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UAPリポート2021 後続情報

『UAPリポート2021』後続情報
2021年11月23日

2021年11月23日、キャスリーン・ヒックス国防副長官が『UAPリポート2021』の後続情報を発表しました。国防総省において、国防副長官は国防長官に次ぐ地位の文官です。長官が国内外の事案で席を空けることが多く、副長官が実質的な執行者になっています。

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先のリポートではUAPの評価を保留し、評価能力を向上させる取り組みが必要としていました。今回の発表は、その対応の一端ということになります。UAPの探知や監視には、主としてレーダーなどの電子機器が使われます。また、航空機や衛星からのデジタル画像なども含まれるでしょう。米国内からだけではなく、宇宙空間も含め全地球的規模の監視網から集めたデータを一か所にまとめて、総合的に分析する。そのためには、統括的な分析部隊を設置する必要があるとの考えです。「同期群」との部隊名は、形式の異なるデータを分析しやすくするために、デジタル技術によって同列に並べ直す作業部隊という意味でしょう。

ヒックス副長官によれば今後数週間以内に、この部隊の指揮官、組織構造、権限、要員などの、より詳細な事項を発表する予定であるとのことです。

2021年12月1日
翻訳執筆者:田中 智


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