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焼肉はチームワーク

3/5(日)
伊豆旅行から横浜に戻る。一緒にライブ行く人のフォロワーが夕飯に焼肉を奢ってくれるらしいので渋谷に向かった。見知らぬ人が二人も居る上に四人以上のコミュニケーションを求められるのが数年ぶりなので緊張する。渋谷は家から電車で一本で行けるのに知らないところばかりだ。
待ち合わせのモアイ像の場所も知らない場所だったので早々に地上に出てスマホの地図を頼りに歩く。おそらくモアイ像と思われるものを確認し、そこに居るフォロワーも認識する。人と話している人に話しかける勇気は私にはないため人数が揃うまで遠くから眺めることにした。異常に並んでいる喫煙所を見ながら自分が旅行から帰ってきたという感覚をひっそりと確かめた。
人数が揃ったら声を掛けよう、声を掛けなければ……と思っていると向こうから話しかけてもらうことができた。助かったと思うのも束の間、人数が揃えばコミュニケーションが始まる。集団コミュニケーションに向けて気合を入れる。気合を入れたところで出来ないものは出来ないのだけれど。焼肉屋に行く道中は全く馴染めずヘラヘラと笑みを浮かべていたように思う。女の子二人もいてスタートからドキドキしまくりだ。

焼肉屋に入り少し話したら奢ってくれるお姉さんにプロフィール帳を渡された。今流行りのやつだ! こういうものはいつも必死に考えてしまう。そんなに他人が自分に興味がないと理解していながら自意識が大き過ぎるが故に「こう書いたらどう思われるだろう」とか「つまらない奴だと思われたくないな……」とか沢山考えて時間をかけてしまう。
コースで予約していたわけではないのでなにか頼まなければとなり他人任せに頼んでもらった。私は下座に座っていたので目の前に置かれた生肉を焼いていく。無職ができる最大限の気遣いみたいなものだ。「お皿に失礼します〜」と言いながら焼いた肉を他の人のお皿に乗せていく。個室の席だったのだが、生肉が乗っているお皿が無くなった頃に丁度よく次の生肉が来る。焼いては乗せ焼いては乗せ合間に食べる。食べ終えて次の生肉が来るまで時間があればここぞとばかりにプロフィール帳を埋めた。
プロフィール帳を埋め終えて渡すと可愛い笑顔で受け取ってくれて嬉しかった。煙草を吸いながら奢りで焼肉を食べて女の子に笑顔を向けてもらえる楽園が此処ってワケ。プロフィール帳を見ながらなにか聞かれたりした気がするけれど思い出せない。私が女の子に対して「髪色何色ですか? 可愛いですね……」とキモめなコミュニケーションを取ったのは覚えている。女の子同士がわちゃわちゃしているのを眺められたのは良かった。
焼肉屋を出て春から大学生になる子を駅まで送る。改札前でフィスト・バンプしてくれてニヤニヤしてしまった。このまま解散かと思っていたらメイドカフェに行こうという話になりウキウキで着いて行った。

メイドカフェ等のコンセプトカフェは数回しか行ったことがないのだけれど、行くたびに「こんなんオタク通いつめるわ……」と思っているしハマったら大変そうというイメージがある。可愛い女の子がにこにこでたくさんお話してくれたり、にこにこで此方のつまらない話を聞いてくれる場所なんてあまりない。あとコンセプトカフェ等で働いている女の子たちは芯がある子が多くて好きだ。
メイドさん無限に喋ってくれてラジオみたいだった。無限に好きなこと喋って聞き手を飽きさせないことってすごい才能だと思う。その上に可愛いなんて完璧じゃん。
コンセプトカフェ等に集団で行くと「なんの集まりですか?」と聞かれるのが定番な気がする。「なんてお呼びすればいいですか?」くらいに高頻度で登場する。大抵インターネットやTwitterの集まりでと答えるが、そう答えると次に聞かれるのは「なんのアカウントですか?」だ。私のアカウントは大きく括ると趣味垢ということになると思うが、なんの趣味かと聞かれると「インターネットが趣味です……」となってしまう。雑多なのでこういうアカウントです! と言うのが難しい。こういうとき、固定の趣味でアカウントを運営している方がいいのかもなと思うこともある。しかし雑多垢を8年以上運営していると今更そんなこと出来ないなと思う。インターネットが趣味の人間として生きていくしかない。
メイドカフェではメイドさんがたくさんお話してくれたのだけれど、他のお客さんも居たのでつきっきりではなく、その空白の間に少しだけ焼肉を奢ってくれたお姉さんと仲良くなれた気がする。そう思っているのは私だけかもしれないが。一緒に来た人々とメイドさんでVTuberの話や他のコンセプトカフェの話が出来たのが嬉しかった。店内でもずっとホロライブの歌ってみたが流れていてメイドカフェの居心地の良さってメイドさんの視野の広さや懐の深さが普通の人の何倍もあるからだと思う。
23時を過ぎた頃にそろそろ解散しますかとなった。折角なのでとメイドさん二人とそれぞれ一枚ずつチェキを撮ってもらった。異常なほど笑顔な私がそこに居て少し気持ち悪い。チェキのお絵描きってどうやって上手くなるのだろうかとずっと気になっていたことを聞いたら「他の人のチェキ落書きの方法をみたり、研究したりしている」とのことでやっぱり練習した上手さなのだなと感動した。

駅に向かい改札前で別れる。電車で一瞬うたた寝していて起きたら降りる駅のひと駅前で危なかった……と思った。駅からは歩きたくなくてタクシーを拾って帰った。深夜にタクシー乗るのは久々で、ここで止めてもらうとぴったり1000円だったなと思う場所で降ろしてもらった。ちゃんとぴったり1000円で安心する。家に入り電車でうたた寝していたのを思い出しゴロゴロせずに急いでお風呂に入った。明日も朝早いから早く寝なきゃと思いながらお世辞にも早いとは言えない時間に眠りについた。

前回のnoteでも言ったが私はまだここから二日間寝坊して他人に迷惑かけるのだが。


次は翌日のライブ前日〜当日のライブ以外の話を書きたい……!
長くなりそうだったら適当に分割します。


それでは、また。

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