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バイト先から面接の日時の連絡がきた

バイトの面接の日程が決まったよ。日曜だけど、時間は別にいいんだが受かって続けばいいなって思うくらい。

世間一般ではバイトは軽くみられるんだろうけど、当事者にとってはバイトだろうと正社員だろうと同じ労働者なんだから立場は同じ。
資本家から雇われてる時点で同じなんだよね。

俺もバイトなんてって思ってた。でも、いざ求人を探してみると職種が正社員に限定して見ていくとそのほとんどがない。
ついこの間、無料の求人誌を見て会社を見に行ってきたんだけどよく分からない場所にあったり、そもそもどこにあるのかさえ分からないような場所の事業所があったりした。
無料で求人が出せる事業所は宣伝に費用がかけられない事情があるんやろうね。

20歳の頃の俺は絶対にこの視点が無かった。

20年近く働いてきた工場でいろんな場面に遭遇してきて、いろんな話を聞いてきて学んできたつもりだ。
会社なんて個人の人生なんて何一つ守ってくれやしない。利益追求の組織が営利法人の姿だからね。

やっぱり俺にとってカールマルクスの存在は絶対的に大きい。

マルクスの視点は様々な分野で俺の幅を利かせてる。
買い物をしたり、物を見たり、街に出かけて行ったり、人の話を聞いたりしたときに役立ってる。

面接官もそこで働いてる人も全員、労働者。つまり、資本家に雇われている人たちなんだよね。
その組織を辞めれば、ただの一般人になる。
要は自分が資本を持っているか、否か。

人的資本、社会的資本、金融資本。

人と繋がりがあるのか、頼れる人がいるのか、社会で資本となるものを生み出せているか、つまり会社で働いてたら給料が貰えてるか、株や債券や不動産などの金融関係の資本を所有しているか。

これら全てが資本になる。

マルクスが資本論で最初に書いている商品の分析から始めるという重要な部分。俺自身も資本主義社会においては商品の一つに過ぎないことになる。自分を使って商品を市場に投下する。つまり、会社で働くってことだよね。その対価として会社から給料を貰う。
よく稼ぐとか言ってる人がネット上にウヨウヨいるけど日本語がおかしい。稼ぐのは資本家であって、労働者は一定の賃金しか受け取れない仕組みになってるの。稼ぐの意味が全然違う。賃金を貰うと、稼ぐとを一緒にしたらいけないし、言葉を間違って使ってる。

とりあえずは、バイトの面接に日曜日に行く。

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