見出し画像

【妊活記録#8】2回目採卵とその結果

2022年元旦。早朝に初詣を終えて
その帰り道というタイミングで、生理が来た。
待ち侘びてた2回目の採卵周期のはじまりだ。

夫の協力で乗り切った自己注射

クリニックは三が日は休みだったが採卵周期の人は
特別に診察してくれるので生理3日目に受診し、
自己注射がはじまった。1回目は注射通院だったけれど
有休の日数を懸念して、今回から自己注射に💉
高刺激で刺激するため、毎朝出勤前に自分のお腹に
注射を打った。刺激法は前回と同じくPPOS法。

時に、何で私だけこんな痛い思いしないといけないんだ!
と全てが嫌になり、夫に当たり泣き散らしたりもした。

そんな中嬉しかったのは、夫が毎日私が注射をする前に
テーブルの上を片付けて、消毒して拭いてくれて、
自己注射しやすいようにしてくれたこと。
毎日注射をする時は見守ってくれて、終わると
「ありがとね」と言ってぎゅっとしてくれたこと。
一緒に頑張ってると思わせてくれたことが
本当にありがたかったし、そのおかげで頑張れた。

採卵日

こうしてなんとか全部の注射を打ち終えて、
2回目の採卵日を迎えた。
2回目だから、緊張はそれほどなかったけれど
「また全滅だったらどうしよう」という
不安・恐怖はずっと尽きない。だから
「期待してはいけない」「無でいよう」
と自分に言い聞かせていた。

結果は、31個卵子が採れて、
そのうち成熟卵20個すべて顕微授精へ。
精液所見も、1回目より改善していた。

凍結結果

採卵後3日目に受精結果が届き、13個受精、
そのうち7個が良好胚とのことだった、
ここまでの経過は、1回目の時よりも順調で
ずっと「期待してはいけない」と言い聞かせて
いたのに期待し始めてしまう自分がいた。
凍結結果が届くまでの間、
「期待するな」と「上手くいくかも」が
頭の中を行ったり来たりして精神的にとても疲れた。

採卵後6日目に届いた凍結結果は、、、

実際の報告書

「5日目胚盤胞凍結1個」グレードは3BCの子だった。
通っているクリニックでの妊娠予測は37%。

最初は、この結果をどう受け止めていいか分からず
感情がぐちゃぐちゃになったが、
だんだんとやっぱり辛い気持ちが大きくなってきて
涙が止まらなくなった。

ポジティブに捉えれば、「全滅は回避できた」し、
「1個でも凍結出来たことは前進」

だけれど、

採れる卵子数が多い分、身体への負荷と
膨大な治療費がかかったこと、これまでの努力、

色んなことを考えては、この結果はやはり
良い結果だったとは言い切れず悲しかった
31個も採ったのにな...

次はどうする

最初は、グレードの低い受精卵1個では妊娠できる気がせず
心許なかったのでもう一度採卵したいと思っていた。
でも、夫とクリニックの先生から、
一度移植してみてもいいのでは?と言われて
悩んだ結果、一度移植してみることにした。

3回目の採卵をしても良かったのだけれど、
採卵ってやっぱり身体への負担が大きくて
その分精神的にも辛かったこともあり、
同じところにずっといるよりは少しでも変化が
あった方が精神衛生上いいのではないかと
夫にも言われて、私も同じように思ったから。
もし上手くいかなければまた採卵からになるけど、
移植してみて分かることもあるかもしれないし
運が良ければ妊娠するかもしれないし。

治療を始めてからここまで前途多難だったので
上手くいく未来はあまり思い描けれなくなっているけれど、
「頑張ってくれた卵のことを信じてあげたい」とも思った。

そういうわけで、貴重な1個の卵なので
着床に関する検査を受けてから移植に進むことになった。
本来は反復着床不全の場合しか検査はしていないとの
ことだったが、私の場合は凍結卵が貴重なので
先生も「あなたの場合は先に検査しておいてもいいね」
と言ってくれた。

採卵結果について

結局のところ、試してみたオプションやサプリ、生活改善は
採卵結果の向上につながったのか。

実のところ、よく分からない。

ただ、3日目までの経過は順調だったし
精液所見も改善したので
卵子と精子の質は良くなったのかもしれない
前回はCC胚1つだったのが今回はBC胚1つになったので
オプションも生活改善も意味はあったのかもしれない

ただ、結果向上に繋がった!とはっきりと
言える採卵結果ではなかった。先生もそのように言った。
だから、よく分からない。

分かったこと

でも、一つ分かったことがあった。
胚培養士さんから今回の胚の説明を受けた。
どうやら、私の卵子が特別な形態をしているらしい。

  • 透明帯が分厚く、細胞質と透明帯の間がとても狭い。分割不良に影響しているかも。

  • 卵子の中には伸縮性が悪く顕微受精をした際に細胞が壊れたものがあった。

  • 透明帯が分厚いと受精卵のフラグメントが多くなるという研究報告もある。

とのことだった。もし次採卵をする機会があったら
「透明帯除去」をしてみてもいいかもと言われた。

どうやら受精卵の前核期に透明帯を除去してしまうという
技術で、まだ症例は少ないが、妊娠・出産に至った
という報告もあり安全性も立証されているみたい。
詳しいことはこちら↓

ただ、必ずしも良い結果になるとは言えないし、
受精卵が傷付いて分割できない可能性もある。
とも言われた。

でもまだ出来ることがあるならば、試したい。
それが絶対でなくとも、可能性があるのであれば
まだ諦めたくない。

移植してダメだった場合は
次の採卵でこの技術をお願いしよう、と思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?