アントワイン 2017/10/5鏡の働き

http://recreatingbalance1.blogspot.com/2017/10/play-of-mirrors.html

下の図を再度見てみましょう。

以前も申し上げたように、メンタルには４つの高次プレーン（界）と３つの高次サブプレーンがあり、純粋な光の精神領域と呼ばれています。そしてそこでは他のアスペクトとともに霊（モナド、意思の錨）と魂（アトマ、愛の錨）が存在します。

メンタル界中央にある点線は、それより上に位置する純粋な愛や光である高次の精神界と、人格と呼ばれるそれより下の低次界を分ける皮膜です。覚えていていただきたいのは、界が下層になればなるほど高密度になり、異常も増加します。この皮膜を境に物質が非常に高密度になり、それ以下では異常が多くなるため、闇や二元性が現れることができるのです。

全ては最初に最上界で創造され、それから次の界に一つ一つ降りていくため、高次界の鏡像投影として低次界を見ることができます。あるいは、低次ボディを高次ボディの投影として見ることもできます。

では、上の図を水平面上に想像して、わかりやすく象徴的に考えてみましょう。４つの高次プレーンと高次のメンタルプレーン（界）が私たち自身であり、これが真の自己です。低次のプレーンは人格で、物理、プラズマ、エーテル、アストラル／感情、下層メンタルで構成され、鏡に反映した自己です。
メンタルの皮膜（点線）には霧状の雲が立ち込めていて、真の自己とその反映した自己を分け隔て、鏡に反映した自己が霞んでしまっています。

宇宙の大部分ではこの霧状の雲は非常に薄く、向こう側が見通せるものです。しかしこの惑星上では異常が蓄積されているため、濃い霧となって見通すことが困難になっています。
このメンタル皮膜の他にも、特にこの惑星、その中でも特にプラズマ界には自己と反映した自己の間には別の霧状のレイヤーがあります。

ですから覚えておかなければないらないのは、ここで見ている自分自身、感情や思考を持った肉体は真の自己を鏡に映したように反映したものに過ぎないということです。その鏡は魔法の鏡で、映したものを記憶できます。そして濃い霧がかかっていたとしても鏡には反映され続けます。低次界にいる私たちは単なる反映にすぎないのですが、この濃い霧のせいで、大半の時間は自分が反映にすぎないことを忘れてしまってきたのです。そしてその自己が自分自身だと信じ始めてしまったのです。

物質界、感情界、メンタル界で見えるものは全てただの反映にすぎません。他の人や場所、物もその高次の自己、ハイアーセルフの反映にすぎないのです。
真の自己を忘れてしまった単なる反映であるため、自分は不完全であるという感じがつきまとい、自分のアイデンティティも確立できないのです。これは真で高次の自己、ハイアーセルフの姿を見失ったためです。そして真の自己を忘れてしまったため、反映の世界には達成感を求める傾向が広まってきたのです。人々は達成を願い、アイデンティティの確立を願うため、他人のポジティブな意見を追い求め、ポジティブな体験や成果が最終的には自分のアイデンティティを確立してくれて、最終的に反映がもうぼんやりしないことを願うのです。しかしこれは絶対に無駄なことです。なぜなら達成は決して反映の世界で得られることはなく、自分の高次の、真の自己と再び繋がることでしか得られないからです。
反映の世界で達成を求めるのは二枚の鏡を向かい合わせに置くようなもので、お互いを無限に映し続けるようなものです。高次の自己、ハイアーセルフが忘れられたこの世界は、向かい合わさった鏡だらけの迷宮で真実が何かを理解することはできないのです。

ですから、真の精神的な飛躍を起こすには、他人の意見や自分自身の成果、その他この反映の世界である低次界のあらゆる環境において、評価されたい、達成したいという望みを無条件に放棄しなければなりません。鏡（メンタル、アストラル、エーテル、プラズマの各ボディ、肉体、そしてそのオーラ）が記憶している散乱した映像を取り除かなければなりません。なぜならその映像はこのような低次界での体験や環境で創り出されたものだからです。つまり、その人格やその反映、物理的感情的、低次のメンタル界によるアイデンティティをリセットするということです。そしてそのように視界がクリアになると、ハイアーセルフが送った光を再び見ようとすることが可能になるのです。反映である低次の自己が鏡の世界の方向を見ず、真のハイアーセルフの方向を見るようになると、自己と反映の間に光の橋を渡し、それが霧を晴らし、反映がもうぼんやりとしなくなり、真の達成が起こるでしょう。なぜなら、意識やアイデンティティの中心は真の高次の自己、ハイアーセルフにあり、ハイアーセルフが起こる全てのことを管理するからです。これが個人にも創造物全体にも起こることになるでしょう。

Liberation now
Victory of the Light !