マガジンのカバー画像

セクハラのトラウマと私らしさ

16
私の人生から切り離せない、セクハラもとい性被害の記憶。何が起きたかと言われたら、私がそれを説明できたとしたら、「なんでそれがトラウマになるの?」と思われることだと思うのです。でも…
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

男女の見る世界は違う、とりわけ性被害においての話

会社員の頃、私は性被害にあった。それからずっと男性のことが無条件に怖くて、なかなかに生きづらいものを抱えて生きているなと思っている。 それでもいまの恋人は不思議で、最初はやっぱり怖かったけれど、丁寧に距離をとってくれる彼のことを私は少しずつ信じるようになった。関係を始めるとなってからは、怖さもどこかへ飛んでいった。そんなわけで、家族以外の唯一怖くない男性が、いまの恋人である。 彼にも私の性被害の話はしている。私が彼から距離をとるのを見て何かあると気づいたようで、関係を始め