甘噛作詞とMerry BAD TUNE.

1.29(月)Merry BAD TUNE. RE:2.5th TUNES「Connecting The Dots!」@ 新宿BLAZEが開催される。新曲も出るということで、これまでと、これからを自分の言葉で書いていく。


1.『ボクらのBAD TUNE.』

デビューからしばらくの期間、久留ちゃんはMCの中で、‘’新人グループ‘’という言葉をよく使っていた。当時、私は新人グループという自称について(直接は言わなかったにしろ)否定的であった。デビュー直後であることはあるにしろ、メンバー全員がアイドル経験者かつ、6人中4人は元ワールズエンド。、新事務所、新グループにせよ、イベンターなど各関係者との人脈や関係性があり、オタクもいる。すでに充分な基盤があって、デビュー発表前に「RAD JAM」に内定するグループは”新人”ではないだろうと。

Merry BAD TUNE.というグループ名の由来は語られてないが、「メリーバッドエンド(メリバ)」という言葉のもじりから来ている。グループ名がいつか来る解散と、ハッピーエンドともバッドエンドとも、あるいはそのどちらでもあることを示唆している。私自身、いくつかのアイドルの卒業・解散を経験した。楽しくて幸せだった一方で、強い喪失感があった。例えば、サブスクのランダム再生で通っていたグループの曲がかかると、懐かしむだけでなく、かさぶたをはがしたくなるような、小さく唇を噛む衝動にかられる。楽しかっただけじゃなくて、痛みを覚えていたい気持ちがある。陳腐な思い出にしたくない気持ちが強いのだと思う。

デビュー曲の一つである『ボクらのBAD TUNE.』は昔話を思い出すように、忘れられない、忘れたくない夏を描いていく。デビュー曲だけど、これか先に見る景色。決して幸せなだけじゃなく、うだるような夏の陽気も、バカみたいにはしゃいだ日々も、忘れたくない。って歌詞になっていて、これからバチュンが見せる景色について歌う。

キミバテ注意報絶賛発令中!?

ボクらのBADTUNE .

歌詞におじさん構文感ある。この後、久留ちゃんの”せーの”が入るんですが、ここは「チュッ😚💓💓」ってコールが正解だと思います。いつか、通った日々が遠い思い出になって、おじさん構文を使いこなせる日が来たら、キミバテ🫠注意報😰絶賛発令😤していこうな!

2.『未完成ナイトライダー』

『ボクらのBADTUNE』の続きになるが、デビューツアーから「最前線への挑戦」のライブはバチュンが”何者”であるか?この先どんな価値を届けるのか?の期間だった。『ボクらのBAD TUNE.』がこれから見せたい景色や、思い出であったならば、『未完成ナイトライダー』はバチュンとしての物語のスタートである。さきほど、メリットの話をしたが、決してプラスの面だけではなくて、常にワルエン。と比較されることもそうだし、オリジナルメンバーであるのに、「新メンバー」扱いされることもあった。

そのことに対しての答えが、以下のゆめはパートにつまっている。

これまできっと色々あって
グウゼン?サダメ?
なんでもいいんだけど
ここからは「ボクらの物語」だ

未完成ナイトライダー

色んな出来事があって、それをどう言葉にするかは"なんでもいいんだけど"ここからは「ボクらの物語」だ。って。いつまで経っても、過去の話をする人はいるし、それが良いとか悪いじゃなくて、今は「ボクらの物語」だって。だから、未完成ナイトライダーからがバチュンとしてのスタートだと思う。

これからだって色々あって
言葉一つじゃまとまらないんだけど
「君らなら行けるさ」
「行こうか」

未完成ナイトライダー

ここの三倉パート、歌詞カードは「君ら」でボクらって歌うんだけど、これがここまで、バチュンを見てきた甘噛からメンバーへのエールなのがくさくて好き。バチュンデビュータイミングでは「下駄を履かせて対バン相手を組んで、動員やライブ見て、その先は身の丈にあった対バンで力つける。」というメッセージで「アイドル最前線への挑戦。」ってイベントを組んだ。これはシンプルに最前線への挑戦でもあったし、わざわざ、"。"を付けてるのは、ワールズエンド。への挑戦でもあって、ここまでのメンバーの努力やステージ見て書いた曲が「君らなら行けるさ」なのが、すごくくるものがある。ここ、MV (ライブ)の映像だと、「皆となら」になってるのも好き。

3.『真夏のユーレイ!!』

TIFメインステージ争奪戦を意識して出た新曲で、初披露は2nd ワンマンの「ユレル、サマーウェイヴ。」その時は久留ちゃんのMCスタートだったけど、途中から三倉MCに固定しましたね。発表当初から「いいじゃん」って反応になっていて、大きな勝負にオタクが好きな"勝負曲"をきちんと合わせてきたのが嬉しかった。

