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#③熱海伊豆山土石流災害から今日で丸3年。この3年間の7月3日に書いた記事を備忘録として2023年→2022年→2021年と遡りながら振り返る

熱海伊豆山土石流災害から今日で丸3年。
この3年間の7月3日に書いた記事を備忘録として2023年→2022年→2021年と遡りながら振り返る。
今でもあの日の朝から夜までの記憶が2023年、2022年よりも鮮明に出てくる場面もある。
③2021年の記事より。

皆様ご心配してくださり、ありがとうございます。
両親や茨城の叔母からもナースの同期からも電話があり、テレビでそんなに全国的に流れてるの?とテレビ見るまで、自分たちが見た範囲でしか知らなかったので、テレビ見て、被害の大きさにびっくりしてます。

事務所のある伊豆山岸谷周辺では、土石流の後、なにが起きてるかわかってなく、自宅に取り残されている高齢の方が何人もいまして、消防団の方と一緒に手分けして、家々に声を掛け、歩くのが難しい方には伊豆おはなの車椅子に座ってもらい、安全な場所まで移動。歩ける方も恐怖で震えているため、声掛けを続け、がんばって歩いてもらい、そうすると、その方からの連鎖で、「ここにもお友達がいる」と言われ、その家に声を掛けると、「2件先のお友達が病気だから心配。」と、次から次へと、自宅内に人がいることがわかり、短時間で自宅にいる人を避難誘導できた。
少し先を見ると、土石流はまだ流れており、見慣れた景色が変わってる、、。
安全な場所に避難誘導したのも束の間「また来るぞ〜。上に移動して〜」と指示。
町内会の方、消防団の方と協力して、ご高齢者を車に乗せて、伊豆おはなの車両2台も避難所へ送迎。
そして、また現場に戻ると、歩いて帰ろうとしている方々を何人もお見かけし、「通行止めで行けない。皆避難所に行ってます。避難所に行きましょう」と声を掛け、避難所に送迎、、。
お世話になっている医師からOS-1を預かったので、自分たちが送迎した方がいる避難所に届けると、今度は、薬を持ってきてない避難した方に対して、クリニックの医師が避難所で診察、薬の処方などをしてくれるという情報があり、社協の方と連携して、先に聴き取り、血圧測定などを行ないました。
夫はその間に車椅子が必要な方のトイレ介助などしてました。
ここまで終えて、少しホッとし、気付いたら、自分は、ズボンと靴は泥だらけ、雨と汗で服はビショビショ。
今日は、できる限りの救護活動をしてました。
事務所にも自宅にも帰れないので、
避難所で過ごす方には申し訳なく、、、。
今日は宿をとりしっかり休んで明日また避難所などで活動したり、自宅に帰れるようになった方の送迎をしていこうと思います。
先程、ようやく、テレビを観ました。
本当にあっという間に土石流が流れていったのですね、、。
関わっていたご利用者様で安否もわからない方もいます。
今日、緊急事態で、送迎ができなかったご利用者様、ご家族様、申し訳ありません。

自衛隊の方も熱海入りしてくださり、土建関係の方が夜を徹して作業をしてくださり、消防の方、避難所にいる市役所の方、本当にありがとうございます。
明日、精一杯がんばります。

雨、ひとまず、落ち着いてほしい。
伊豆おはなの車両は、一台は借りてる駐車場に今日は停めてました。
映像で土石流でかなり動いていたハッピー号。
ハッピー号、ごめんね。

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