見出し画像

九大AI部 ブログ ~九大の紹介記事を無料AIで作成しよう~ 第1回 「企画内容とAIの基本知識」

初めまして!
九大AI部のぎりすと申します

この度、九州大学で九大AI部を立ち上げました!
まだまだ始まったばかりではありますが、これからもホットな話題が多く出るであろうAIの魅力や活用方法について皆さんと一緒に学んでいきますのでよろしくお願いいたします

このnoteは様々なAIに関する企画を行い、皆さんによりAIのことについて知ってもらうきっかけ作りを目的としています

では早速本編に入っていきます
レッツゴー!


この企画でやっていくこと

これから始まる「~九大の紹介記事を無料AIで作成しよう~」は、タイトルの通り、私が所属する九州大学の紹介記事をAIを使って作ってみようという企画です!

皆さんも大学のレポートや企画の立案などでChatGPTなどの生成AIを使ったことがあると思いますが、思い通りにいかなかった経験があると思います

その原因は、皆さんがAIに命令する時の文章(プロンプト)の構成が不十分だからという可能性が高いです

世の中には、課金して文章を作ってくれるサービスがあるのですが、結構高いので自分は払いたくないです笑

なので、プロンプトを頑張って作って、それらの課金サービスに劣らない記事作成ツールを作りたいと思っています!

「このAI使えねえなあ」「課金しよっかなあ」と思っている方は、ちょっと立ち止まってこの記事を読んでみて下さい!
きっと何かのお役に立てると思います

私も決して専門家ではないので、皆さんと同じように試行錯誤しながらこの記事を書いていくことになります
一緒にAIマスターを目指していきましょう!

この企画に出てくるAIにまつわる単語について

AIを使っていく前に、まずはAIにまつわる単語について説明していこうと思います
「もう知ってるって!」という方は飛ばしてもらって大丈夫です!

AI (Artificial Intelligence 人工知能)

AIの定義は明確には無いそうですが、初めてAIという言葉が登場したのは、1956年のことで、米国の計算機科学研究者ジョン・マッカーシーという人が使い始めました

マッカーシーはAIを「知的な機械、特に、知的なコンピュータプログラムを作る科学と技術」と定義しましたが、今でも多くの学者がいろんな解釈を持っています

でも総じて言えることは、AIは「人のように思考するシステム」ということです
何かしらのAIを使ったことがある皆さんは感じたと思いますが、AIの返す答えはまるで人が考えたかのようです

このAIを使いこなすというのは、自分の仕事の強力なパートナーを得ることだと思うので、仕事の効率化や独創的なアイデアの創出を後押ししてくれます

LLM (Large Language Model 大規模言語モデル)

これは、皆さんおなじみのChatGPTなどのAIのことを指します

ここでは複雑な話はしませんが、仕組みを簡単に言うと、「膨大なデータを使って文章を生成する」です
この膨大なデータを利用し、ある言葉に続く可能性が高い言葉をどんどん割り当てて、文章を作成するのです
仕組みを知ると、不自然な文章が生成される理由も分かりますね

もう少し詳しく知りたい方は以下のサイトを見てみて下さい

プロンプト

プロンプト(Prompt)とは、AIとの対話において、ユーザが入力する指示や質問のことです。またはコマンドラインインタフェース(CLI)などの対話形式のシステムでの指示のことを指します
AIが適切な応答や結果を生成するためには、明確で具体的なプロンプトが必要です
AI使えないと言われるポイントの一つとして、プロンプトが曖昧な場合も多いと思います
それくらいAIにいい回答をしてもらうために、重要なものがプロンプトだといういうことです

この企画では、プロンプトの定義を「AIに命令する時の文章」とします
次の章でプロンプトの重要性を実例で示したいと思います

プロンプトの比較、重要性

プロンプトはAIの生成結果に大きく左右します
これを実例で確認してみましょう

例えば、「織田信長」についてChatGPT3.5に質問してみましょう
最初は、「織田信長について教えてください」と入力して質問してみると・・・

かなり長い文章が出てきますね
わりと重要なポイントは抑えられていますが、かなり見にくいです
出来れば、年表みたいな感じで見れたら分かりやすいですよね

そこで次は、
「織田信長について教えてください 
ただし、各出来事を年表のような形式で示して見やすくしてください」
と入力して質問してみると・・・

見やすくなりましたね!
ただ、先ほどの結果と比較すると、信長が行った政策などはあまり書かれていません
これについても知りたいので、もう少しプロンプトを直してみましょう

ここで大事なのは,どんな結果を生成してほしいかを予め考えておくことです
今回の自分の場合だと・・・

  • 織田信長の人生の年表を知りたい

  • 行った政策を知りたい

  • 人柄も知りたい

これを基に最終的なプロンプトを以下のようにしてみました
「私は織田信長のことについて知りたいです 
以下の条件に従って教えてください
#織田信長の人生での出来事を年表形式で示す
#行った政策や人柄については箇条書きで示す
よろしくお願いします」

その結果は・・・

いい!非常にいい!
ちゃんと「よろしくお願いします」って丁寧にお願いしたからかもしれませんね(笑)

こんな風に、プロンプトをちゃんと考えることで、自分の欲しい答えが返ってくるということですね
皆さんもぜひ意識してみてください!

プロンプトの最後につけると読みやすくなる文言

最後に、具体的に、プロンプトの精度を上げる文末集を紹介しましょう
こちらのプロンプトはマイクロソフトやGithubに掲載されているものを抜粋しました

▼最後につけるといい文言たち

・「深呼吸して、ステップバイステップで教えて」
 ->出力の精度が上がります。人間のように「深呼吸して」「落ち着いて」と言うとAIの精度もよくなるみたいで、不思議ですね

・「小学生にもわかるように教えて」
 ->簡単に読みたい時に使えます

・「生成後に、再帰的に、内容を吟味し修正するステップをとります、最大3回まで吟味と修正が可能です」
 
->再帰、つまりAIの文字を、もう一度、吟味して修正させることで、より精度が上がることがあります。逆に精度が下がる場合もあるので、使い分けてみてください。

・「必ず~~しなければならない or 必ずタスクを遂行できる」
・「タスクを遂行すればチップを与える。遂行できなければ罰を与える。」
 ->ひどい命令ですが、精度が上がるようです

最後の命令文は「AIに人権はないのか」というSNSでのコメントがありましたが、近い未来、AIに人権ができたりすると、人間がAIに訴えられるかもしれませんね笑

まとめと今後の流れ

この記事では、AIとは何かというところに焦点を当ててきましたが、次回からは、本格的に九大の紹介記事を作成していきたいと思います

この記事を作成するにあたって、自分で色々調べながら書いているのですが、まだまだ足りないところや修正点があると思います
もし見つけたらコメントをお願いしたいです!

みんなでいい記事を作っていきたいと思うので、今後もよろしくお願いします!

ぎりす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?