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ひきこもりだった俺が働いてるワケ

俺、コミュ障で、本当言えば家にひきこもっていたい。でも、お金が必要なんだよね。贅沢したいってわけじゃない。でも・・・生きていくにはそれなりの費用がかかるんだよね。「コミュ障だから・・・」って言うのもいつまでも続けられるほど甘くないって思ってるし、だから戦場に向かう兵士のような気持ちでこの社会に飛び出していってる。どこかで何かを犠牲にしなくちゃいけない。いつまでもひきこもってるほどこの日本社会は甘くないって感じて生きてきた。

この世は資本主義社会だ。ありのままに包み隠さず言えば、この世はお金がすべての世界。
俺はまだ生きてるけど、生きるためには何かを食べなくちゃいけない。その食べ物をゲットするためにはお金と交換する必要がある。そのお金を得るためには社会に出て行って何かをしなくちゃいけない。自分という人間を誰かに売り渡す必要が出てくるんだよね。
そりゃ、確かに福祉制度を使って生きることも出来るけど、全員が全員その制度の恩恵を受けられるほど甘くはないと俺は思ってる。
まあ、徐々に税金が高くなってきてるし、今の社会制度はいずれ変更していくだろうね。

俺は今も実家暮らしだけど、いずれ両親とは別れる時がくる。必ずね。
言い換えれば必ず自分だけで生計を立てなくはいけない時間が来るってこと。持ち家に住んでるけど老朽化は避けられないし、もうすでに老朽化は進んでる。つまり、家のメンテナンス費用、維持費を蓄えておく必要があるわけだ。亡くなった時は葬儀費用が必要になるし、いろいろお金が必要になってくるんよね。固定資産税の支払いもしなくちゃいけない。生きてるだけで、住んでるだけで、必要最低限のお金がかかってくるんだよね。


ひきこもり続けるか。でも、いずれそれには限界が来ると俺は考えてる。
何度も書いてるけど、生きてると必ず必要最低限のお金が必要になるから。

俺は生活困窮者と一緒に仕事をしたことがあるけど、その人たち、本当にお金に困ってたし、そのうちの一人が俺に話してくれたけど「生活保護をさ、受けてたことがあったけどさ、今の生活保護費だけじゃ生活は出来ないよ」って言ってた。その人がどんな生活を送ってたかは分からないけど、でも真実を訴えてたと俺には思えた。
これも資本主義社会の側面なんだなって感じたことを覚えてる。

貧しい者はますます貧しくなっていく社会。どこまでも落ちていく社会なんだなって。

で、俺はそんな社会の中で生きてるけど、残酷なこの社会の中で、ずっとひきこもって生きていけるほど甘くないって実感してきた。
それにさ、零細工場で働いてた時、数多くのパワハラにあってきたけど誰も助けてはくれなかったし、それがこの社会の現実なんだって嫌でも思い知らされた。家族には助けられたけど、それもいつまでも続くわけじゃないってことも抑鬱になったとき、横になりながら感じてた。日本は福祉国家でもない。精神科病院に通院した時も「話聞いて薬出して、はい、終わり」だったし、俺はこの病院に単にお金を運んできてる奴でしかないんだなって感じた。ちなみに処方された薬は一回だけしか飲まんかった。ひたすら寝てたらそのうち体が動くようになった。何より自分の体は自分が良く分かってるしね。

家族はいずれ別れの時が必ず来る。自分一人で生きていけるだけの力を蓄えておく必要があると俺は考えてる。

今までいろんなとこに行ったけど、自分を助けてあげられるのは結局最後は自分でしかない。



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