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【雑記】必死に頑張ってやってるゲームがあるとして、そのエンディングを見せられた感じ。

お久しぶりです。山田えみるの編集広報担当、山田です。

この記事を書いてからけっこう経つのですが、まだ気持ちの整理ができていない感じです。ただ言語化はできた気がします。『悲しくて悲しくて仕方がない』ではなく、『必死に頑張ってやってるゲームがあるとして、そのエンディングを見せられた感じ』です。

ああ、何をやっても結局、こうなのかと。

楽しいことがあっても嬉しいことがあっても、なにか結果を残しても、悲しいことがあったとしても、結局はこう。じゃあ、もうさぁ。

『虚しい』ともちがう感じがします。ああ、これが『空』なのかとも思ったりして、小さな頃にお祖父ちゃんと写経をしていた般若心経の解説を読み返してみたりしました。ぎゃーてーぎゃーてー。

日本人にとって最もなじみの深いお経といえる『般若心経』。その実体は、「釈迦の仏教」を乗り越え、自らが仏へと至る“神秘力”を得るための重要なファクターだった――。
「空」とは何か。「色即是空」の意味とは? わずか262文字の言葉に、般若経の神髄を表したとされる“呪文経典”の全貌を知る。

ついでにこのあたりとかも。

ブッダの死後に編纂された「マハーパリニッバーナ・スッタンタ(涅槃経)」には、ブッダの最後の旅の様子がストーリー仕立てで描かれている。ブッダが自らの死によって示した「人間のあり方」、そして2500年受け継がれる「組織のあり方」を読み解く。特別章「二つの『涅槃経』」を収載。

Wikipediaのそういう関連のページを読んだりしています。

若いころに、「財産・地位・家族などを手に入れれば幸福になれるに違いない」と思い込み、ひたすら頑張ってきたのに、いざそれらを手に入れてみると、まったく幸福という実感が無く、自分の人生に「大切な何か」が欠けている、という気がして仕方なくなり、「人生のむなしさ」を痛感する人が多いのである[要出典]。 この段階で、あらためて「残された人生で、私は何をすることを求められているのだろう?」「自分の人生を意味あるものにするためには、今後どう生きてゆけばいいのだろう?」という問いに真正面から向き合うことになるのであり、

どうしましょうね。困ったものです。

よくお祖父ちゃんとゲームボーイでポケモンやっていたので、むかしのゲームがやりたくなり、ガラル地方を旅していました。キャラクターの成長と世代交代にテーマが置かれた作品で、ストーリーを楽しむことができました。

あなぬけのひもが消費アイテムじゃなかったり、ゲンガーやカイリキーが野生で出てきたりと驚くことばかりです。便利。ワイルドエリアが楽しい。イーブイ進化系が野生で出てくるのでイーブイパ好きなぼくは嬉しいのですが、肝心のイーブイが出てきません。

アニメポケモンとはちがうアニメも作られていて、ものすごくスタッフのポケモン愛を感じるものになっていて感心しました。ちょうどこれをこの秘書を倒したあたりで見たので、感慨もひとしお。そのエースモンスター、昔から使っていたんだね。

あとSwitchで無料だったので、神々のトライフォースとかカービィのスーパーデラックスとかやっていました。無人島にはあまり行けていません。カブは買わないほうが、穏やかな人生を送ることができます。

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いま読んでる本はこれ!

結城ぴあのは無理解な箪笥(うすのろ)の群れを押し退け、超高速粒子推進を実用化した「ピアノ・ドライブ」の開発に成功した。人類はとうとう、光の速度を超えてあらゆる場所へ旅する手段を獲得したのだ! 実現に近づく「宇宙へ」という彼女の渇望。地球の外へ、そして系外宇宙へ飛び出さんとする眼前に立ちはだかった最後の強敵は、太陽の怒りだった――!?

上巻の終わり方がほんとうにわくわくするもので。熱力学第二法則が破られた上に、タキオン(光速より速くしか動けない、仮説上の粒子)と非タキオン(我々の認識する粒子)の見ている世界は、あるひとつの法則のそれぞれの世界への写像でしかなくて、量子力学的にみえる現象はそのおおもとの法則の影響によるものという結論が示されます。

h=0。プランク定数がゼロと記述されてる一行の衝撃たるや。つまり量子力学が古典力学的に扱えるので、相対性理論との齟齬が生じない。SF的ではありますが、現代物理学の問題がこんなかたちで解決されたのが痛快でした。

非タキオンは、常にタキオンを過去に向かって放出している(光速より速くしか動けないため、過去に向かう)ため、最大の過去である宇宙開闢にはタキオンが溜まっている。非タキオンが万有引力を持つように、タキオンが斥力を担うとしたらビッグバンの原因は……。

などと、ほんとうにわくわくする仕掛けが満載です。さすが『神は沈黙せず』の山本弘先生。

幼い頃に災害で両親を失い、神に不信感を抱くようになった和久優歌。フリーライターとなった彼女はUFOカルトを取材中、ボルトの雨が降るという超常現象に遭遇。それをきっかけにオカルトの取材を始めたが。

山田は昔からこういうのでほんとうにわくわくするのですが、こういうのを求めて理系の大学に行ったのはまちがいだったんだなぁといまさらながらに思いました。理系の世界は思ったより魔法じゃなかったので。

非タキオン粒子ごと加速する装置まで出てきて(つまりロケットもパイロットも等しく加速されるためGが発生しない)、宇宙を狂信的なまでに目指す主人公のこれからが楽しみです。完全に狂人のそれ。

ワセダ大学で小説作法を教授している芥川賞作家・三田誠広が、小説家をめざすあなたに小説の書き方をいちから伝授する。小説とおとぎ話の区別から説き起し、書き方の基礎の基礎を押さえ具体的な注意事項を与えた末に、小説がスラスラ書ける黄金の秘訣まで授ける。

並行してこれも読んでいます。


最近のえみるさん。

ぽっぷこぉーんで連載している『らいぶら!~異世界魔法図書館長~』を仕上げています。絵師さんや編集さんと打ち合わせをしながら、イメージを擦り合わせています。えみるさんなりに書きたいことをぶつけた作品になっているので、かたちになったときにはぜひ読んでみてください。

190602 らいぶら扉絵

(えみる)らいぶらが一段落したので、クロックワイズの新作を書いています。あと最近は仮文恋で連載をしていたポストアポカリプス百合の構想があたまのなかで勝手に広がっているので、それを書いてみたいなあ。

前回の記事はこちら!


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