見上げてみれば化物だらけ ほんとうの敵はわたしの中に

ダッシュで中目黒にある職場から、代官山蔦屋書店までの坂をのぼる。やっぱり、予定に向かって走っている瞬間が生きているって感じる。
目当てのトークイベントを聴き終えて、外に出たら画用紙を切って貼ったみたいな丸い月が久しぶりにそこにあって、嬉しくなった。
雨の日も、雨を楽しむ方法を持ちたいとプレイリストを再生してみたり、可愛い折り畳み傘を開いてみたりするけど、晴れたらちゃんと嬉しい。動物だな、って改めて思う。

最近思ったことを徒然書きます、なんの脈絡もないです。ごめんなさい。

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泣いている人の上手な慰め方なんてわからないし、わからなくてもいいなって思った。ただ瞳からこぼれる滴は綺麗で、感じた思いとか感情は、聞くことならできるなって思った。

どうしても好きになれない人との付き合い方がわからない。ほしいものをくれないから、勝手に期待して失望してしまうんなら、私はなんてひどい性格なんだろう。人は人であれ、と思うのに、求めてしまうなんて。結論が出ないまま、ぐるぐる、まだ考えている。

なんだか、眠れないんだよね、とか昨日眠れなかった、って話してくれる人がいて。私は眠らなかったことはあるけど目を閉じればどんなに理不尽なことがあっても一睡はできてしまうようにプログラミングされた人間に生まれたので、その感覚がわかることはなくて、へらへら馬鹿みたいな受け答えしかできなかった。でも、なんとかしたいって思うことそのものがもう傲慢で、できることは話を聞くこと、可能ならば(望まれるならば)近くにいることくらいだな、って思い返した。私は何者でもない、これまでもこれからも。

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なんてこと、切れ端を集めて、ゆらゆら考え続けて、いろんな物事にぶつかって、不器用に敵もつくって、誰かをきっと傷つけて傷ついて、それでも毎日考えることが楽しくて幸せだと思う。
最近好きだな、って思ったのは「世界をハッピーにしたい、とにこやかな笑顔で話す人より、絶望してもなおもがき続ける人が好き」とあるインタビューの中で語っていた家入一真さんの言葉だ。絶望したって、もがき続けたい。あがいていたい。考えること、脳が止まるまでやめたくない。

#毎日 #なんでもないこと  (BGM:23歳/吉澤嘉代子)

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