【必見】なぜ、合気道の技の説明が指導者によってバラバラなの?

こんにちは、あいきです。


合気道の稽古をしていると、指導者によって説明の仕方や技の見た目が違いすぎて、混乱した経験ありませんか?


同じ技のはずなのに、見た目も、技の説明も全く違うので、「誰の言うことを聞けばいいのよ!!」って、思わず叫びたくなりますよね(爆)


実は私も、その1人でした。

初心者の頃には、説明が違うとかなんとか言って指導者を困らせたものです(笑)


でも、今は、なぜ合気道の指導者によって説明がバラバラなのかと言うことについて、ちゃんと自分なりに答えを持っています。


なので、道場生がかつての私と同じ悩みを抱かない様に工夫して技の説明をする事ができています。


このため、私道場生は「他の人と説明が違う!」「同じ技なのに、なんでみんな見た目が違うの?」って混乱することもなく、しっかりと基礎を積み上げる稽古が出来ています。


そこで今回は、合気道の初心者が、指導者によって技の説明が違う事が原因で混乱しないために。


なぜ、合気道の指導者によって技の説明が違うのか?


と言うについて詳しくご紹介していきたいと思います。


■合気道の指導方法が違うことを理解するメリット

1.合気道の初心者は、迷わず上達することができるきっかけを掴み
2.合気道の指導者は、初心者が合気道を楽しいと思えるきっかけを与える
3.合気道の極意を悟ることができる

■合気道の指導方法が指導者によって違うことを知らないまま稽古するデメリット

1.自分たちの合気道以外の人の合気道をディスったり
2.他の人の合気道を認めることができない最低の指導者
3.一生かかっても合気道の極意を悟ることができない


なぜ、合気道の指導者によって、同じ技でも見た目や説明が異なるのか?


・人それぞれ合気道の技が違うのは当たり前。個性があるんだもの。


「ここまで、引っ張っておいて何言ってんだよ!」って声も聞こえてきそうですが・・・。


まぁ、そう言わず聞いてください(汗)


ここで、いったん合気道から離れて考えてみましょう。


想像してみてください。


もし、あなたがまだ字を読み書きできな子供に、平仮名の「あ」という字の書き方を子供に説明するとしたらどの様に説明しますか?


目の前に、字を知らない小さなお子様がいると思って、実際に書き方の説明をしてみて下さい。


いかがでしょうか?


あなたはどの様な教え方をしたでしょうか?


わたしが、字を知らない子供に「あ」という字の書き方を教えるとしたら。


わたしが書いた字を何度もなぞってもらいます。


なぞってもらうために書く字も、点線で書きましょうか。


そうすると、子供もまるで迷路で遊ぶかのような感覚で、点線をなぞることを楽しんでくれそうです。


そのあとは、はがきくらいの大きさの紙にひ、ひらがなを「あ」から「ん」までひとつづつ書いて床に並べて「あ」を探すゲームをします。


カードの中から「あ」を見つけたら、「あ」と大きな声を出しながらそのカードをとるゲームです。


なんどか繰り返して、絵本の中や、日常生活の中で目にする文字の中から「あ」を探したりして遊びます。


そうすると、自然と楽しく「あ」という文字を覚えてくれます。


ちなみに、わが家ではそうやって子供に字を教えましたw


さて、ここでふと何かに気付きませんか?


「あ」と言う字の教え方が、私とあなたでは全く違うことを。


もしかすると、「私と同じ方法だった!」と言う人もいるかもしれませんが、きっとその場その場で子供にかけてあげる言葉など、細かいところまで見ていくと私と時の教え方は異なるはずです。


それに、「上手に字を書けるようになって欲しい」「書き順もしっかり教えたい」など、字の書き方を教えるときにあなた何を思っているかでも、教え方なんていくらでも変わると思います。


そして、あなたが子供のころに習った字の書き方と、私が子供のころに習った字の書き方も違うはずです。


でも、不思議なことに。


私が書いた「あ」も。

あなたが書いた「あ」も。

書道の達人が書いた「あ」も。

字を覚えたての子供が書いた「あ」も・・・


見た目が少し違うかもしれませんが、誰が書いても「あ」と言う字になる。

そして、どんな人が書いた「あ」と言う字でも、誰でも「あ」と読める。


みんな同じ「あ」なんですよね。


実は、合気道も同じなのです。


合気道の技が人によって説明が違うのも、合気道をする人によって技の見た目が違うのも。


人が変わるから、合気道の技の説明も、技の見た目も違ってくるものなのです。


当然ですよね。


合気道の技をする人が変われば、技に関する考え方も、捉え方も、説明の仕方も、何もかもが変わるのですから。


でも。誰が入身転換をしても、諸手取り立ち技の呼吸法をしても、正面打ちの入り身投げをしても、合気道の技になるのです。


・どれだけ熱意をもって稽古しているのか?
・習熟の度合いどんなことを大事にして稽古しているのか?
・あなたに伝えたいことは何なのか?


などなどが変われば、それは教え方も変わるってもんです。


入り身転換一つとっても、「呼吸」「立ち方」「姿勢」「手の指の開き方」「手を出す高さ」・・・など、重視すべきポイントが数えきれないくらいあるのですもの。


つまり。合気道の指導を受けたり、先生が模範してくれる合気道の技を見るときには。


合気道の指導を受けるとき、指導してくれる先生が何を大切にしているのか?


これを意識しながら技の指導を受けると、指導者によって技の説明や見た目が違うということで混乱しなくなるのではないかと思います。


もし、あなたが合気道の指導をする機会があるなら、何をポイントにして技の解説をしているのかと言うことを明確にしながら解説するようにしてあげてください。


個性があるのですから、みんな違って良いと思います。


合気道の技は、優劣を競うものではありません。


優劣を競わないのですから、本来は「○○の技がうまい」「○○の技が下手」とかそういう概念がありません。


「○○でなければいけない」と言う概念すらも合気道にはないのです。


重要なのは、説明の仕方が違ったり、技の見た目が違うと言うことではありません。


大切なことは。


誰が説明しても、誰がやってもその技になるのはなぜか?と言う本質を掴む稽古をすることが重要なのです。


と言うと、「その本質ってなんですか?」って声が聞こえてきそうですが。


うぉ~ん。今日は長くなったのでここまで!またの機会に、お伝えしますね。













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