バランスの良い正座の仕方
正しい座り方をすれば足は痺れにくくなる
現代の日本であまり正座をする機会はなくなってきています。
正座をする機会として私が思いつくのはお葬式や法事の時ですが、最近では法事でも椅子に座って行うなど、正座をする機会は益々なくなってきています。
家でもソファや椅子がある為、わざわざ正座をして家でくつろぐ人なんていないのではないでしょうか。
足がしびれるし、体勢的にも何か落ち着かない正座。
では、その正座のメリットとはなんでしょうか?
正座のメリットとは?
●気持ちが落ち着く 精神統一
●姿勢が良くなる
日々忙しい近年、心を落ち着かせる為に瞑想や精神統一を日々の生活に取り入れている方も多くいます。
その際に、椅子に座るより、あぐらをかくより、正座をし瞑想や精神統一をおこなった方が気持ちもより落ち着かせる事ができます。
体と気持ちの両方が整って初めて気持ちを落ち着かせる事ができるのではないでしょうか?
私がやっている武道の世界では、常に正座で稽古を行います。
正座で礼をし、礼に終わる。
武道も仕事もプライベートも全てに共通するのがメンタルの部分だと思います。
正しい正座のやり方
正座もやり方が悪いとすぐに足が痺れてしまったり、姿勢が悪い状態で正座を行う事になってしまいます。
大切なのは体重のかけ方。
座り方を意識するだけで、正座の姿勢が良くなり、足の痺れも軽減されます。
①膝立ちをします。
無駄な力は入れず、リラックスしておこないます。
②膝立ちから、ゆっくりお尻を降ろしていきます。
この時、床に密着していた膝の関節部分への意識を切らさない様に。
お尻が踵に着く所まで降ろしますが、どっしりと完全に降ろさない様にします。
お尻と踵の間に紙が1枚入るくらいのイメージで降ろすと良いでしょう
③後ろ足は、右足が左足の上にくる様に。
これは武道的になりますが、正座から立ち上が際に最初の一歩が右足からになります。
右足を上にやる事で、最初の一歩の右足が痺れるのを防ぎます。
正座をして姿勢が悪くなったり、足が痺れるのは正座の体重のかけ方が悪い為です。
正座の姿勢が悪い人は、だいたいが後ろ側へ体重が寄り気味の傾向にあります。
膝立ちからの正座で、意識するところを少し変えるだけで、正座の姿勢や足の痺れは軽減されます。
瞑想の時、正座をしないといけないシチュエーションでは、是非この正座の方法を試してみて下さい。
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