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【基礎知識】Adobe Fireflyをゼロから一緒に学ぼう!vol.6「スタイル参照」機能

こんにちは!AI研究員見習いです。

皆さんはAdobe Firefly(ファイアフライ)を使ったことはありますか?このブログでは「まだ使ったことがない」という皆さんとゼロから一緒に学ぼう!というテーマでAdobe Fireflyの基礎理解を深めていくことを目的としたブログです。

今回はAdobe Firefly Web版「スタイル参照」機能についてご紹介します。※無料の生成クレジットや登録方法はvol.1のブログでご紹介していますので、興味ある方はそちらも是非。

■「スタイル参照」ってなに?

「スタイル参照」機能は、既に存在する画像の「色・表現」を参照して画像生成を行う機能です。この機能を使うことで、デザインの表現に一貫性を持たせることができます。※Midjourney「スタイルリファレンス/--sref」と近しい機能

■「スタイル参照」を試してみよう!

コミュニティのウサギさんをお借りしてスタイル参照を試していきます。
ウサギさんが生成されたプロンプトが表示されています。
今回は「Midjourney」で生成をした左の画像を「スタイル参照画像」にアップロードして機能を試していきます。

■アップロードする画像がなくても大丈夫!

アップロードする画像がなくても「参照画像ギャラリー」をクリックすると、テーマごとに多くの素材が用意されているので、好きなデザインを組み合わせるこができます。

■早速、変化を検証

今回は「効果、カラーとトーン、ライト、カメラアングル」を使用して変化を検証します。選択している効果グリッチグラフィック」は、映像などの不具合で起こるエラーをアートとして利用できる設定です。カラーとトーンは「寒色」を設定。
ライトスタジオ照明」を追加。シンプルなアートの中にも、さまざまな光の表現が効果として加えれました。
カメラアングル表面のディテール」を追加。より細密さが表現に追加されました。

次は「カメラアングル」のみを変更して、どのようにアートが変化するのかを試してみます。検証は2種アート「イラストと写真」で見比べたいので、まずは女性の写真を作ります。

■比較用の女性写真

プロンプト「最高品質, 傑作, 詳細な顔, 完璧な顔, 清潔感のある服,笑顔の美しい女性, 20歳, 現実的な写真,青空,オフィス街,ヒール」+効果を組み合わせて女性を生成。スタイルを加えることで、Vol.3で生成した女性よりもクオリティが少し高くなった印象です。

■カメラアングルの設定は全部で10種類

クローズアップ:ウサギさんは上半身に変化。
ノーリング(対象物を並べ俯瞰で撮影した表現):俯瞰ではないけど、ビルがフラットに並んでいたり、ウサギさんの周りには、何かのパーツがデザインとして配置されています。
風景:写真もイラストも変化◎
マクロ写真:クローズアップよりもさらに被写体に近づいていますね◎
窓越しの撮影:イラストの方が上手く変化。
浅い被写界深度(ピントとボケのコントラスト):被写体にピントが合いつつ、背景はボケてるように見え・・ないですね!笑
俯瞰:俯瞰は素材的に難しいかもしれません。
あおり(低い位置から被写体を見上げて撮影):女性のあおりは上手く変化。

■見比べ2種PICKUP!

「表面のディテール」は写真イラストの両方に上手く反映されています◎ 反対に「広角」はどちらも広角の表現にはなっていないように見えます。皆さんはどう感じますか。※画面スクショの為、画像は粗いです

■Midjourney比較

表現はMidjourneyの方が少し大胆な表現に仕上がりました。同じプロンプトでも「Adobe Firefly風」「Midjourney風」などがあるので、近しい表現にしたい時は、それぞれのサービスに合わせたプロンプト調整や特徴を活かした使い分けが出来ると現時点では良さそうですね。

■おまけ

「■比較用の女性写真プロンプト」で紹介しているプロンプトのイラストバージョンです。イラストもなかなかいいですよね。そしてまだAdobe Fireflyは「女性・男性」の区別や認識が曖昧かもしれませんが、何かの良い方法や改善などが、あった時は改めてご紹介しますね!

以上、最後までお読みいただきありがとうございます!参考になった方は是非「♡」ポチッと、押してくれたらとっても励みになります。

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