バチュンはメインステージ争奪戦に対して、キャッチコピーを作らなかった。大本営発表が少なかった印象。このグループは言葉を大事にするグループだから、「言葉を出さなかった」と捉えたほうが面白いと思っている。
メインステージ争奪戦は、投票の数字で決まる。発表当初からバチュンが優勝候補の一角であったのは間違いなくて。強い曲を出して、曲の話はするけど、TIFについてはメンバーに任せて黙ってた、なのかな。いくらでも考察できそうなところはあるけど、いつかにしよう。(書き終わらない)

TIFメインステージ、久留ちゃんの「私たちがこの夏の主役、Merry BAD TUNE.です。」にすべてがつまっていて、書くこといっぱいあるんだけど、これは今年の夏も続く話で、きっと書ききれないと思う。
なので最後に一言だけ。
「真夏のユーレイ」大喜利ってどうなったん?

4.『ノンフィクションシンガー』

ワールズエンド。のころ、メンバーの卒業が決まったときの久留ちゃんが「着いてきてくださいとは言いません。それでも、私たちは前を向いて、アイドル界の上を目指していきます。」と言っていて、未だに強く心に残ってる。久留ちゃんの不器用さと実直さがただただまっすぐ出た言葉だから。グループとしての言葉を喋ることが多くなって、MCもうまくなっていってる久留ちゃんだけど、歌い出しの歌詞がリンクする。

届け風辿った先はきっと
キミと望むあの未来へ
地平線のその先へ一緒に行けたらいいのにな

ノンフィクション・シンガー

この曲は、ここまで一緒に来てくれたオタクへのファンサービスなのだと思う。それは、メインステージ争奪戦もそうだし、デビューからもそうだし、もっといえばデビュー前から。

これは本当に主観的な意見だけれど、ワルエン。を思い出した。甘噛作詞で言うと、『ワンダーワールド・ラプソディ』と対比的なところがあると思う。
ノンフィクション⇔ワンダーワールド
シンガー(歌い手)⇔ラプソディ(曲の種別)
五線譜や狂騒というワードが使われていること。

僕自身、TIFのメインステージ争奪で、憑き物がとれたような感覚があって。こんだけ長く文章書いてそれかよって思われるかもしれないけど、僕は、マリオネッ。が大好きだし、ワールズエンド。が大好きだし、バチュンが大好きなんだなって。これまでの道のりが好きだし、たぶんこれからの道のりも好きなんだろうって。一面の地平線を見るには、ずっと遠くまで歩んでいく必要があって、その先も見れると信じてます。

新曲の予想

最後に、新曲の情報がでる前に、予想を書いていきます。

まず、ガムエイ作詞曲ですが、その時々の対バンライブや時勢に応じた曲のイメージです。
例)『オサレゲーム。-バチュンのテーマ-』『ぷいぷい』
最近の地下アイドルのトレンドについて、私見ですが、お決まりの盛り上がりどころやコールがある、ボカロ・アニソンライクの曲が盛り上がってるなって思います。具体例で言えば、高嶺のなでしこ『ファンサ』であったり、iLIFEなど。‘’好き‘’がカジュアルになって、オタク同士の闘いではなく協調になっているのが今の環境メタと思ってます。(僕は古いオタクなんでオタクはオタクと戦っていけの文化が好きですが…)
トレンドから想定される新曲は公式で分かりやすいコールを入れて、コールをするのもしないのも自由って感じになると思います。つまり、「ぷ・い・ぷ・いー♥️♥️♥️」ってコールする曲です。メロディーとか歌詞は全部小倉唯の『Honey Come!!』。

対して、甘噛作詞ですが、これまでの4曲を時間軸と視点を軸にして考えると、以下のようになります。
『ボクらのBAD TUNE.』遠い未来に書かれたオタクの回顧録
『未完成ナイトライダー』過去から今につながるメンバーが作る歌
『真夏のユーレイ!!』今、Merry BAD TUNE.とオタクの物語
『ノンフィクションシンガー』メンバーがオタクとこれから歩む道のり

これまで、視点、時間軸をずらしてきたわけです。そのため、新曲もずらしてくるはず。世界を変えるわけです。世界をチェンジする。ちちんぷいぷいちぇんじざわーるど⁉
分かりました。

「ぷ・い・ぷ・いー♥️♥️♥️」
これですね。

すべての道は『ぷいぷい』につながる。
おあとがよろしいようで。


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