シティリーグ準優勝リーフィアVMAX
シティリーグ準優勝リーフィアVMAX
皆さん初めまして、あいると申します。
先月末のポケモンカードシティリーグに準優勝致しましたので、
そちらで使ったデッキについてまとめようと思います。
もうすでに旬が過ぎているような気もしますが備忘録も兼ねてということで…
※6/30に有料記事化しておりますが、全文無料で読めます。今後もポケモン関係に関する色んな記事を書いていこうと思いますので、応援いただけるようでしたらご祝儀程度に頂けると嬉しいです。
1. デッキ選択の経緯
シティリーグの実施日が5/29でイーブイヒーローズの発売翌日ということで、
新カードを軸としてデッキを組みたいと考えていました。
デッキを考えていた時点ではイーブイヒーローズの公開カードはブラッキー及びグレイシア+VMAXスペシャルセットの4匹だったため、まずはブラッキーを軸にデッキを考えました
ムゲンダイナのような既存の悪デッキと組ませることを検討しましたが、ブラッキー自体が攻撃できるようなデッキこそブラッキーが光ると考え、ムゲンダイナデッキでブラッキーが殴りに行くことは多くないとし、候補から外しています。
そこで候補として上がったのがビクティニVMAX(炎デッキ)です。
ビクティニVMAXはVポケモンに対し非常に強力なためベンチで育てられたポケモンをブラッキーVMAXにて狙い撃ちしやすいこと、炎デッキにブラッキーを採用することで無理なく加速でき、ダイアークを打てること、それぞれ利点があり、デッキを検討しました。
個人的には自身作だったのですが、白馬バドレックスが流行りつつあったこと、タッグチーム主軸のデッキにとても弱いこと(ブルーオロヨノが流行っていたこと)があり、没となりました。
シティリーグ当日にはデッキタイプとしてビクティニブラッキーがいたようなので、同じような考えをされている方はいたのだとは思います。
次にゲンガーVMAX+ブラッキーVMAXです。
このアーキタイプは最後まで採用を迷いました。
しかしながら、進化ポケモンがゲンガー、ブラッキー、ヘルガーの3種類入っているため事故率が高いこと、先行2ターン目にVポケモンを倒すために必要な労力が大きいことから、自分の右手を最後まで信じられず、不採用となりました。
ただ、このデッキ自体は間違いなく意識しなければいけないデッキの一つであるため、事前に構築し、仮回しできていたのは良かったと思います。シティリーグでは結果的に当たりませんでしたが、リーフィアVMAXでの相性は悪くないです。
最終的に、イーブイヒーローズ発売直前に公開されたリーフィアVMAXに惹かれてデッキ構築することとしました。悪デッキ、超デッキ、闘デッキはどうしても相性ゲーになってしまうことが多いのですが、草デッキは炎デッキがメタから消えつつあったこともあり不利をとる相手が少ないことも採用理由の一つです。
2. リーフィアVMAXと相性の良いカード
リーフィアVMAXを使う方は誰しもがまず思い浮かべるカードと思いますが、ガラル鉱山がとても相性が良いです。
リーフィアのくさむすびを+120点できる優秀なカードです。
ガラル鉱山自体は貼れなくてもダイリーフでムゲンダイナを2パンできるのですが、なるべく高打点を与えるためにある程度枚数は必要になるカードです。
頂の雪道にものすごく弱いデッキではないのですが、先1に特性ロックされてしまうと展開が阻害されますので、なるべく貼り替えもできるように動けることが推奨されます。
逃げエネをふうせんに頼っているデッキも多いので、思わぬところで刺さることもあります。
またリーフィアは環境にいる大抵のVポケモンをガラル鉱山を貼ることでワンパンできますが、ザシアンVは草抵抗を持つため倒すことができません。
そこで相性の良いカードが以下2匹です。
そこらじゅうのデッキで見るようになったクイックシューターのインテレオン及び、マッハパンチでベンチを狙撃、もしくは残りHPが少なくなったところにビーストゲームGXを打ち込めるフェローチェ&マッシブーンです。
ムゲンダイナVMAXもくさむすびで300点ダメージを与えられれば、上記2体で倒しにかかれるのでとても相性が良いです。
