偶然性を面白がって愛する

行く予定で随分前に予約したアーティストのライブのチケット、実は1枚じゃなくて2枚だった。電子チケットだったこともあって、一緒に行く人を見つけていなくて当日の開演1時間半前に慌てて探す。
見つからないかも、でも空席作るの嫌だな、と抜けてた自分に若干呆れつつ、数名の友人たちに連絡を取ったら、ちょうど家に帰るところだったという1人から快諾を得た。

アーティストの全身から届けられる声に、音に包まれて元気になった。幸福感が残る、でも一生じゃない、それでも、言葉は残る。ひとつずつ、ちゃんと丁寧に言葉を届けようとする彼女の紡ぐものを待ちたいなって思う。届けてくれる音と声と気持ちを、楽しみたい。

余韻に浸りながら、地元料理が食べられる居酒屋へ。飲みやすくてハマった芋焼酎のソーダ割を最初から頼んで、色々な話をする。途中で別の予定を終えた彼も合流して、一緒にお酒を飲む。好きな人たち同士が集まって話している場が好きで、どんどん甘えてしまう自分がいる。
友人は高校時代からの付き合いで、私は今とあまり変わっていないと言われた。自分のことって全然ちゃんと見えてない、でも嬉しくなった。甘やかしながらもそばにいてくれる人たちのことを大事にしたいな、と酔ったあとは毎回同じことを思う。

フットワークが軽くて、偶然性の高いことも楽しめる余白があると人生は面白いなって思う。その偶然性を愛して、愛されて、計画だけじゃ体験できなかった世界を生きていきたい。何かあっても多分なんとかなる、今までなんとかしてきた。リスクを取るより、面白いほうがいいじゃん、ってある意味楽観的。
それを一緒に面白がってくれる人だけが、割と周りに多くて幸せ者だな、って思った週末でした。

#毎日 #なんでもないこと #日曜日

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