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斜めの角度で光と目があった鏡

2点で20%OFFです、って言われたからもう1点ネックレスを買ったけれど、実は1点目の洋服が対象外だったことをレジで伝えられ、何も言えずにお会計をした。ちょっとだけ悔しかったので、その場でネックレスを付けて帰った。

クレジットカードを辞めようと思って、いろいろ手続きをしているけれど、入口は簡単なのに出口が難しくて嫌になることばかりだ。さらに土日の世間は人であふれている。でもやっぱりひとつずつやっていくしかなくて、繋がらない電話を4回かけたところで諦めた。そういうとき、人間生活向いてないかもなって思ったりする。去年の今頃は宅建の試験を終えて、自己採点を待って、爬虫類カフェに行くために吉祥寺に居た。あのときはもう寒くて、今日はまだ日差しがあって、なんとなく退屈だけれど温かい日常がずっと続くことを少しだけ不満に思っていたな。

あれから1年、想像しなかった場所に立って毎日を過ごし始めている。思い出が邪魔して立ち寄れない場所も増えた分、新しい場所も知った。どうなりたいかは明日の自分と地続きだから、とにかく生きるしかない。今は面倒くさいことも、やるしかなければ大丈夫になっているはずだ。時々、まだ体に水分があったのか、と笑える夜もあるけれど、それも一度受け止めるしかないな。自分の機嫌を自分でとる方法が、少しずつ上手になっていて、自分のことを褒めてあげよう、と思った。


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