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療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.37

7月のバオバヴカフェでは、「内的家族システム療法」について、「ソマティック」なアプローチが必要だ、ということを改めて確認したり、小さな子供にとって、信頼できる大人の必要性など、当たり前と思われがちなことを、丁寧に確認していくことをシェアした。また、親の会での会話より、「今できていないことを、未来に心配している」という話題も出た。また、療育機関において、「自立」という言葉が、「健常児」(という言葉をあえて出すのだが)に近づくように「訓練する」ことと交錯して使用されている例など、いまだに根強く残る「何か」を模索してみる時間となった。そこには、こどもの人権というものが、欠けていることからくるのでは・・という意見も出た。

ちょうど来年、2023年より、日本国にできる「こども家庭庁」に着目してみる。そこの「こども基本法」の基本理念に「すべての子どもにおいて、個人として尊重され・・・」と続く。このあたりをふまえながら、次回も「療育におけるからだへのまなざし」を、さぐってみたい。

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