日本郵船の説明会に参加した

日本郵船の方にお話をお伺いしました。
日本郵船さんは784隻もの多種多様な船のうち、穀物や鉄鉱石、原油などそれぞれの貨物に適したものを使い分け、物流を支えている会社です。日本郵船さんは船のほかにもトラックや飛行機などで物流を支える総合物流会社であり、日本と世界の物流を支えています。
日本郵船さんの職種は、陸上事務職と陸上技術職、海上専門職(機関士、航海士)に分かれます。陸上事務職は、営業職や船体整備、運行管理など輸送に関わるものと、資金調達や契約法務、収支管理など事業経営に関わるものに分かれます。陸上技術職は理系学生がなれる専門職で、船の開発から管理までのサイクルを支えます。海上職は、3か月の海上勤務の後、2か月の休暇をとるというサイクルで働く仕事です。2年間の海上勤務の後2年間の陸上勤務につくようになっており、いろいろな現場で働ける職業です。機関士は期間の制御や整備、航海士は操船や荷物の管理を行います。海上職の自社養成プログラムが日本郵船さんにはあり、入社後に給料をもらいつつ、実務につくまでの2年間、専門学校に通うことができます。
日本郵船さんは、コロナ禍で医療品の輸送が盛んになったため、今年の5月や6月は黒字だったそうです。リーマンショックで貨物が少なくなり、大赤字を出したという教訓をもとに、コロナ禍では早期に借りていた不要貨物の返却などの対策をしたため、コロナで痛い影響を被らなかったと伺いました。また、コロナ禍前から育児や介護をする社員のための在宅勤務システムを整えていたため、スムーズにリモートワークを導入できたそうです。(コロナ後もオフィス維持費削減のため、一部リモートになるかもらしいです。)もしパートナーが海外赴任になったら日本郵船の社員は2年間一緒に長期休業できるなど、柔軟な働き方を受け入れる職場環境が整っています。
電気やガスなどの公共事業は社会貢献性が高いですが、お話を伺い、電気やガス、食品や車などの生活に必要なものを届ける仕事もなくてはならない職業で、社会貢献性が高いと感じました。運送はなくてはならない職業であり、景気や社会情勢に左右されることはあるものの、安定した基盤で稼げること、基盤があるからこそ”価値を人に届ける”ために新しいことをやる余裕があることが魅力的だと感じました。

私は、事業の課題解決のダイレクトに関われるコンサルに最近興味がありました。でも、コンサルには公認会計士や中小企業診断士のような資格が一人前になるためには必要であると思ったこと(資格や仕事に追われるあまり婚期を逃すのでは…(><))がありました。日本郵船さんの、多種多様な船と規模の大きさという海外に負けない独自の強みを持っている点(日本にこだわらない、リスクヘッジがとれている!)、事務職では海外を視野に入れ積極的に事業展開に携われる点が素晴らしいと感じました。まあでも海外の異なる文化で生活したくない人、仕事はオフィスでやりたい人などは向いてないかもしれません。