最終的にフェロマッシは不採用とし、インテレオンを採用しました。フェロマッシのHPが260のため倒され易いこと、リーフィアVMAX+フェロマッシを倒されることでゲームが終わってしまうことが挙げられます。
最後まで手札に温存しておければよいのですが、シルバーバレットをするにはリスクが高すぎると評価しています。その点、インテレオンはリスクが低いかつガラル鉱山のサーチ元としても活躍するため採用するメリットが高いとしました。
次にサブアタッカーですが候補としてはモクロー&アローラナッシーを検討しました。ただしこちらも不採用かつ、アタッカーはリーフィアVMAXに絞っています。
モクナシは攻撃は3エネ始動ですが火力も高くなく、GX技を打つにもゴリランダーが前提となります。
ゴリランダーを採用することも検討しましたが、インテレオン採用に決めているためベンチをなるべく圧迫したくないこと、リーフィアは自身でエネ加速ができることから共に不採用としています。
また、リーフィアVMAXを使う上で、1ターン目に複数体のリーフィア及びメッソンが出せることが重要となります。そこで相性がいいカードがキャプチャーエネルギーです。
リーフィアVMAXのくさむすびは草エネ+無色エネで撃てますので、難なくキャプチャーエネルギーが入ります。ゲンガーVMAXデッキの難点もここで、ゲンガーVMAXが悪エネルギー要求なためキャプチャーエネルギーが採用できなく、ベンチにたねポケモンを並べづらいです。
3. リーフィアVMAXと相性が悪いカード
続けて相手したくないカードですが、逃げるエネルギー要求が減らされるようなカードを徹底的に妨害する必要があります。どんなデッキにも入っているカードとしてはふうせんが挙げられます。
ガラル鉱山を貼ればくさむすびが0ダメージとなることはほぼないですが、火力が足りなくなるのは間違いありませんので、ツールスクラッパー及びツールジャマーを採用しています。
他にはハイド悪エネルギーです。
これがとても厄介で、ガラル鉱山を貼ったとしても逃げエネがなくなってしまいます…対応策としてはうねりの扇を採用しました。じげんのかぎづめのギラティナなども候補に上がりますが、前述の通りインテレオンのためにベンチを圧迫したくないので不採用としています。
水の塔も挙げられますが、これはガラル鉱山を貼れば良い話なので特段対策はしていません。ただし、混沌のうねりを貼られてしまうと火力が下がる要因となりますのでリセットホールのマーシャドーも採用しています。…結局水の塔対策にはなってしまいました。
4. デッキレシピと回し方
当日のデッキレシピは以下です。
ここまでで解説していないカードでいうと、連撃ウーラオス対策としてベンチバリアのミュウが挙げられますが言わずもがなかと思います。
2ターン目にくさむすびを撃つことを目標として動きますので、1ターン目にリーフィアを出し、りょくかさいぼうを使うことが最低条件です。先行の場合はエネ集中させてダイリーフを見据えても良いかと思います。ただし後攻の場合はリーフィアが倒されてしまうことを考慮し、2体のリーフィアVを並べ、エネルギーを分散させることに注力してください。
メッソンも1体でも置ければ事故率が下がりますので手札に応じて展開することを意識します。デデンネGXは負け筋につながることもあるのでできれば出さないで戦いを進めることを推奨します。あくまで事故防止と考えてください。
相手によって大きく動きが変わることもないので回しやすいデッキかと思います。
シティリーグで戦ってきた中で改善点として挙げられるのはボスの指令枚数追加です。インテレオンを採用している連撃ウーラオスのレシピはサーチ前提なこともあるのかボスの指令採用枚数が少ないことが多いですが、もう1枚あればスムーズに勝てた試合が何試合かあったと思いますのでここは増やすことを推奨します。
5. メタゲーム
Tier高めなデッキに対し、以下のような評価をしています。
対ムゲンダイナ
ムゲンダイナVMAXは逃げエネが3のため、リーフィアで300点ダメージを与えらえれます。ベンチに逃げられた後もインテレオンがたてられればそのままベンチ狙撃で落としにいけますので相性は悪くありません。
