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『スクライド』が全話無料配信中!

(えみる)こんばんえみえみ。
(山田)いますぐ捨てたい、偽りの仮面つけたこの自分を
(えみる)急にどうした。
(山田)男だったら強くなりてえだろ、誰よりも、強くよォ!
(えみる)どうしたんだいったい。


21世紀初頭。横浜を中心に、半径30Kmの大地が突如として隆起し本土と隔離された。やがて、そこは、「ロストグラウンド」と呼ばれるようになり、日本という国家にありながら、特殊な発展を遂げることになる。そして、そこでは、生まれながらにして「アルター」と呼ばれる特殊能力を持つ者たちが現れるようになった…。

『スクライド』が、バンダイチャンネルにて、全話無料配信中です。

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山田が好きなアニメはたくさんあります。マイナーが多いですが『灰羽連盟』とか『ターンエーガンダム』とか『無限のリヴァイアス』とか。その中で『スクライド』は最も熱く、最もこころの中の『男の子』を滾らせてくれる作品です。

主人公はふたり。

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カズマ。右腕が変形するアルター能力『シェルブリッド』で荒廃したロストグラウンドで生き抜いてきた男。

そして、劉邦。『絶影(ゼツエイ)』と呼ばれるアルター能力でロストグラウンドの秩序を守って来た男。

自慢の拳と、揺るがぬ正義。
相容れない男たちのぶつかり合いが描かれるのが、前半12話まで。その死闘は凄まじく、ロストグラウンドは再隆起現象を起こし、ふたりは記憶を喪い、物語に大きな変化が訪れます。

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後半の24話までは、そんなふたりの行く末と、本土から送られてきた新たな敵、無常矜侍との戦いを描きます。

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25話では、徐々に復興していくロストグラウンドの風景が描かれます。かつての荒くれ者(フォーリナー)もHOLY部隊だったものもひとしく、この荒れた大地を復興させていこうと、それぞれが出来る仕事をしていく。そんな中で、カズマと劉邦は、ロストグラウンドの自治を守るために共闘し、本土からの刺客と戦い続け……。

25話は「幸せな最終回」をコンセプトに作られたそうだが、谷口監督は「これ(25話)で終わりで良いと感じた人は、男性ホルモンが足りません!」と語っている。

26話(最終回)。

別に、別に目の前にいる人を恨んでいるわけじゃない。違う出会い方ならこうはなっていなかった。でも、あの時出会ってしまった。だから、戻れない。目の前にいる人は壁。相容れぬ存在。嗚呼、全ては前に歩く為に。全ては前に進むために。そう、そう思っているはず。あなたも。

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一話まるまる使っての、カズマと劉邦の殴りあい!
これこそが、スクライド!
これこそが、カズマと劉邦の物語!

そうさ、25話まででロストグラウンドを巡る物語は綺麗に終わったんだ。でも、これはカズマと劉邦の物語。白黒はっきりつけなければ。最初のアルターを出す前の、彼らの清々しい顔が印象的です。

「ケジメ、つけときてぇだろ。それによ、男だったら強くなりてぇじゃねえか。誰よりも、強くよォ!」

そして、Bパート冒頭に描かれる『あり得た幸せな未来』を見せられたときの漢の弱さ! こういうのが好き。『グレンラガンのヴィラルの甘い夢からの悪い顔』みたいに吹っ切れるのがほんとうに好き!

「なんかよォ、いい夢見させてもらった。けどね、ありゃあ夢だ。ただの夢なんだよォ……!」
「こんなささやかな、ああ、すぐにでも手に入りそうなものを、俺はこんなにも欲していたのか。不器用だ、俺はほんとうに不器用な男だ」

そして、

「だからよォ」
「故に……!」
「突き進むッ!」
「切り開くッ!」

カズマと劉邦以外誰も到達できない第三形態のアルターを展開し、殴り合いはさらに激化! お互いにアルターが形成できないほど疲弊をしても、ステゴロの殴り合いが続きます。はたして、最後に拳をかかげるのはどちらか。

(山田)中学生だった頃、何度この最終回を見直したことか!!!

どうした、意地を見せてみろ!そんでもって喧嘩だ!!
喧嘩をやってやらぁぁぁぁ!!!

『世界三大兄貴』でおなじみのストレイト・クーガーも有名ですね。ほんとにかっこいい。

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「この世の理は即ち速さだと思いませんか?物事を早く成し遂げれば、その分時間を有効に使えます。遅い事なら誰にでも出来る。20年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける。有能なのは月刊漫画家より週間漫画家、週刊よりも日刊です。つまり速さこそ有能なのが、文化の基本法則。そして俺の持論です!」

実はチャンピオンで連載されていた漫画版もあります。
いまも怪作として語り継がれる漫画版。癖がありすぎるこの絵面、途中から病みつきになりますよ。

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(山田)当時、ジョジョのひとが書いてるんだと思っていました。『スクライド(s.CRY.ed)』という単語が作中で言及されるのは、この漫画だけ!
※なお、意味はわからない模様。必死に辞書をめくって調べていた中二時代を思い出しました。

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この記事、いろんな方から反応がもらえて嬉しい。もう20年くらい前のアニメなのに、それだけみんなのこころに突き刺さっているんですね。


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