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インターネット依存性のインターネット断食旅行

こんにちは。インターネット依存性です。

最近はスマホを閉じ込める箱が売られていたりするが、パソコンもiPadも持っている私にはその技は効かない。そんなインターネット依存性の人間が自力でインターネット断食することは不可能なので、電波の届かない宿で積読を消化する旅行をした。

この旅行は「ゆる言語ラジオ」が提案した「インプット奴隷合宿」を元にフォロワーを誘って行った。

インプット奴隷合宿とは?
ゆる言語学ラジオの中で提唱された概念で、ひたすら読書をするだけの旅行です。
もともとはゆる言語学ラジオの水野さんが趣味で行っていた旅行スタイルで、スーツケースいっぱいに本を詰めて温泉宿に行き、2泊3日ほど読書だけを楽しむそうです。

↓「インプット奴隷合宿にオススメの宿」より

ここに載っている青森県黒石市 「ランプの宿 青荷温泉」に行ったが、自分を律することが出来るのならばどの宿でも良いと思う。私には無理だが。

上記のインプット奴隷合宿を目的とした旅行だが、2泊3日のうち2日目だけがそれで、他は普通に旅行をしたし1日目の宿はWiFiも繋がっており、インターネットを見たりボードゲームをして過ごした。3日間インターネット繋がらなかったら多分発狂するし。


1日目
私は交通費節約のため夜行バスで盛岡に向かった。夜行バスは早朝に着くが、フォロワーは新幹線か飛行機でくるようなので、それまで快活CLUBで時間を潰しておくと伝え快活CLUBに向かう。
交通費節約したいからと夜行バスに乗ったが夜行バスは頑張って寝てもかなり疲れが溜まるような気がする。場所も伝えたしちょっとくらい……と睡魔に負けて爆睡した。

フォロワーからの電話でも起きることなく寝坊した。言い訳じゃないんですが、本当に起きられなくて毎回寝坊してフォロワーや友人には多大なご迷惑をお掛けしてばかりで本当に申し訳ない。
起床即LINEを入れ支度をしてフォロワーと合流した。

合流後「松田屋旅館」に向かった。今日の宿はこれ!

フロント
廊下
廊下
部屋の檜風呂
部屋

大きいな〜!!!

直前で専用温泉付きの部屋に変更したから部屋に檜風呂がある。
廊下に宮沢賢治の本が並んでるのも、良い。
この宿は2棟に別れていたのだが、自分たちが泊まった棟は自分たちの他に宿泊客が誰も居なかった。
1棟丸ごと貸し切り……ってコト?!

必要なものは近場にあったドラッグストアで購入してダラダラとボードゲームをする。
今回のボードゲームは「YOMEN」と「ブロックス」だ。
YOMENは気になっていると言ったらフォロワーが買って持ってきてくれた。
質問を交互に繰り返し、相手の積み木の置き方を推理するシンプル且つ頭を使うボードゲーム。
質問をしながら多分こんな感じで置いているだろうと推理をしていくのだが、順調に「多分こうかこうやって置いているはず……」と核心を突こうと質問して推理と全く違うと全てが崩れる。前にした質問も忘れてどうなってるの……!? となる。頭使うボードゲーム好き過ぎる。
勝敗は大体引き分けくらいだった気がする。

ブロックスは私が持ってきたものだ。
簡単な陣取りゲームでブロックを沢山置いた方が勝ちの小学生でも出来るルール。だがこれもルールが簡単故に難しい。
交互にブロックを置いていくのだが、自分の持っている色を赤と仮定したとき、赤と赤の面は接してはいけないが、角と角がくっついてなければいけない。ブロックの形も様々で、どうやって置いたら自分が置きやすくなるかは勿論のこと、相手の置ける場所も減らしていかないと自分の置けるはずだった場所も減る。
こっちは圧勝した。

ボードゲームをしている間に夕飯の時間になったので別の棟に向かう。思っていたより人居るな?

夕飯

温泉に入り部屋で読書開始。スマホをチラチラ見ながらだが楽しく本を読んだ。
途中外の自動販売機に飲み物を買いに行ったらフォロワーがスマホを落とした。大丈夫!? と声を掛けたら大丈夫! と返ってきたのでならいいか! と思ったがフォロワーのスマホは拾って見たら死にかけだった。大丈夫じゃなくない?

