四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
(村上春樹 「カンガルー日和」より)
主人公は、原宿の裏通りで、100パーセントの女の子と出会う。
タイプファイルすることのできない,
でも、50メートルも先からちゃんとわかる,
100パーセントの女の子。
でも「すれ違っただけ」なのだ。
彼は「昔々」ではじまり、「悲しい話だと思いませんか」で終わるせりふを言うべきだったのに。
4月最後の日に、久し振りに読んだ。
思っていたより悲しい話のようだった。
すれ違