ただしガラルマタドガス採用型だとこちらの展開がかなり阻害されてしまうため、不利となる可能性が高いです。また、ハイド悪エネルギーの採用枚数にもよりますがうねりの扇の使い方を誤るといっきに窮地に立たされる可能性はあります。
対ゲンガー
ゲンガーはかなり有利が取れます。まず、ゲンガーVMAXのHPが320で、逃げエネが3であることから、ヘルガーでのマナ加速をしてしまうとくさむすびの圏内に入ってしまいます。また、こちらの展開をリーフィア2体のみに抑えることでパニックフィアーの火力を削ぐことができます。ゲンガー側も一撃エネルギーが3枚つくとリーフィアを1パンできるのですが、リーフィア側の建て直しも早いので倒されてしまったとしても逆転の目があります。
対連撃ウーラオス
こちらも相性は悪くないですが、良くもありません。ミュウを処理されなければ勝ちに繋がりますが、大抵インテレオンが搭載されていますので、過信はしないようにしたいところです。うねりの扇が結構刺さるデッキなので、積極的に撃っていきましょう。また、水の塔が貼られている時にくさむすびを撃たないようにしましょう。僕はシティリーグ当日やらかしました。
対白馬バドレックス
白馬バドレックスは250点ダメージを連打するための要求が少しきつい印象がありますが、リーフィアVMAXは安定して240点ダメージを連打できます。また、リーフィアはサポート権を使わずとも展開が容易ですが、白馬バドレックスはメロンを使う必要性があることもあり、リーフィアに比べると安定性に欠けます。
以上より有利な相手という認識です。
対三神ザシアン
抵抗のため不利…というわけでもなくどちらかというと有利なイメージです。
何より、三神がくさむすびで1パンできることが非常に大きいです。くさむすびを受けたザシアンもクイックシューターで落とせますし、言われているほど相性不利はありません。
対黒馬バドレックス
展開力が叶わないため若干不利がつきます。ただしオーロット&ヨノワールがくさむすびで1パンできますので相手の展開の仕方によっては十分に勝てる可能性があります。
以下はおまけですが、このデッキがほぼ勝てない相手です。
対グレイシア
無理です。リーフィアVがコインフリップに頼る必要があることもあり、後1で進化なんてされたらどうしようもありません。さすがにイーブイヒーローズ発売翌日に持ち込む猛者はいないと信じました。
対ジュナイパー
グレイシアよりはワンチャンありますが、正直厳しいです。
当たらないことを祈りましょう。(シティ当日は利用者がいたのでビクビクしていました)
対ビクティニ
どうしようもありませんが、メタゲーム的にもいないと踏んでいました。
対アーマーガア
逃げエネ0なのがただでさえきついのに、草抵抗を持っています。展開されたらほぼ負けます。こちらもメタゲーム的にはいないと踏んでいましたが、リーフィアがメタの一角になったらどうなるかわかりません。
ちなみに、リーフィアミラーについてですが、リーフィアVが逃げエネ1でくさむすびで1パンできません。また、スノーリーフバッジも採用されているケースがあり、意外とめんどくさいです…
6. 総評
リーフィアは発売前はあまり評価が高くなかったカードかと思います。しかしながら、発売翌日のシティでは僕以外にもリーフィアで入賞している方がおり、ポテンシャルは高いはずです。何より、ザシアンと違い確実にエネ加速ができること、そこまでの前準備を必要なしに2エネで高火力が出せること、この2点が非常に大きいと考えます。
新弾発売翌日だからこそ警戒されていなくて結果を出せた、そう思う方もいらっしゃるかもしれません。事実、結果を出せた一因であるとは思います。今後、Tier1になるようなデッキとまで成長できるかはわかりませんが、長らくメタゲームの一角から外れている草デッキに一石を投じる可能性は高いと思います。
イーブイヒーローズ自体が手に入りにくく、次弾も手に入るのかわからないような状況ではありますが、JCSまでに研究が進み、リーフィアが結果を出すことを楽しみにしています。
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