大丈夫らしい

スマホはこの場ではどうしようもないので部屋に戻る。折角なので私は檜風呂に入ることにした。
檜風呂熱!!!!!
普通に人が入ったら茹で上がる温度。こんなのに浸かったら火傷するが……? 水をめちゃくちゃ追加しながら掻き混ぜる。ハァハァ……汗だくだよもう……
まともな温度になった檜風呂は気持ちよかった。

檜風呂を上がるとフォロワーは床で寝ていたので起こしてアラームをセットし就寝。


2日目
マジで朝が弱過ぎる。フォロワーに起こされ起床。朝食を食べに向かう。

朝食

朝食を食べたら支度して宿を後にした。


遠野物語と呪物の展示を見に行った。遠野物語は読んだことなく、柳田國男が民俗学の父だということは知ってるレベルだったが、普通に呪物が面白く楽しめた。

展示を見終えたらいざ青荷温泉へ!
途中のパーキングエリアで冷麺を食べて向かった。
青荷温泉こちら! の矢印を見つけてその方向へ向かう。
道の入口からガードレールぐちゃぐちゃ。カーブミラーだったものはあるがミラーはないのが怖かった。


宿に着く5分前くらいに電波が途切れた。あ〜〜〜さようならインターネット……

車を駐車場に停めて宿に向かう。坂の角度がとんでもなくキャリーケースに置いていかれないように走る状況となった。なにこれ?
宿に着き部屋に案内される。

部屋

部屋熱!!!!!
団扇はあるが電気が通ってないのでクーラーは愚か扇風機もない。ワイは……ここで死ぬんか……?
余りにも暑いので車に避難することにした。

車の座席を倒し横になりながら読書も悪くない。悪くはないが……虫がめちゃくちゃ窓に当たってるのが見える……このままだと車から出られないが……? とりあえず日が欠けるまで車に居座った。虫は多分アオメアブ。

日が欠けてきたので部屋に戻る。ふーん、まあ過ごせない温度じゃないじゃん。良かった〜〜〜!!!!!

夕飯を食べに行くと周りの人々は既に温泉に入った様子だった。何故……?

夕飯

出てきた夕飯の写真真ん中の茶色の塊、なんだろうかと思いフォロワーに聞いたら「唐揚げ! 美味しいよ!」と言われ、唐揚げか〜と思い食べたら唐揚げじゃなかった。がんもどきを揚げたみたいな、正式名称わからないのだけれど肉ではなく魚だった。フォロワー……? これ唐揚げじゃなくない?

夕飯を食べ終え温泉に向かう。
……!? 温泉内も暗!!!!!
これは皆先に温泉入るわ。温泉内もランプが1つあるだけな上にシャワーがない。シャワーって文明の利器だったんだ……
頭から桶でバシャバシャお湯を掛けて全身を洗い温泉に入る。真っ暗だけど貸し切りの温泉は最高! 夜空綺麗すぎる。都会では見られない星を眺められた。

温泉を上がり部屋は暗すぎるということで売店の光でフォロワーと読書開始。インターネットがないだけでめちゃくちゃ読書捗るな。私はインターネットがないと理解しながら手癖でめちゃくちゃスマホ取り出して「ああ……インターネットない……」とやっていたが。
売店の閉まる時間になり宿の人に追い出される。部屋に懐中電灯があるという情報を手に入れた。あるんだ! 良かった!

部屋に戻り懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを置いた。ぼんやり光って良い感じ。読書を続けていたら肩が痛くなったので一旦中断して横になったりまた本を読んだりした。身体ボロボロ過ぎる。老人か?
本のギミックとして本の中にQRコードがあったのだが、インターネットが使えないので読み込めなくて呻いた。
知ってるか? インターネットもまともな電気もないと時間の流れが遅くてお得。
よって健康的な時間に就寝した。


3日目
朝ごはん!

朝食

フォロワーに卵は鍋用かな? と聞いたらご飯じゃない? って言われた。こんなにご飯のおかずあるのにご飯かな? 鍋用だよ! フォロワー!


宿を出て三厩駅や奥津軽いまべつ駅、津軽二股駅に行ったりした。爆音で流れる「津軽海峡冬景色」面白い。駅がどこもかしこも田舎! という感じでよかった。

夕飯にお寿司を食べて駅に送ってもらい解散!
帰りは新幹線で帰るわよ!


青荷温泉冬がめちゃくちゃ綺麗らしいが冬に細い山道を運転するの厳しそうだなと思った。

我々はインターネットに毒されているのでたまにはインターネット断食してみてはいかがでしょう。
ついでに奴隷合宿も。


それでは、また。

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