Sex and the City

映画ではないけれど、最近見たので。)

NewYorkerというのは、アメリカの中でも特殊な人たちらしい。
主人公でNewyorkerのsex lifeコラムを書いているキャリー。
ハーバード卒の敏腕弁護士ミランダ。
お嬢様で画廊商のシャーロット。
フェロモンたっぷりのPR会社経営のサマンサ。

美人で、独立していて、才能がある。30代。独身。
この4人のLove affairsと、パートナーと人生を過ごしていくまでの長い長いストーリー。

既婚者なぜ独身者を敵対視するのか?
女は独立していてもなぜ社会的な信用が得られにくいのか?
すべての恋愛の失敗は過去のトラウマにあるのか?
一生に本当の大恋愛は何回できる?
結婚は女にとって正しい選択なのか?

長いシーズンの中で、彼女たちは成長するし、そのパートナーも成長する。
最初はまだ自分の中の恐れが強すぎて
本当に大切な人とであっても、それを失ったり、取り乱すのが怖くて、うまく関係を続けない。
心理学的にいうと、
共依存気味のキャリー
超自立型のミランダ
いい子ちゃん過ぎるシャーロット
セックス依存のサマンサ
かもしれない。
でも出会って、別れて、探して、また出会って、別れて、
愛して、傷ついて、慰められて、反撃して、反省して、期待して、裏切られて、裏切って、
子供ができたり、不妊治療をしたり、ガンになったり、義母が痴呆になったり、
愛してるといわれたり、婚約したり、結婚して離婚したり、パリに行ったり、追いかけられたりして
何とかそれぞれのパートナーとめぐり合い、人生が続いていく。
でもこの先はまたどうなっていくのかなんて、全然分からない。

独身の間は長い幸せ探しの旅をしているのだろうか?

幸せはそこにあるのに、ただ目をつぶっていたり、遠ざけていたり、勘違いしているだけなのかもしれない。

(2005年レビューより)

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