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夏がだめだったり、セロリが好きだったりするのね

「魅力のある大人って、もしかしたら自分の短所を出せる人なのかもしれない」

しいたけさんの文章がやさしくて好きだから、たびたび本を読み返したり、毎週月曜日に届く占いのなかの言葉たちに癒されている。
上の言葉も、その一つで、いつかこんな風な状態になれたら理想だなって思った。私はあまり自分自身を出すのが得意じゃないかもしれない。ある程度の距離感を保っていたほうが安心だし、と心の中では一歩下がってしまっていることもある。そしてそれは、嫌われたくない、よく思われたいと思うとさらに発動してしまって結果つまんない奴になってしまう。

完璧な大人なんていないし、誰でもいいところも悪いところも持っているってことはもう知っている。だから、完璧を求めて怒ったりしなくなった。私が怒ることができるのは、大切な人にだけだ。そっちの道に行ってほしくない、と思ったとき、伝え方を誤って怒ってしまった過去がある。今なら、応援できるし、そのまんま受け入れてあげられたらお互いに楽だったのに、と後悔している。私自身にどうにもできないことは、願わないと決めた。だってそれは呪いになってしまうから。

もし呪いをかけるなら、ずっと見えないところで幸せになっているように、と願うだろう。私のことを嫌いな誰かには、いつか無関心になってくれますようにと願う。それくらいだ。

短所を見せあえたら、多分それは特別な関係になる。阿吽の呼吸のように苦手な部分をフォローしあって、長所を褒めて伸ばし合って、いつか一人じゃ立てなかった場所に居る、、そんな未来がいつかくるように目の前の今を過ごす。誰かの短所に思える部分も、そうやってみることができたら愛おしくなる気がしない?

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