。

近隣の方々と花壇で作ったミニ畑に実ったミニトマトを、小さなお子様が自分で採り、とても嬉しそうに食べていました。美味しかったかは聴けていませんが、楽しそうな表情でした。
「あの場所にまた行きたい」と思えてもらえたら嬉しいです。

みなし仮設で暮らしている方が、数日でも、伊豆山で過ごせる環境ができたらいいのにな、、と思ったりします。。

また、この数ヶ月で、岸谷では、体調不良や熱中症で救急搬送された方もいるので、お会いした時に、挨拶だけではなく、なるべく、体調の事を聞いたりして、気になった方は、近所の方やご家族、民生委員、町内会役員の方々と協力して、情報共有しています。
御本人の意思を確認して、高齢者相談センター(旧包括支援センター)に相談し、繋がせていただいたりしています。

今、岸谷で生活されている方には、なるべく体調安定した状態で元気で自分らしく生活していただけるように、みんなで支え合っていけたら、、と思います。

今日のカフェには、熱海銀座にある「ときわぎ」様より、最中を頂きました。
また、西山にある「船井幸雄記念館」様より、瓦せんべいとおまんじゅう、あやとりの紐を頂きました。
さらに、いつも気に掛けてくださるK様より、手作りパウンドケーキなどを頂きました。
佐竹様の奥様からは、今回も手作りスコーンを頂きました。

皆様、とても喜ばれました。
いつもありがとうございます。

次回のカフェ開催日は、佐竹さんとまた相談し、決めていきます。

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